カテゴリー「吹奏楽演奏会」の2件の記事

2016年11月 4日 (金)

高崎商業高校吹奏楽部第53回定演演奏会・・・・・驚愕の暗譜力

P1010937 【群馬音楽センターへ入る観客】

 創部以来58年経過し、初代の波戸場先生から顧問は8代目となり、酒井会長率いるOBOG会員は800名になり、高商吹奏楽部は良き伝統の上に、脈々と新たな歴史を刻んでることを現役の生徒さんたちの演奏を通じて確認できました。

 この度、文化の日に相応しく、第53回高商吹奏楽部定期演奏会が群馬音楽センターで開かれました。最初の頃、定期演奏会は昼の部と夜の部が同日に二回行われてました。

 私は昭和時代に第15回~第25回まで11年間この定演を指揮する立場にあったことから、高商吹奏楽部には愛着と懐かしさがあり、今回、学校で行われた直前の練習会を一回見学し、そして、生徒さんたちの本番での溌剌とした演奏に期待と胸を膨らませ、ワクワクして音楽センターへ向かいました。驚くことに観客は超満員。私はやっと席に着くことができました。

P1010961 【第3部の世界旅行をイメージしたプログラム】

 本年より赴任された安斉先生がどんな指揮をされるか、指揮法に最も関心のある私は、先生の指揮ぶりを拝見し、一見して本格的に指揮法を勉強された先生であることが分かりました。それは的確な叩きであり、音楽への追求が十分に表現され、演奏する生徒さんにとって見やい指揮法と感じます。

 私の考えでは、教師は平素の音楽指導力が根幹であっても、一たび、指揮台に上がれば、それは「本格的な指揮者でなければならなぬ」ということです。

 プログラム1部は、コンクール課題曲、プッチーニのオペラの一部、そして先輩たちが演奏に加わったアルヴァーマ序曲などでしたが、プログラム構成に関して長い伝統とは異質な感があります。それは本格的なクラシカルの名曲が少ないことです。後ほど、スラブ行進曲とペールギュント組曲が聞えましたが断片的でした。

 最も肝心なことは、流行のみを追わず、二度とない多感な青春時代に「普遍的な音楽美に触れることこそ、芸術教育の極み」です。ですから、一部に大作曲家の作品を1~2曲組み入れることで生徒さんにとって定期演奏会がより充実し、心底から音楽美を追求し終えた実感につながると考えます。

 古典音楽の中にはオーケストラに限らず、吹奏楽でも十分効果的に演奏できる優れた楽曲はいくらでもあります。つまり管楽器が活躍する楽曲を選択することです。定期演奏会では一部、二部、三部の違いを明確にすると、よりメリハリが付くと考えます。

 一方、楽器の音色をより芸術的に高めるポイントは大きく二つあると思います。一つは「静かな場所で一人で自らの音色をよく聴き、遠くにまで魅力的に響く音」です。常に他の人と一緒の演奏のみはなりません。二つは「自分より上手な人やプロの音色を聴いて真似る」ことに尽きると思います。

P1010949 【お顔が明確でないので掲載させていただきました】

 ところで、二部は流石に若者による楽しさの極みです。部員にとってこの楽しさは生涯忘れることはないでしょう。これだけ変化に富んだ動きや衣装、何より迫力。そして会場との一体感、しかも、二部、三部はすべて暗譜という徹底した記憶力に脱帽です。

 練習場所確保の困難さ、限られた練習時間内での暗譜に心より敬服です。この努力と向上心、そして達成感は必ず将来への展望へつながり、社会へ出ても自らに自信が持て、力強く生きられるでしょう。演奏を聴いて、音楽とは人間の悲しみを表現できるもの、何より、これ以上ない楽しさをも表現できることを改めて学びます。

P1010951【三部マーチング】

 10年連続、群馬県代表として西関東へ出場という高商の部活の中でも、現在、ひときわ輝いてるパーフォーマンスは自信に満ち溢れています。それは全員が一ヶ所を見続けると思われる一糸乱れぬ統一感、見えない後方や、縦横に進むさまは考えられないほど難しい幾何学的交差です。

 それに加え、楽器を持つ角度の統一性、なかんずく迫力ある音楽を伴い、ある意味で人間にとって極めて難しいことはマーチングではないかと、改めて高商ブラスの力量を感じます。人間とは自信を持つと凄い力が出るもので、観客の心はステージにくぎ付けとなり驚愕の連続です。

 充実した定期演奏会を持って今回引退する三年生は多分、思い残すことはないでしょう。自らやれることの限界以上に努力しました。事前の準備の労苦は客には分かりません。自らひたすら努力し、客には最も良い部分のみを見せる姿勢は、今後、精神のあり方にいかに役立つか計り知れません。

 一方、年間行事では、社会の高齢化に目を向け、福祉施設への訪問演奏などは特筆すべき行事です。音楽が困ってる人、日々、寂しく暮らしてる人の心に勇気と感動を与えることができるなら、これに勝る素晴らしい文化活動はありません。

 三年生の皆さん、皆さんの演奏で私は一度は指揮してみたかったです。充実した3年間の部活動を心の財産とし、生涯にわたって芸術を愛好する高商の卒業生になってください。 

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2013年8月 8日 (木)

楽しみな「フィンランディア」の指揮・高商50回定演

P1020706_3 【群馬音楽センター】

 高崎市が誇る群馬音楽センターで開かれる記念演奏会に向けて8月から本番の11月4日まで、週に1~2回程度、シベリウス作曲・交響詩「フィンランディア」の練習があります。この名曲の持つ陰鬱にして祖国の平和を希求する当時のフィンランド国民の気持ちを、果たして充分に表現できるかどうか、本番までに漕ぎつけなくてはなりません。

 1900年当時のフィンランドはロシアの統治下にあり、ロシアから独立して自由を求める庶民の辛い時代です。日本も現在、北方領土問題で同じロシアに戦後68年経過しても四島が返還されてない共通点があります。

 厳しい現実に、理不尽な状態に諦めず、特に輝かしい未来ある子供たちにとって、希望に満ちた世の中になるよう、「辛い現状」と「輝く未来」の対比を明確に音楽表現するため、柔軟にして躍動的な指揮ができるよう、しっかり練習しなくてはなりません。

 この曲は以前に、群馬県立前橋高校創立120周年記念式典において指揮した思い入れの曲です。すでに15年ほど前のことであっても、当時、生徒、卒業生、保護者、県からの来賓など2000名ほどの観衆はよく聴いてくれました。私としても演奏は掲げた目標にほぼ辿りつけたという印象を持ちました。

 今回は群馬県立高崎商業高校第50回定期演奏会にゲストとして指揮を依頼されてます。第50回という節目の記念演奏会なので、昭和時代に11年間、吹奏楽部顧問として勤務していたことからお呼びがかかりました。

 私が顧問をして頃、群馬音楽センターでの高崎商業・定期演奏会は第15回~第25回だったので、現在の生徒さんたちが生まれる前のことです。というと、ずいぶん昔のように思われますが、実のところ、私は現在も結構若々しいです。やはり、音楽をしていることが幸いしてるかもしれません。

 昔、群馬大学の卒業演奏会において、モーツアルトの「魔笛序曲」を指揮し、指揮で身を立てようかと思ったこともありましたが、卒業と同時の就職はカルカッタ日本人学校に決まり、滞在中は教師としての合間を縫って、Bernard Jacob氏に師事し、指揮法を習ってました。彼はCalcutta Symphony Orchestraの指揮者でした。

P1040117_2【Bernard Jacob氏・彼の庭で】

 当時、彼はロンドンとカルカッタに住居を構え、カルカッタには定演のある秋から冬にかけての涼しい期間に滞在されました。私は指揮を教わる傍ら、音楽会に連れてっていただいたこともあります。

 http://www.youtube.com/watch?v=qRE6ychlM00#at=331

 高崎商業・吹奏楽部の皆さんは、マーチングなど行事が立て込んでいるでしょうが、第50回記念定期演奏会に向けて、お互いに心に響く演奏を目指し、本番まで心良い緊張感を名曲「フィンランディア」を通して体験しましょう。私も頑張ります。

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