レース鳩月刊誌「ピクトリアル」に掲載される
日本人の鳩舎がイギリスのレース鳩月刊誌「ピクトリアル」の表紙を飾ったのは珍しいことでしょう。世界57ヵ国の競翔家にご覧いただけることは私の人生において歴史に残ることです。
毎月、直輸入してます「ピクトリアル」は大変好都合の読物です。それは私が鳩をこよなく愛し、英語にも興味があるからです。内容はヨーロッパを中心とした血統の紹介、競翔家の紹介、レース鳩管理法、レース結果です。このため、世界のレース鳩情報と英語の勉強を兼ね15年程前から愛読してます。
エリザベス女王陛下も時々表紙に登場されます「ピクトリアル」は大変にカラフルです。女王陛下は昔から愛鳩家として知られ、きっと「ピクトリアル」の愛読者であると思われます。日本鳩レース協会主催の国際レースにおいても、イギリスから日本へ雛を送られレースに参加されました。
その後、国際レースに参加した女王陛下の鳩の孫鳩が鳩友アルカディア鳩舎で飼育されていましたが、近年、私は彼からこの鳩をプレゼントされました。
Anglo-Japanese Friendship Pigeon【日英友好号】と命名したこの鳩を両国親善のために大切に飼育して行くつもりです。
同時に、私が嬉しく思うのは、本当にもしかしてですが、エリザベス女王陛下は日本に私がいることを知っててくださる可能性があります。それは私が今までに三度も「ピクトリアル」の表紙に掲載されたからです。
アルカディアさんの鳩友でオーストラリアのテッド氏はピクトリアルの愛読者らしく「日本人が表紙に掲載されてるけれど、君はこの人を知ってるか」とわざわざコピーを郵送し訊ねてきたそうです。 アルカディアさんは「知ってるどころではない、飲み仲間だ」と答えたそうです。テッド氏は世界は狭いと驚かれたことでしょう。
ところで、3年前に妻を亡くし毎日一人暮らしを余儀なくされてる私は心機一転、ヨーロッパ鳩界ご精通のFragrant Mountain鳩舎【岐阜・香山氏】を通じ、フランス南部モントバーン~オランダ北部間1022k、5796羽中総合優勝したプロンク鳩舎作翔「セレクトスチール号」の導入を決意しました。
これを機会に現在の鳩舎を改築し、井戸水のみを飲料水とし、概して薄暗い鳩舎内、換気の調整可能な機能などレース鳩にとって快適な鳩舎を作りたいと思ってます。
鳩界も高齢化社会を迎えつつある現代、いつまでも楽しくレース鳩を飼育できるために、特に水浴作業は飼育者が立ったまま蛇口を捻れば水が溜まり、栓を抜けば排水できるよう、流しを床から1メートルほどの位置に設置します。
清掃においては塵取りを使用せず、ゴミが床下に落下する構造など、日々の管理で飼育者が腰を痛めない設備に改善します。一方、蚊の侵入を遮断する鳩舎構造は画期的なことでしょう。また、羽数が増えると、どうしても体力的、経済的、環境的に負担が増すので、大型鳩舎化しないで飼育する方針です。
今後も北海道から帰還するレース鳩の育成をめざし、目的達成のため毎日の管理を頑張りたいと思います。それにはインターネットを通じて知りえた全国の鳩友から、優秀なレース鳩作出法や管理法などお知恵を拝借し、人間的な交流もお願いしたいと思っています。究極的にはレース鳩を飼育することで精神の充実を求めています。
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