自転車の前輪が段差にスリップして転倒
先日、雨上がりに自転車でお使いに行く途中、転倒してしまいました。こんなことは今までありません。
車道から歩道へ入ろうとしたら15センチほどコンクリート製の斜めの段差があり、これに前輪が前へ滑って左に転倒しました。雨上がりで濡れてました。自損事故だったので不幸中の幸いでしたが、一般道のため多くの人に目撃されたと思います。
両手でハンドルをしっかり握っていたのですが、滑るとどうにもならないものです。自転車以外の日常生活でも滑ることは危険です。
この写真を良く見ると、段差の低い部分のコンクリートが平らでなく丸みを帯びてます。ここへ斜めに自転車のタイヤが乗り上げ、タイヤは上の方に向かってスリップしました。
転倒と同時に路面に左手をつき、左膝も打ちました。それでも、すぐに立ち上がり、目的地であるスーパーに行ってから手袋を外そうと思ったら、手袋の上から血が滲んでいるのが分かりました。手のひらの真ん中の1センチ四方が皮がむけ痛いです。
そのままスーパーで用を足してから、医者に行こうとしたら私の倉賀野町には外科がありません。仕方なく近くのかかりつけの内科に行ったら「窓口では、ここは外科ではないですが、先生に訊いてみます。」とのこと。結局、治療してもらえ助かりました。
天気の良い日のサイクリングは楽しいものです。高校生時代は友人数人と倉賀野から浅間山の「峰の茶屋」まで行きました。往きは長野原経由で長野原駅近くで一泊し、帰路は軽井沢から碓氷峠を下りました。
近年の遠征では、「島村の渡し」まで利根川沿いを漕ぎました。往復60キロあっても、特に滑ったこともなく危険なこともありませんでしたが、自転車は便利であっても、条件が揃わないと倒れることを今回改めて痛感です。
それは二輪による遠心力の働きの許容範囲であれば倒れません。この範囲を車体と人の重心が飛び出すと転倒です。また、今回のように段差が斜めの場所もバランスを崩しやすく、雨上がりで濡れているときもスリップしやすいです。そのつもりで見ると段差は急な傾斜のものが多いです。
自転車は明治初期にヨーロッパから日本へ入り、その後、日本で生産されるようになったと伝えられます。近くに行くには歩きの5倍ほどのスピードあり、苦労せずに早く目的地に着くことから本当に優れものです。
この利点を大いに活用すべきであっても、元々、遠心力と重心のバランスで成り立つ2輪であることと、タイヤはカーブや斜めの路面ではスリップしやすいことを肝に銘じました。見方を変えれば、自転車に乗ることはサーカスのようなものです。私の亡き母のように人によっては生涯、自転車には乗らなかった人もいます。
最近はこのように、端に丸みもなく、スリップ止めの段差が使われ始めてます。これなら自転車のスリップはかなり防げるでしょう。
今回は転倒したところへ他車が来なかったことや、人に怪我を負わせなかったことに安堵です。
反省する点は「やや、スピードが出ていたまま」で「段差の上を斜めに渡ろうとしてこと」です。怪我は回復に向かっています。お互いに、自転車で段差を通過するときは気をつけましょう。
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