温度調節できる鳩舎に・・・夜間の低温はマイナス
【ランボー号の二重近親であり、ミス・バルセロナ号の二重近親でもある。性格は自己主張が強い♂・・・ピジョンクレージー鳩舎作】
当地群馬県も一年の内で最も寒い日々が続いてます。あと1ヶ月は、特に夜半から日の出前にかけて、鳩舎内も氷点下となり、飲水器の水のみならず糞が凍るほどです。寒暖計を舎内に設置すれば、その低さに驚きます。
レース鳩の体温は【昼40°夜36°】といわれ、一般的に寒さに強いと考えられてます。しかし、それは大空を飛翔するために備わってる体温であり、鳩舎内でじっとしてる1月~2月の夜間・氷点下の室温は、体調維持にマイナスであっても、プラスはないでしょう。特に脚は毛で覆われてないので夜間は体温が下がると考えられます。
夏季の暑いとき、及び飛翔中は脚がラジエタ―の役目をし、体温を「下げて」調節すると考えられます。
鳩舎見学された方や獣医さんも、当舎の選手鳩鳩舎の窓の面積が小さいのではないかと指摘を頂くことがあります。もちろん、小さいことは私の考えでそうしてます。
しかし、夏季は北側に開閉できる窓があり、鳩舎の外壁と内壁の中、及び天井に断熱材を入れてます。また、二階の床と一階の天井の一部は小さなスノコで空気を流通をさせてます。空気の流れは横のみでなく、上下もあるからです。
東の窓は内側から閉められる構造です。ですから、早朝に鳩舎に入っても寒くありません。
ところで、連合会の訓練はすでに開始され、次回は日光霧降高原80Kです。レース鳩が鳩舎内にいるときは「猛禽によるストレス」から精神的に解放させたり、「身体を温かい状態」に維持し、次の訓練やレースのために「巣房に対する愛着」と「エネルギー蓄積」が必須でしょう。
このため、夜間~日の出前における鳩舎内の極端な低温は体力を消耗してしまい不利と考えます。人間とレース鳩は異なっても、もし、私たちが小さな窓を開けたまま就寝すれば朝になって風邪の状態です。
このようなことから厳寒期は、レース鳩の体力温存に夜間の窓を閉じておいた方が有利と考えてます。
これは1階の種鳩鳩舎の出窓です。こちらは窓のすべてを閉めないです。鳩は自ら奥の寒くない方へ身を寄せてます。この行動を見ても、寒さを嫌うようです。
特に選手鳩はコンディション作りが大切なので、一年中同じ構造でなく、温度変化に対応できる鳩舎構造を試みてます。
コンディションづくりは舎内を適温環境にする他に、腸の状態を健康に保つため、時には薬を使用したり、餌に試行錯誤でいろいろ塗してます。いじり過ぎてはならず、何もしなくては平凡な成績となり、実に深遠なレース鳩飼育です。
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