逆算して抱卵で挑むモザイク号・・・東日本稚内GN
5月10日はメインイベントである北海道稚内から群馬県高崎市の当舎まで1039Kを飛翔する東日本稚内グランドナショナルレースに満二歳【10年生】の「モザイク号」♂が挑みます。「モザイク号」の延べ飛翔距離は3000K以上。
現在は持寄りに向け体調回復から次第に調整へと進んでます。700K翌朝帰りの疲れは抜けつつ、体内に残る見えない雑菌はほぼ消滅しつつあると推測してます。
先般行われた700Kレースへの往路は下のトラックで運搬され、群馬県~仙台港~フェリー~室蘭~北海道・北吉原まで、3泊の長旅をコンテナの中で過ごし、レース鳩たちにとってはストレスがあったと想われます。
現地・北吉原では北海道の皆さんが厳寒の中、早朝にも関わらず放鳩に立合って下さり感謝にたえません。未だお目にかかったことがないのに私たちの地区ナショナルレース放鳩に、ご尽力いただき本当に有難いことです。いつか、群馬の銘酒をお注ぎたい心境です。
お陰様で、午前6時20分の放鳩後は旋回することもなく、一団で南下したとのこと。広大な内浦湾~津軽海峡~本州に入り青森県~群馬県へと自力でゴールを目指しましたが、「モザイク号」は距離717Kを翌朝到着。見た目に疲労はあまりなさそうでした。
ところで、若き日、ミュニイェ系で稚内を3回帰しましたが、その頃は特別な調整をしなかったです。
しかし、今年は抱卵で挑みます。GNの持寄は5月6日(日)。あと20日間が飼育者にとって勝負です。抱卵での参加は日数が肝心で、今回、抱卵10日目で持寄る予定にしてます。果たして計算通りに行くでしょうか。持寄りまで静かな環境作りに専念します。
一般的に交配してから2卵の抱卵が始まるのは7日~10日後と考え、今回5月6日が抱卵10日目になるには、逆算して4月18日に交配する必要があります。
モザイク号は自身の巣房を持ち、交配♀を迎える準備は、すでにスタンバイの状態です。相手は以前に交配した♀です。
交配予定日である4月18日の午前中、巣房の右側の巣皿があるところへ♀を入れ、少しの間、互いが見える興奮状態にしてから中の仕切りを開けます。後は自然の法則に任せ、2卵産み終えるのは4月26日前後と想われます。
そして、モザイク号が午前9時から午後3時まで抱卵するとして、舎外運動は午前6時と午後3時過ぎの2回。天候次第ですが、5月1日、3日、5日の3回を早朝15Kほどの近距離訓練を単羽放鳩で予定してます。 【カッキー燃えてます。】
餌は質の良いトウモロコシ、メイプル、ほんの少しの菜種が中心で、馬力があって軽く仕上げたいものです。3日に一度位、飲料水にビタミンを少量入れます。
モザイク号♂の系統は父=はと鳩舎作翔ホープGN号。その名の通りGNを実現できるでしょうか。ホープGN号の母「GNⅢ号」は、たぶん弟鳩舎作翔で稚内GNを3回記録です。
母=「スチール号×ジャンヌオルレアン号直仔」。「モザイク号」が稚内GNでスピードある飛翔を実現するため、飼育者は持寄り日まで頑張ります。
【追伸、モザイク号の配合♀は4月28日に第1卵を産んだので、持寄り時点では抱卵8日目となります。レース日は抱卵12日目です。】
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