カテゴリー「我が家の仕来たり」の3件の記事

2016年12月19日 (月)

餅つきと災害時に備え「かまど」を購入

P1020133【新たなかまどを購入し年末の餅つき大会に備える】

 両親の影響を受け、10才頃より毎年、年末に餅つきをしてきたことから、正に「昔取った杵柄」で、私には餅つきの要領が身体に浸み込んでます。それは杵が臼に入ったときの響きが「ドスン」と餅に当たり、地響きするほどです。特に力を入れるのではなく、杵を持ち上げる動作と、下ろす動作の違いです。多くの方々の搗き方を見ると、杵を持ち上げるときと下ろすときの動作が同じです。
 
Photo【搗き終わったあと瞬時に右手を伸ばす】
 
 ポイントは次の通りです。
 
 【杵を持ち上げるときは上の写真のように右手と左手の間隔があきます。しかし、杵を下ろすときは瞬時に右手を滑らせて左手首まで持ってきます。これで杵に加速が加わり、凄い威力になり、力強い響きでよく搗けてることが感じ取れます。杵自体の重量を生かします。】
 
 餅米を蒸かす道具一式は最初の写真で、下からかまど(へっついともいう)、お湯を沸かすお釜、餅米を蒸かす「蒸かし」です。一回に蒸かす量は2Kgです。昨年まではキッチンのガスで蒸かしてましたが、今年から昔風のかまどの火力で蒸かします。本日、実際に火を燃し試してみました。お釜全体に火が届くため、思いのほか早く沸騰です。
 
 私の家には不要の角材や板がたくさんあるので、燃料には事欠きません。それは長年に亘り、鳩舎を作っては壊してることから、今でも処置に困ってる木材がたくさんあります。これを有効利用すれば、餅米を蒸かしても有り余ります。
 
P1020139【実際に火を燃してお湯を沸騰】
 
 すぐに湯気が立ち上り、お勝手のガスとは火力が雲泥の差です。お湯は5分ほどで、ぼこぼこ音を立て煮えくり返り、ご覧の通り、湯気がたくさん出ました。
 
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 湯気によって蒸かすという料理法は大昔に私たちの先祖が体験しつつ知り得た知恵なのでしょう。これは蒸気機関車をも動かす力になります。
 
 昨年から娘たち、親戚、近所の方々をも一緒で、代わる代わるペッタンこ、そして手返しです。ここに「協力」、「真剣」、「笑い」、「美味しい」、「交流」という人間関係にとって大切な基本が生まれます。また、小さな子供たちが餅つきを体験することで、これはしっかり脳裏に焼きつくことでしょう。
 
Photo_2
 
 ところで、現在人の生活は水道、ガス、電気の供給により「ライフラインが保たれ」、また、コンビニにより生活必需品がすぐ手に入ります。しかし、大雪に見舞われたり、大地震、洪水などに災害時には流通がストップすることから、多くの人がすぐ食事に困ります。
 
 カップラーメンや各種の保存食を常備してても、お湯がなければ食べられないものばかりです。このとき、上の写真のような「かまど」があればお湯が湧かせます。運良く私の家には両親が残してくれた井戸があるので「火と水」はいつでも準備できてます。写真のような「かまど」はホームセンターにも殆どありません。しかし、いざというときに役立つ筈なので、用意したらいかがでしょう。私は大切に保存し、子々孫々に残します。
P1020135
 この中に餅米を入れます。蓋をして、たくさん蒸気が出れば蒸けた証拠です。臼に入れ、熱いうちに搗きます。搗けたら「辛味餅」にし、参加者全員で食べます。
 
 

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2014年12月15日 (月)

両親は亡き後まで子供に影響を与える

P1060010 【昭和初期の建設日付が刻まれてる屋敷内にある稲荷様】

 本日、12月15日は昔から父が屋敷祭りをしました。この日が来ると半紙を切って篠に挟み、オンベロを作り、石でできた小さな祠に尾頭付き鰯を供え、確かその他の食べ物も供え、ろうそくに灯をともし、屋敷に感謝していた父の姿が脳裏に浮かびます。何のためにこの年中行事をこの時季に行っていたのか、生前によく聞いておけばよかったと悔やまれます。

 若気の至りで、このような仕来たりに関心を示さなかった私ですが、今では父の年齢になり、家屋敷に対し、年末に感謝の気持ちを表すことは必然なことと悟ってます。

 私には娘が二人おり、すでに独立してることから、平素は一人で家内外の管理をしてます。特に今年は生まれて初めて地続きの土地を12坪購入し、数年前の官地5坪の払い下げと合わせ、私の代になって17坪増えました。

 土地は相続して次代に引き継がねばなりません。しかし、今の時代はたとえ男児がいても引き継ぐかどうかは分からない時代で、ましてや、娘のみの我が家はどうなるか心配ですが、しばらくは今のまま独立して借家に住んでいても、遠い将来は相続し家を守ってもらいたいものです。

P1050290【生まれて初めて購入した隣接地】

 生前の母曰く「地続きの土地は価値があるので借金してでも買え、と昔から言われていたよ。」との言葉を思い出し、金額も張ることから幾分か迷っていた私の背中を亡き母がポンと押してくれました。

 通常、私たちは隣接地を購入することは不可能です。それは他人の家が建って場合があるからです。隣接地が買えるのは生涯に1回あればラッキーな方でしょう。今回、今まであった木造アパートが急遽、取り壊され、空き地になったその瞬間に「母の言葉」が思い出されました。

 この千載一遇のチャンスを捉えたのは亡き母のお陰でしかありません。不思議です。この世にいなくても「親とは子供に大きな決心をさせるもの」です。

P1060014_2 【21世紀と共に建てた家】

 ところで、「屋敷祭り」は私の群馬県で広く行われてる行事です。全国的にもあるでしょうが、群馬には屋敷の隅に祠がある家が多くあります。中にキツネの姿をした像が年間を通じて飾られます。

 私の屋敷については、今後、おそらく2月頃、新規に購入した土地の周囲に焼きべスロック塀を作る予定で、完成後は実のなる植物を植え、四季折々の風情を楽しみ、小鳥が集まる森のようにしたい夢があります。 

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2009年12月15日 (火)

一年の無事を感謝し屋敷まつりを行う

 私の家では、ご覧のような稲荷様が屋敷の東の位置に南向きに祀ってあります。私が誕生するまで父は商売が軌道に乗り経済的に安定してたようで、この稲荷様も近くの石屋さんに掘ってもらったとのことです。本日12月15日は我が家の屋敷まつりです。

 昭和元年前後の昔ですから手彫りです。裏面には父の名と建設年月日が彫ってあっても85年も経過し判読は難しい状態になってます。それでも紋付で石造りのため現在でも屋敷の守護神として、両親から私に世代交代しても見守ってくれてます。

 父と私は年齢差が50才もあるので、一緒に手をつないだり、どこかに連れてってもらった記憶は殆どありません。唯一脳裏に刻まれてることは5才頃の夏、近くの烏川に連れてってもらい父が亀のようになり私が背中に乗って水面を泳いだ記憶がおぼろげにあります。あとは父といえば金物屋兼雑貨屋として、お店でお茶を量り売りしていた姿などが思い出されます。

 東京オリンピックの年に、それまで永く住んでた土地を高崎信用金庫に売り、現在の地に移りました。おもしろいことにその高崎信用金庫が最近、私の家の近くに引っ越してきて便利になってます。

 父が亡くなって早、四半世紀が経過。昔のことを思い出すと子供としてあまり親孝行しなかったことが悔やまれます。私が入学試験に合格したとき本当に喜んでくれ「努力が実を結んだからだ」と言ってくれました。

 今となっては不可能ですが、温泉旅行など連れてってあげたかったです。「親孝行したい時に親は無し」とは私にとって恥ずかしいほど身につまされる諺で、親とは本当にいつまでもいないものと悟りました。

 一方、6人兄弟の末っ子であった私をいろいろ心配してくれたのは母です。入学試練に合格した時は「良かったね」と肩を叩いてくれた感触が今でも忘れられません。はじめての就職でインドに行く時、飛行機が見えなくなるのが嫌だからと見送りに来ませんでした。私が遠い外国に就職するのが辛かったのです。しかし、任務を終え帰国した時は迎えに来てくれ、私が持ってる荷物から手を放しませんでした。赴任してる間ずっと心配し、帰国したので「やれやれ」だったのでしょう。

 こんな両親が生涯かかって手に入れた現在の土地を私が引き継いでることを改めて認識し、改めて感謝するのが、本日の屋敷まつりと思っています。

 稲荷様では、両親に現在一人暮らしであっても健康で暮らしていること、娘たちも健康で仕事に従事してること、屋敷の植え木は春に花いっぱいになることなど感謝するつもりです。

 この他、我が家の年の瀬の仕来たりとして、臼と杵で餅をつくことです。しかし、一人で餅はつけません。捏ねる人が必要です。果たして昔のようにぺったんぺったんと地響きさせて餅をつける日が来るでしょうか。

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