倉賀野から島村の渡しへ往復60Kのサイクリング
天気に恵まれ、私にとっては久々の長距離サイクリングになりました。友人Samuel Toddさんに誘われてのサイクリングは運動不足解消に絶好のチャンスとなり、途中、コンビニで昼食と飲み物をゲットし、目的地は利根川の土手伝いに整備されてるサイクリングロードを走り続け、境町の島村の渡しです。
こんな遠くへは車であっても結構遠方の場所で、この付近には若き日、レース鳩の訓練に来たことがあります。それにしても、サイクリングロードが思いのほか良く整備され、ずっと利根川伝いに走り続ければ太平洋の河口である銚子まで行けそうです。
現代は私たちにとって飽食の環境にあり、どうしても太り気味になりやすい時代です。このため、健康維持には積極的に足腰を鍛えるべきことは分かっていても、きっかけがないと運動はできないものです。幸い登山やサイクリングのオーソリティーSamuel Toddさんに導かれ、往復60キロという一人では到底不可能である距離に 挑戦できました。
ここは「島村の渡し」の休憩所付近で道は良く整備され、ご覧の通り、とても走りやすくなってます。
辺りの景色は群馬県と趣を変え、近くに山は見えず、どこを見ても広々しており、これは埼玉県の特徴と感じます。やはりサイクリングは排気ガスがない空気の良いところを選ぶ必要があります。
驚いたことに、サイクリングロードをすれ違う人たちはかなりいます。殆どが本格的なスポーツ車に乗り、ヘルメットに自転車用のウェアーを身に付け少々派手な出で立ちで、時速25~30Kと思われるスピードで走ってます。
私はせいぜい20K行くか行かないかのスピードです。それでも、平素自転車に乗るようになったからでしょう。Samuel Toddさん曰く「前回よりスピードが出てます。」とのことで、自転車によって以前より足腰が鍛えられてるかもしれません。
ところで、現在は年齢とともに骨粗鬆症=osteoporosisに罹ってる人が増え、65歳以上の女性の50%、80歳以上の男性の50%にその症状が出ていると云われ、これには乳製品や小魚などカルシュームの摂取、及び適度な日光浴、そして意識して骨に負荷を与え運動が必要と考えられます。
今回の私の体験では、膝のすぐ上の大腿部に疲労感が残ります。この疲労感があることがとてもプラスになると言い聞かせてペダルをこぎました。この部分は登山で使う筋肉と丁度同じに感じます。スピードスケートの選手が夏季に自転車で足腰を鍛えてることが頷けます。
こんなことを意識してか、行き交うサイクルストに高齢者が多いのには驚きました。上の写真で偶然出会った方々も私より年配に感じます。皆さんかなり本格的な格好と素晴らしい愛車を持たれてます。行動範囲の広がりとともに、趣味を同じくする人同士がここで出会い、交流してることが分かります。
骨粗鬆症は結果的にLocomotive syndromeとして現れることを考えると、高齢化時代に仲間入りするときこそ、改めて足腰の鍛錬の必要性を認識し、いろいろに挑戦して脳に良い刺激を与えることが肝心要な生き方でしょう。
それにしてもSamuel Toddさんには感謝が堪えません。サイクリングはもとより群馬県内を中心とした登山、外国の方が見えたとき紹介して下さり、英語を話す機会を提供して下さったりで、一人暮らしの私の無味乾燥な生活に潤いを与えてくださいます。職場の同僚として巡り会っことがきっかけで、それ以来、交流をお願いしています。
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