現職市長が引退表明・・・スタートした高崎市長選
現職市長の松浦幸雄氏(80)は1日の市議会で、来春の高崎市長選に出馬しない考えを表明したと伝えられます。
氏は現在、6期目で現職市長として全国最高齢で、在任期間24年も全国最長となる名物市長といえるでしょう。
「来春3月に開通する北関東自動車道(群馬・高崎~茨城・大洗)を効果的に活用し、商都・高崎の更なる発展を推し進めいてもらいたい」と引退表明されたと報じられてます。
在任中の主な業績は3回にわたる市町村合併の推進、中核都市移行への道筋、高崎駅前再開発などの都市計画、中国・承徳市などと姉妹都市提携、また、映画祭や音楽祭など文化芸術活動に力を注がれました。
氏の引退表明により、高崎市ではいよいよ市長選の火蓋が切られました。
新聞報道によると、これまで正式に立候補を表明してるのは新人2人で、前県立女子大学長、及び市議で、そのほか複数の出馬が取りざたされているようです。
市長選は地元にとって重大な選挙。市民生活に密接に関係します。以前から市民にとって親しみがあったり、市民によく知られてる方が有利であることは間違いないでしょう。
そこが国会議員選挙や県議会選挙、知事選とは異なる要素と考えられます。それに代わって結果を大きく左右する要素は、案外、地元の学閥=academic cliqueがウェイトを占めるのではないでしょうか。県外より特に地元高崎に住んでる卒業生が多い高崎市内の歴史ある実業高校出身者が有利かもしれません。
私の知る限り、高崎市長はすでに約半世紀にわたり、2代連続して高崎商業の卒業生です。前・沼賀市長は高崎商業~東京大学、現・松浦市長は高崎商業に入学(県の方針により戦争中の高商・高工合併により卒業時は高崎工業)~早稲田大学です。
地方都市であるからこそ、これは想定外に強固な地盤です。選挙が行われた場合、前述の2名の市長は午後8時から始まった即日開票では、いずれも開票後20分ほどで当確が出たと記憶してます。
当選は一人である市長選に同じ高校出身者が2人以上立候補することがあれば、同窓会としては片方のみを応援できません。
一方、高崎は総理大臣を3名輩出した市で、福田派(親子)、中曽根派とよくいわれます。しかし、市長選は、国会の派閥より、地元の高校の学閥が大きいことは間違いなさそうです。
高崎で生まれ育った私は次期市長選挙に大きな関心を持ってます。公務員であったことから、選挙運動は厳禁されてました。
しかし、現在は自由の身。選挙事務所とはどういうものか覗き、立候補者本人や関係者と懇談したり、立ち会い演説会を積極的に拝聴し、高崎市が躍進するための未来像、高崎市民の安心安全、何より高崎の未来を背負う子供たちの教育、今日の高崎の基礎を築いた高齢者の生甲斐支援をどのように明確に語れるか確認し、最後の判断は人柄とリーダーシップで判断したい。
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