カテゴリー「持寄り前の調整」の3件の記事

2008年4月26日 (土)

良き友は良きライバル

 愛鳥週間が始まる5月10日は北海道北部に位置する羽幌から西関東チャンピオンレースが開催されます。その距離900K~1000Kで、早朝に放されるレース鳩たちは、日本海側を一路南下し、4~5時間して大きな難所である津軽海峡を自力で飛び越えなくてはなりません。このレースに当舎から4羽の鳩が参加します。

 写真右から2番目の鳩BC♀は先日のグランプリで連合会3位となり、すでに900Kを2回経験し、津軽海峡を5回飛び越えてます。血統は「たぶん弟鳩舎及び村田鳩舎共同作」の孫でドイツ・トレスコー110番の血を引いてます。

 そのすぐ左のB♂も900Kを1回飛んでおり、津軽海峡を3回飛び越えてます。血統は茨城・高塚鳩舎のミラクルクイーン・稚内クイーンの血を引いてます。

 右端のBCW♂は先日のグランプリを悪天候3日目朝帰還し、血統は埼玉・名前のない鳩鳩舎フォルケンスと岐阜・香山鳩舎オルハンミラーの血です。津軽海峡越えを1回経験してます。左端のBCW♀は香山鳩舎ファンローン・セレクトエースで、同じくグランプリを経験し、津軽海峡越えを1回経験してます。すでにグランプリの疲れは抜けて元気に舎外してます。

 羽幌から北海道の南端まで陸地を飛んで来た鳩たちは、いよいよ津軽海峡を目前にして、大きな試練が待ち構えています。それは大海原を飛び越える勇気と帰巣本能による強靭な意思、ここでこそ先祖から受け継いだ血統が蘇えり、果敢にも海越えを決行させるのです。

 海峡は気流が激しく、強靭な精神力とエネルギーに満ちた体力がなくては渡り切れぬ絶体絶命の断崖に到達。遥か遠くに見える青森県の山々をめざし海上を飛び越える命がけの飛翔は、孤独の中にあって厳しいレース鳩本来の宿命でしょう。

 無事に青森県に渡れば、後はいかに直線上を飛んで自鳩舎に向かうかが分速を競う鍵となり、スピードに乗ればその日の夕刻に懐かしい古巣への到着も夢ではありません。当日帰還となれば成績上位は間違いないでしょう。

P1020457  極秘ですが、私は戦略として訓練は行ないません。今までのレースがすべて理想的な訓練であったと思うからです。その代わり、調整のために20分~30分程度の舎外を可能な限り朝、昼、夕方の3回行います。鳩舎内を薄暗くして落着かせ、飼い主も必要以外は出入りしません。成鳩には巣房を持たせてあります。整腸作用にレッドストーンを与えてます。

  ところで、西関東チャンピオンレースは広域の東日本チャンピオンレースと同時放鳩の可能性があるので、インターネットで知りえた浅間山さん、常念の麓さん、名前のない鳩さん、ミストラルさん、ムニエルさん、ヤンアールデン愛好家さんを始めとして、多くの親しい鳩友たちとこの日は勝負することになります。

 良き友は良きライバルです。果たして美酒をいただくのは誰でしょうか。皆、内心では自分だと思ってるようです。

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2008年4月14日 (月)

自分の卵を忘れなかったグランプリ帰還鳩

 今年サミットが開催される北海道・洞爺湖の東に位置する北吉原を放鳩地として今回行なわれた西関東グランプリレースで、当舎の鳩は4羽帰還しました。群馬高崎までの距離は717キロ、天候不順の中、3日目朝までよく帰還し頑張りました。

 若鳩は2羽帰還し、1羽は香山鳩舎のファンローン×セレクトエースです。もう1羽は名前のない鳩鳩舎のフォルケンス×当舎のオルハンミラーです。これらの若鳩は来春東日本CHを狙う予定です。

 今回のグランプリ当舎1番手到着は翌朝6時30分で、もう一歩で当日帰れたことになります。ゴールを目前にして日没となり、どこかの屋根に舞い降り羽根を休めたのでしょう。1番手の鳩は♀。群馬「たぶん弟」鳩舎と「村田」鳩舎共同作出の孫で、当地では有名なトレスコー110番の血を伝える血統です。この鳩はすでに羽幌900Kを2回飛翔しており、津軽海峡横断は今回で5回経験したことになります。

 2番手は翌日が雨のため3日目早朝帰還で、すべて茨城・高塚鳩舎の血統です。稚内クィーン号やミラクルクィーン号を先祖に持つ長距離の血と考えられます。この鳩は♂で一昨年羽幌900Kを飛翔し、津軽海峡横断は今回で3回経験しました。

  実はこの2羽は番になっており、グランプリでは抱卵1週間ほどの状態で参加しました。結果的にはこれが良かったのかもしれません。これについて数日前のブログで期待してる旨を書きました。大切な自分の卵を忘れることなく、2羽とも帰還すると、交互に巣房に入り温めを再開したのです。

  帰還した番にとって【この体験はきっと大切でしょう。】

 これこそはレース鳩の帰巣本能を示す自然な姿ではないかと思います。心配な巣房の卵を一途に飛んできた姿には涙が出るほどです。この効果が出たのでしょうか。♀BCはグランプリ総合9位になりました。

 少し可哀想ではありますが、私はその卵を本日、偽卵に換えました。

 実は私にとって、夢である「稚内グランドナショナル1000Kレース」に、この2羽を参加させる予定です。幾度となく津軽海峡横断を経験しており、しかも番であるという千歳一遇のチャンス。今回のグランプリ同様に抱卵での参加を考えてるからです。

 果たして写真の看板に掲げたように夢は叶うでしょうか。飼い主としてやるべきことはやってみます。

 そのためには現在抱いてる偽卵をいつ抜くかが大きなポイントで、卵を抜いて8日経過すれば、再び産卵するとして、「グランド持寄り日を抱卵10日目」にしたいのです。

 持寄り日は5月6日ですので、10日前の4月27日に産卵させなくてはなりません。そうすると4月18日の朝、現在抱卵してる偽卵を抜くことになります。

 鳩レースはすべて距離や時間という数字により結果が出ると考えれば、偽卵を抜く日数計算にも意味があるかもしれない。

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2008年4月 8日 (火)

西関東グランプリレースへの調整

 いよいよ春季レースも佳境に入ってきました。今週末の12日(土)には西関東グランプリレースが実施されます。

 放鳩地は北海道・北吉原から西関東まで公称飛翔距離700K。参加するレース鳩は上州地区連盟、西埼玉地区連盟、上武地区連盟傘下の16連合会に所属するいずれも俊鳩たち。すべての鳩はすでに本州でのレースをこなし、明日の夕刻、北海道に向けてコンテナ輸送されます。

 3地区グランプリの帰還地は今までのレースと異なり、西は群馬県西部の安中・富岡方面から東は埼玉県南部の上尾、川越方面までの広範囲となります。

 このため、北海道から南下し福島県あるいは山形県南部まで飛んできた鳩たちは関東を目前にして、そこから自鳩舎に向けて「いかに直線上を飛んで帰還するか」が分速を上げる鍵となります。

 左の衛星写真に大きな湖が2つあります。左は洞爺湖、右上は支笏湖です。洞爺湖の東で支笏湖の南に小さな湖の倶多楽湖があります。その東10キロほどの海岸に放鳩地の北吉原は位置します。今年は洞爺湖サミットが開催され、平和を願うには相応しい放鳩地でしょう。

 そこから群馬県高崎市の当舎を直線で結ぶと東北地方中央部から西寄りになります。このため津軽海峡を渡った後、飛翔高度を上げ山岳地帯に突入しなければ、直線上から離れてしまい、分速は上がらないことになります。これには天気が大きく影響し、飛びやすい気圧配置に恵まれれば、山岳地帯突入が期待できます。

 これに関して、岐阜在住の香山鳩舎訪問の折、氏の「レース鳩には高所からの訓練によって高度を飛ぶことを覚えさせなければならない」と話されたことが常に脳裏に焼きついてます。

 今回グランプリに参加する当舎の鳩は、群馬・たぶん弟鳩舎系統900K記録鳩、茨城・高塚鳩舎系統900K記録鳩の成鳩2羽、それに高塚鳩舎系の若鳩3羽、岐阜・香山鳩舎系若鳩3羽の500K経験若鳩6羽の合計8羽です。

 明日9日は持寄り、今日と明日は鳩舎内で落着いて過ごさせます。幸か不幸か900K経験鳩は♂♀で番になっており、持寄り時点で抱卵1週間目です。これがどう出るかも一つの楽しみです。 

  なお、今回は中間訓練をせず舎外運動のみで調整し、午前、午後、及び可能な時は日中も実施してみました。餌は少しずつ与え、回数を増やしてみました。いかに燃料を満タンにできるかも飼い主の腕でしょうか。

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