カテゴリー「親の役割」の3件の記事

2018年1月15日 (月)

才能は遺伝より、親が子供に与える環境から

2【家の天井に設置できる雲梯】

 昔、城を攻めるとき長い梯子を横にして、ぶら下がりながら敵陣に侵入したことが雲梯=monkey barsの起源と推測できます。今では、梯子は大工さんが使うことが中心でも、実は私も梯子は時々使います。それは庭木の剪定や鳩舎の修理、柿や梅を捥ぐ時、また、屋根に登るときなどです。梯子がなければ次の仕事が成り立ちません。
 
 当初、私が梯子を用意した目的は防災のためであり、煙で二階から階段を使って一階へ逃げられなくなったとき外に梯子を下ろし、避難の手助けとして確保しました。
 
 梯子の利用は昔から人間にとって作業と命に密接に関連し、どれ程、便利であったか計りしれません。本格的な登山ルートには岩に梯子が設置してあります。
 
P1010072【夏季、サルスベリに梯子をかけて蟻の駆除】
 
 ところで、水泳女子日本のホープ池江選手は16才でリオ・オリンピックに出場という誠に優れた現役高校生です。彼女がこのように卓越した水泳選手になった基盤は「母が幼いときから雲梯を娘さんに取り入れた」話は有名です。母は幼児教育の専門家で、雲梯が身体に及ぼす効力と握力が増すことから脳に良いと、以前より雲梯の価値を見出してたといわれます。
 
 そして、池江選手が小さいとき、大工さんに家の中に雲梯を作ってもらい、彼女にとって雲梯することが生活の一部になり、結果的に手足が極めて長く、肩甲骨の柔軟性と強靭さ、肺の広がり、背骨がまっすぐに成長し続け、成長期に継続したことが水泳にとても有利な体型になったと考えられてます。
 
 彼女の身長は170㎝で両手を広げた長さは、実に184㎝とのことです。一般的に、この両方の数値はほぼ同じです。それが両手を広げて14㎝も身長より長いとは水をかく水泳にとってこれほど有利なことはないでしょう。
 
001
 
 私はこの話を知って、親とは、子供に対し「まじめにやりなさい、一生懸命やりなさい、もっと頑張りなさい」ではなく、【親自身が幼い子供の将来ために何がよいかを真剣に考え実践すること】こそ親としての役目と改めて感じました。小さな子供は環境的に恵まれれば思いのほか上達します。しかし、子供自身はそれができません。親とは子供の心身成長のため、頭を絞ってよい環境を作ることではないでしょうか。
 
 これは水泳に限ったことでなく、他のスポーツや英語、音楽、絵画など芸術はもとより、あらゆる分野で応用でき、自宅で、あるいは近くで常に鍛練できることがポイントと思います。
 
P1020495【階段の上】
 
 という私も、雲梯ではありませんが、自宅の中にぶら下がって身体を揺すれるところがあります。人間は生を授かって以来、重力によって身体の骨は常に圧迫され続け、高齢期には背骨、腰、膝の関節は曲がったり縮まる傾向です。これとは逆に重力に影響されない「ぶら下がり」は背骨と関節の健康にとても良く、副産物として姿勢の向上が期待できます。これは取りも直さず、アンティエイジングに結びつくのではないでしょうか。
 

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2008年10月 1日 (水)

君子蘭から学ぶ親離れ子離れ

219    3年前に隣りのTさんから戴いた君子蘭は毎年早春にご覧のような開花をプレゼントしてくれ心が和みます。この時季、あまり花のないということもあって、この世の美しさとは思えないほどの品格を表現し、同時に「もっと明るく生きよ」と、私を励ましてるようです。眺めていると、大物の雰囲気が漂います。

 君子蘭の習性として根元に子供がたくさん増えます。変わった子孫繁栄の植物です。原産地は南アフリカらしいので、寒い季節には温室で過ごすか、家の中に入れて世話します。

 左の写真は最近の姿で、ご覧のように根の周りに子供が10株ほど所狭しと生え、おしくら饅頭、立錐の余地もありません。このため昨日、株分けしそれぞれ独立させてやりました。親はほっとし肩の荷が下りたことでしょう。

 初めての株分けはどのようにしてよいやら分かりませんでした。腕ずくで分けようとしても根は簡単に引き裂けません。親子の絆は強いようです。私の力ではどうにもなりません。可哀想でしたが、仕方になく、鋸で分割したら、比較的簡単に分けられました。思いのほか子供の数が多かったです。

 ついに親子訣別の瞬間。根がしっかりついてる6本を選び、君子蘭用の土を入れた植木鉢に1本ずつ植えました。1日経過し、本日見た限りでは葉が萎れてる感じがありません。半日陰の場所に置き、乾いたら水をやりながら見守ります。果たして、近未来はすべて咲くでしょうか。こんなことでも夢があるものです。

 いずれ、これらにもそれぞれ子供が生えてくると思うと、生命の永遠性を感じざるを得ません。大きな葉で光合成を行い、考えられないくらい長い年月、命を繋げていくのでしょう。

 一方、人間の親離れ子離れについてはどうでしょう。事情や親子の性格にもよりますが、抵抗なくスムースに行く場合と、いつになっても相互依存度が高く、親離れ子離れできない関係もあるでしょう。気持ちの上での独立心と経済の一本立ちが人生の基本と考えると20代のうちに親離れさせたいものです。同居してるか、してないかの問題ではなく、心の持ち方を指します。

 翻って私は親にべったりだったでしょう。学校が県内だったこともあり、常に親元から通いました。今となってみると6人兄弟の末っ子で周りから可愛がられて育ち精神的にひ弱だったようです。しかし、学校を卒業するや否や海外勤務となり、今までと180度の転換でした。親への依存から脱皮する良い機会だったと思います。

 私には2人の娘がいます。長女は横浜に嫁ぎ、27歳の次女Marie Persimmon Marshは独立して今日で1年目です。家からいくらでも通勤できるアルカーサル迎賓館高崎に勤務してますが、独立してやってみたいとのこと。当初、私は反対しました。しかし、今となっては逞しくなり、精神面で心配なくなりました。

 母を亡くした辛い気持ちを転換させ、仕事に専念へと切り換えることができたようです。これは高校時代、陸上競技部に所属し、リレーのアンカーに選ばれ、並みいる強豪の中、県で3位になったことがその後の自信につながってると考えられます。100mハードル自己ベストの数値を車のナンバーにしているのは、今でもこれを誇りにしている表れでしょう。

 短距離走と仕事は母親譲り、母は和歌山国体で群馬県選手として100mに出場、その後、教員となって校長で頑張りました。精神力は母親に似ているようです。

 ところで、親離れについては、君子蘭はもとより動物などのほうが人間より早く、多くは子供のうちに親から離れます。一人立ちは人間より逞しいようですね。

 レース鳩は卵から孵って1ヶ月以内に自分で餌を食べるようになり、完全に親から離れます。40日ほどで猛禽類のいる危険な大空を飛ぶようになります。愛犬「コロ」は埼玉県本庄市の柴犬専門犬舎で親と別れ、私の家族になりましたが、今では親の存在をすっかり忘れているようで、毎日幸せそうです。 

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2008年6月 3日 (火)

朝食に関する驚くべき数字

 群馬県高崎市のアンケートによると、毎日朝食を食べない子供は公立保育所園児8%、小学5年生3.9%、中学2年生4.2%となってます。

  食べない原因として、児童の保護者6.7%が「朝食を用意してないから」と回答、また、保護者自身も10.4%が「食べない」と答えてるそうです。

 なぜ、親が子供に朝食を用意しないのか、こんな驚きはありません。親は将来ある子供に一日の始まりである朝食をしっかりとらせ、心身ともに健やかに育てる責任があります。

 一方、成人しても朝食を取らない人の割合は下記の通りで、これまた驚愕の数字です。

 一般的に、20代で男性の3人に1人、女性の5人に1人といわれ、一人暮らしになると一段と深刻になり、20代で男性の3人に2人、女性の3人に1人が朝食抜きです。なお、飲物と菓子、栄養補助食品などだけで済ますのは朝食とは考えません。

 朝食の役割を考えてみました。

 1、睡眠中に低下した体温を回復し、身体活動を活発にする。

 2、基礎代謝が上がって脂肪が分解され、肥満や糖尿病の危険性が減る。

 3、脳のエネルギーである糖質を補給し、仕事や勉強など知的活動を盛んにする。

 4、ホルモンや酵素の働きを促進し、一日の生体リズムを整え、倦怠感や便秘を解消する。

 5、昼食と夕食のみでは栄養素を十分に補えない。

 朝起きても朝食を食べたくない人は、空腹感が起こるよう生活習慣を整える必要があります。それには夜更かししないこと、夜食を食べないこと、早寝早起きの生活習慣を身につけることでしょう。【朝、どんなに忙しくても、お腹が空いてれば必ず食べます。】

 量については朝食は多めで、卵や納豆など蛋白質を摂取し、ご飯と味噌汁など温かな料理が向いてると思います。昼食と夕食は少な目がいいと思います。

 ところで、21世紀に入り世界は急激な人口増加に向かってます。現在60億人と言われる人口に対し、温暖化の結果、すでに食料は不足し始めてます。今後は、どうなるでしょう。

  このように、もうすでに始まってる食糧危機は人類の大問題です。日本でも最近は食料価格がいろいろ高騰してます。日本の食料自給率は僅かに39%で、多くの食品を海外に依存し、自給率は先進国の中では最低水準です。

 その中にあって日本人の主食である米だけは100%自給できてるのは先人のお陰です。朝食は一日の始まり、「今日も頑張ろう」と家族で楽しくいただきたいものです。 

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