カテゴリー「二十四節気」の18件の記事

2017年8月24日 (木)

地球から見た太陽は「しし座」の中に・・・処暑

自動代替テキストはありません。

【しし座】・・・ウィキぺディアより転記

 半年前の2月23日の午前0時に南中する星座は「しし座」です。このとき太陽~地球~しし座と並び、半年経過した8月23日頃の処暑では地球~太陽~しし座と並んでます。現在、太陽を見たら眩しくて見えなくとも、その背景は「しし座」であると認識したいものです。
 
 黄道十二星座の一つである「しし座」は春の星座として馴染み深く、他の星座より、名称とライオンの形がよく一致し、特徴ある姿です。おそらく2000年以上、昔の古代バビロニア人が命名したと考えられます。しかも、地球の自転に因り、東から昇るとき頭が上になり、南にあっては図のようにあり、西に沈む時は頭を下げるユーモラスな動きをします。
 
 「しし座」という名称は「しし座流星群」でお馴染みです。毎年11月17日~19日にかけて見られる流星群で通常18日未明が極大です。これは公転してる地球が流星群に近づくことにより起こる現象で、昔からずっと繰り返されてきたと考えられます。2017年11月18日未明は運良く月齢1、つまり新月となることから「しし座流星群」を眺める絶好のチャンスとなりそうです。
 
 この現象は「しし座流星群」という名であっても黄道十二星座の「しし座」とは直接に関係なく、私たちの地球から見ると流星が出てくる放射点が「しし座」方向にあるということで、「しし座」から流星が来るわけではありません。
 
 一方、「しし座」ではレグルスという名の一等星が有名であり、それは太陽が通過する道である黄道上にあることも大きな特徴です。同様なことは「おとめ座」にある「スピカ」という一等星です。レグルスは時に月に隠されてしまいます。
 
 レグルスは全天で21個ある一等星の中でも、あまり明るくない一等星であることから、明るさで有名なシリウス【除夜の鐘が鳴るとき真南に輝く星】や南半球でよく見え、日本でも南西諸島の宮古島などで水平線の上に見えるカノープスの光度とは雲泥の差があります。
 
 それでも、冬の巨大なダイアモンドの中で東にある「ふたご座」の少し東にあるので、これを頼りに探せば威厳を放つ「しし座」がどっかり座ってます。
 
P1030107_2【処暑に咲いてるサボテン】
 
  ところで、処暑ともなれば朝夕は涼しくなり、夜間は平地でも虫の音が盛んになり始めてます。この遠因は地球から見た太陽の場所が天空に無数にある恒星のうち、「しし座」の一等星「レグルス」近くにやって来てるからであり、地球が反時計回りで公転してることにより、太陽は恒星たちの中を刻々と東へと移動して見える一瞬です。
 
 現在の太陽の位置は前述の一等星「レグルス」近くにあり、赤経10h、黄道では150°です。赤緯ではおよそ+12°です。
 
 この一等星は現在、太陽近くにあり見えませんが、秋が深まる頃の未明に東の空に「しし座」が頭を上に昇って来るので分かります。その後、日々どんどん見やすい位置になるので、来年の1月~2月には電光の少ない位置で「しし座」を見つけ、8月下旬の処暑に太陽はあの位置にあったと再認識したいものです。
 

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2017年6月19日 (月)

夏至の早朝、珍しく下弦の月と金星がランデブー

P1030041【私のウォーキングコースの一つ藤岡市竹沼・・・本日午前中散策】

 今年の夏至の瞬間は日本時間で6月21日午後1時24分です。これはUTすなわち世界標準時で午前4時24分と発表されてるからです。このように夏至とは瞬間のことであり、これは公転軌道上を毎秒約29㎞の速度で反時計回りに移動してる私たちの地球から見た太陽の中心点が瞬間的に「夏至点」を通過することに因ります。
 
 ところで、この「夏至点」とはどこにあるのでしょう。春分点、秋分点、冬至点などと同様に天空にはその印はありません。しかし、これらは天の位置を表す赤緯、赤経で表されます。実際にはそれぞれは黄道十二星座の近くにあるのでそれを頭に入れておくと夜空を見た場合に理解しやすいです。
 
 例えば、春分点【赤経0h赤緯0°】はインドの形に似てる「魚座」近くであり、秋分点【赤経12h赤緯0°】は1等星スピカで有名な「おとめ座」近くにあり、夏至点【赤経6h赤緯23°26′.】は「おうし座」と「ふたご座」の中間にあり、冬至点【赤経18h赤緯-23°26′】は「射手座」と真夏に南の空から睨みをきかす「さそり座」との中間にあります。
 
 6月21日、太陽は夏至点を通過します。ここは真冬に日本上空に巨大に現れる「冬のダイアモンド」の中です。有名なオリオン座の少し上(北)であり、多くの星が塊のように見えるスバル星団の左(東)です。真冬に巨大なダイアモンドを見たとき中央に夏至点があると認識したいものです。
 
Hosizorawinter480【巨大な冬のダイアモンド】
 
 ですから、もし、日中に星が見えれば上図のような位置関係と考えます。このまま太陽は刻々と東(左)へ移動するかの如くですが、前述の通り、その動きは私たちの地球が北極星側から見て反時計回りに公転してることに因ります。2週間経過した7月7日は小暑です。このとき太陽は「双子座」の中【赤経7h】に入ります。
 
Photo 【冬のダイアモンドにある双子座・・・ウィキペディアより転記】
 
 ところで、表題のとおり、今年の夏至は夜明け前の午前3時半頃から4時過ぎにかけて、東の空に「下弦の月」と「金星」が寄り添って見えそうです。このような偶然の一致はまさにOnce in a blue moonであり、とても珍しい現象でしょう。
 
Photo_2【私の想像図】
 
 Barryさんお住まいのニュージーランドや、逍遥さんお住まいのオーストラリアなど南半球で見る場合、金星が下になり月が上になり、月は右側が光ると考えられます。実際はどうでしょうか。
 

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2017年5月22日 (月)

「小満」を過ぎ、脳と身体の活動も早朝から

800pxthe_pleiades_m45【The Pleiades ・・・冬、頭上に輝いたスバル星団・・・太陽は現在この少し東にある】

 二十四節気の「小満」になり、かなり日の出が早くなりました。群馬県の日の出は本日4時32分、日の入り18時49です。また、日の出の方角は東北東より少し北で、日没の方角は西北西より少し北です。
 
 「小満」はその字の如く、小さな満足という意味であり、これは植物が青々と成長し、例えば、梅が実をつけたり、麦に穂が出て今年も収穫できそうだという嬉しい気持ちに少し満足する季節です。このまま自然災害に遭わず穀類や野菜、果物などが豊作になることを願う時季と言えます。
 
 二十四節気とは、地球から見た太陽の位置が赤経1hから24hに丁度当て嵌まります。春分点は0hで東へ15°向かって1hが清明、2h=30°は穀雨、3h=45°は立夏、そして4h=60°が今回の小満です。
 
 hを単位として表すのはhourの略で天体は見かけ上、1日で一周24hすることに因ります。ですから「小満」は太陽が春分点から東へ60°=4hも移動しました。草木は燃え、多くの虫たちも朝から晩まで活動してます。日照時間の増加に伴い気温が上昇したからです。この根本的な理由は地軸が23°.21′傾いたまま、私たちの地球が反時計回りに9億Km以上の距離【1天文単位である約1億5千万㎞×2×π】を公転してることに起因します。
 
P1020865
 
 今朝、5時に家を出て、ご覧の鏑川土手を4K歩きました。太陽が高く上がっていても人は殆どいません。1Kも歩くと私の祖先が建立した「宮の森」に着きます。
 
P1020095
 
   土手の上から一礼して西へ西へと快調に歩きます。冬の早朝は血圧が高めになる傾向から早朝ウォーキングを控えてましたが、「小満」になれば気温が高くなり、早朝のため長袖を着てますが、額から汗が滴り落ちるのが分かります。この汗をかくことが健康に良いと自らに言い聞かせます。
 
 走ると苦しいので物事が考えられなくても、ウォーキングの良さの一つは物事がいろいろ考えられることです。心拍数105を保ち、早朝の方が身体にエネルギーがあるのでしょうか、いつもより5分ほど速く歩けました。5分と言えば距離にして約500メートルの差なので最近ではかなり速いです。朝の方が体内にエネルギーが蓄積されてるようです。
 
 帰宅後、シャワーを浴びてからフェイスブックを発信、庭木のすべてに水遣り、レース鳩の餌やり後、朝食の準備です。一人暮らしは栄養バランスを考慮し、今朝の主食は麦ごはんにカレー、みそ汁の具は菜の花、豆腐、わかめ、ネギです。これに牛乳コップ1杯です。
 
 実は明後日24日に胃カメラを予約してあります。前回も書きましたが、自分の身体の内部を知らないのは自分であるので検査します。お腹は空くし、食事は美味しいし、変な兆候は感じられないですが、果たして結果はどうでしょう。
 
 ウォーキング後の血流は良く、こんなとき脳への定着率も良いと考えられ、今朝もボキャブラリーに挑戦です。
 

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2017年3月 6日 (月)

啓蟄に、茂林寺に広がる湿原地帯をウォーキング

Photo【みずがめ座】・・・ウィキペディアより転記

 今年の啓蟄は3月5日です。啓蟄とは地球から見た太陽の位置が赤経23hにある日のことで、ここには「みずがめ座」があります。日本など北半球から「みずがめ座」を見るとその形は逆さまでも、オーストラリアなど南半球から眺めれば、口が上になり「水瓶」そのものです。
 
 「みずがめ座」の底の部分は赤緯±0°なので天の赤道に水瓶が置いてある感じです。有名な冬の星座「オリオン座」のベルトの部分に当たる「三っ星」の最も右の星「ミンタカ」も同様に天の赤道にあるので、北半球の星座か、南半球の星座かなど、他の星座を観察するのにこれを覚えておくと便利です。
 
 一方、「みずがめ座」には一等星のような明るい星はなく、夏山の深夜など周囲に光がなく、空気が澄んでれば、その大きな「水がめ」が逆さになってることが分かります。
 
 太陽が「水がめ座」を通り過ぎると、いよいよ「魚座」にある春分点【赤緯±0°、赤経0°】に到達します。前述の23hという現在太陽がある天の赤経は春分点から西へ15°の位置で23hと表記されます。
P1020453_2 【茂林寺裏の湿原地帯一周はおよそ2Kmで木道が続く】
 
 ところで、群馬県民は小学校低学年から高齢者まで「茂林寺」(もりんじ)の名前を知ってます。県民の殆どが小学生時代に「上毛かるた」を習ったからです。これは群馬県のかるたで、そのなかの「ふ」が「ぶんぶく茶釜の茂林寺」と詠まれてます。
 
P1020424 【北関東道を進む黄色い愛車】
 
 啓蟄の5日、私は暫くぶりに愛車Audi TT Quattroで高崎ICから北関東道に入り、245-40-18ミシュラン・パイロット・スーパースポーツタイヤは路面をしっかり捉え、轟音と共に東へと向かい、恰も「水を得た魚」のように快調です。
 
 あっという間に太田市を過ぎ、足利からトンネルを数回通り抜け、栃木県の岩舟JCT経由で東北自動車道を南下し、館林ICで下りました。
 
 英語版ナビは「茂林寺」まで的確に案内し、いつかは行きたいと願ってた「茂林寺」に到着。有名な寺の境内を一巡してから、寺の後ろに広がる広大な湿原地帯をめざし、早速ウォーキング開始です。
 
P1020442
 
 小動物の宝庫である湿地帯には鴨が泳ぎ、私はどんどんウォーキングです。小道は整備され、歩きやすく、いつものペースで歩いても景色はいつもと異なる別世界です。茂林寺の裏は幾分か低く、古来より湿原地帯といわれます。
 
P1020448 【案内板を読む】
 
 ここは館林市民の自然公園であり、自由に散策できることからウォーキングしてる人があちこちに見えます。湿原地帯でのウォーキングは空気がきれいで抜群の自然環境です。早春の小鳥の声に耳を傾け、五感が研ぎ澄まされます。
 
P1020439 【思わず歩きたくなる小道】
 
 湿原地帯はまるで尾瀬を彷彿させる雰囲気があり、長く続く木道は整備され歩きやすく、夏は蛍の生息地として大切に環境が保存されてます。
 
 ところで「茂林寺」は一般の寺より、二回り大きな本堂です。現在では珍しくなった茅葺き屋根は圧倒的な景観をなし、室町時代の応永33年(1426年)に開山と伝えられます。ぶんぶく茶釜で有名な境内にはいろんな表情をした狸が並び、訪問者をユーモラスに迎えてくれます。
P1020435 【本堂】
P1020428 【狸のお出迎え】
P1020429 【参道に並ぶたくさんの狸】
 
 ご覧の通り、山門も立派な茅葺き屋根です。近くの千代田町には萱野という地名があり、この地帯は昔から茅が採れたのでしょう。
 
 私は群馬に生まれ育ちましたが、県内には未だ訪れてない名所旧跡が数々あり、今後、順次あちこち巡り、今回のように近隣のウォーキングを兼ねた一石二鳥の旅にしたい。
 

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2017年1月 5日 (木)

冬は皮膚から、運動から、飲食から身体を温める

P1000416【私のお気に入りウォーキングコース・・・烏川と鏑川の合流地点】

 今日は二十四節気の「小寒」です。地球から見る太陽は一年かけて東へ東へと黄道十二星座の中を縫うように移動するように見え、「小寒」の太陽は「射手座」を通過したところです。
 
 黄道十二星座と二十四節気の関係は倍数なので、黄道十二星座の中に、二十四節気がおよそ二つずつ入ることになります。しかし、実際、日中に星座は見えず、半年後の午前0時に南中するので確認できます。「射手座」は小暑である7月7日午前0時に南中します。
Photo 【射手座・・・ウィキペディアより転記】
 
 一方、日本ではこれから約一ヶ月は寒冷の日々で、健康を維持しつつ冬を乗り越えなければなりません。英国詩人Shelleyの一節 O, Wind, if Winter comes, can Spring be far behind?=冬来たりなば春遠からじ。もうすでに庭の梅は蕾が膨らんでます。
P1020209【梅の蕾、本日撮影・・・紅白に咲き分る思いのまま】
 
 ところで、寒さはスムースな血流の敵です。寒さを防ぐには身体の末端の皮膚を乾布摩擦により温めると幾分か効果があります。特に衣服で保護されない首周辺、手首から肘まで、足首から脹脛まで、耳たぶ、そして顔全体です。
 
 これらの部分をタオルで1ヶ所につき20往復ほど乾布摩擦です。耳たぶはマッサージです。乾布摩擦はタオルがよいです。多少ごつごつして抵抗があるからです。縮んでいた毛細血管=capillaryが摩擦で生じる熱により開くことで血流がスムースになり、自律神経の働きが高まり、延いては体調が良好になると考えられます。
 
 また、運動で身体を温める場合は【気温が上がってから】です。特にジョギングやウォーキングは早朝を避けなければなりません。
 
 一方、冬季は冷たい飲み物や冷たい食事を控え、温かいものが適してます。私はお酒を飲むので冬季は日本酒のお燗です。焼酎のお湯割りやウィスキーのお湯割りも、意外と美味しく身体が温まることを体験上知ってます。「冷酒(ひやざけ)と親の忠告は後から効く」といわれ、健康を考えると冬はお燗です。一方、朝食は必ず温かいものです。
P1020204 【今でも使ってる昔ながらの炬燵】
 
 生活環境ではご覧の通り、日本古来の知恵「炬燵」が下半身が温まり、室温も温まります。日中、部屋に陽が差し込めば夜間も幾分か適温が保てます。湿度は湯気で50%度前後を維持できます。
 
 また、冬季に陥りやすいこと、それは換気不足です。時折、室内の空気を入れ替える必要があります。近年は子犬をなど小動物を室内で飼育することもあり、換気は不可欠です。反対側の窓を開ければ30秒で空気は入れ替わります。私たちの身体にとって「新鮮な酸素こそ最大の栄養」であることを忘れてはなりません。
 
 近年は空気清浄機という優れ物があります。しかし、埃を除去する点では優れても新鮮な酸素を生み出すことはありません。酸素は植物による光合成で生じるものです。空気清浄機に頼り過ぎ、換気を忘れてはなりません。
 
 これから本格的な冬です。脳は例外でクールダウンですが、「身体の各部位を温め」機能の活性化を図りたいものです。
 
 

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2016年11月21日 (月)

紅葉から落葉への「小雪」・・・太陽は「さそり座」に

350pxscorpius_constellation_mapsvg【さそり座】・・・ウィキペディアより転記

 20代前半に海外日本人学校教員としてインドに滞在してたことから、夏休みには同僚とベンガル湾沿岸の町「プリ」へ毎年、海水浴に行きました。ホテルから近いので水着のまま行きましたが、乾いた熱い砂浜の中に裸足では入れません。ここベンガル湾の海水浴場は浅瀬が狭く、10メートル先はもう足が届かない深さです。
 
 インドの真夏は五月で夏休みも五月です。一日の最高気温は午前11時で42度。このような海岸では45度以上あるでしょう。このため、この時季に海水浴するインド人は殆どいません。それは1年中泳げるからです。
 
 こんな所には珍しい商売があります。それは一ルビーで足が届かなくなる深さのところまで、つまり海岸から20m沖まで、手をつないで連れてってくれるビーチボーイがいます。職業柄、彼らは日に焼けてかなり黒い色をしてます。私もお願いし沖まで連れてってもらいました。時間は10分ほどです。
 
 足が長い私でも足が届かない深さの海は冷や冷やものですが、ビーチボーイがヒンディー語で「アップ・アッチェーヘン」と話かけてくれるので恐怖感はなく、楽しい体験です。しかし、今考えるとサメでも来たら命はなかったでしょう。
※アップ・アッチェーヘン=あなた大丈夫ですか。
 
 夕食後、再度、海岸を散策しました。幾分か涼しいです。星座は降るように輝いてます。ここプリの海岸は北緯19°で、私の住む群馬県より、緯度にして17°ほど南です。つまり、17°×112㎞【緯度1度の距離】=1900Kmほど南に位置し、天体の位置は群馬で見るよりすべて17°ほど北へ移動して見えます。17°とは天に手をかざしてほぼ手首から中指の先までです。
 
 このため夏至には太陽が真上より少し北側を通ります。今回のテーマである「さそり座」は日本で見るよりかなり高い位置に昇り、尾がくねったダイナミックな様相は見るものを恐怖に陥れる風貌を備え、中でも代表する恒星アンタレスは獲物を狙うかの如く、一際、薄気味悪く赤味がかかる一等星で、空気も澄んでることからかなり光度があります。インドに滞在し、天体の位置が日本とはだいぶ異なることが認識でき、大きな体験の一つでした。
P1020035【庭はすっかり晩秋の佇まい】
 
 ところで、日本の11月22日は「いい夫婦の日」であると共に、二十四節気の一つ「小雪」です。地球から見る太陽の位置は、春分点【魚座の近く】から240°も移動し、秋分点【おとめ座の近く】からも60°移動してます。
 
 「小雪」である11月22日現在、地球から見る太陽は前述の「さそり座」の位置に来てます。実際には「さそり座」は太陽とは比較にならない距離にあり、中心のアンタレスの距離は500光年といわれ、直径は太陽の700倍ほどといわれてます。
 
 一方、現在の星占いで「さそり座」は10月24日~11月21日までに区分されてますが、11月22日ごろ太陽は「さそり座」の位置に来るので、一ヶ月ほどずれてます。星占いは2000年以上昔のものをそのまま使用してることから、現代は約1ヶ月遅くなってます。以前にも書きましたが、これは地球の回転軸【地軸】の角度が、コマが回り終わる如く変化する歳差運動によるものと考えられてます。
 
 今では、多くの方が自身の星座を知ってますが、21世紀では本当の星座は思っているのと異なる人もいる筈です。つまり、生まれた日に地球から見た「太陽は黄道十二星座のどの星座にあったか」ということです。
P1030086 【群馬県・大峰山】
 今年もあと四十日で一月一日です。この日に地球は太陽【全天一位の光度を持つ恒星】、及び、大いぬ座のシリウス【全天二位の光度を持つ恒星】の間に入ります。これは丁度400m陸上競技場のスタート地点で終着地点のようです。暦の最初の日である一月一日は天文学的に大きな意味を持ち、人類の先達は天体の動きから正確な暦を作り、私たち未来の人類へ誠に素晴らしい遺産を残してくれました。 
 

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2016年11月 7日 (月)

今日は立冬・・・地球から見た太陽は「天秤座」に

284pxlibra_constellation_mapsvg 【天秤座】・・・ウィキペディアより転記

 左に見える扇のような星たちは東隣の「さそり座」のハサミの部分で、大昔、天秤座は「さそり座」の一部だったようです。「天秤座」=Libraはバビロニア時代より、現在の黄道十二星座として独立したようです。

 これら「天秤座」も「さそり座」も七月から八月にかけ、日本では南に輝く星座で、時折、惑星として動きの異なる橙色した「火星」がこれらの星座に近づきます。

 このため「さそり座」の首の部分にある同じく橙色した「アンタレス」という星の語源はギリシャ語で火星に対抗するという意味を持つといわれ、どちらも赤みがかった星で大昔から互いに個性的なライバルと地上の人々には思われてたようです。

 「天秤座」命名の元は、秋分点が現在ある「おとめ座」と異なり、紀元前には「天秤座」にあったといわれ、昼と夜の時間が天秤に計っても等しいという名残で、この変化は歳差運動によると考えられてます。このため当時の天の赤道の位置は現在と異なることになり、当時の黄道十二星座の位置は現在の赤緯とずれてたことになります。

 ところで、地球は公転軌道上の距離、およそ9億5千万㎞【平均AU1.5億km×2π】を一年かけて周遊します。これは春分を0度とすると立冬は公転軌道上をおよそ225°移動したことになります。一方、地球から見た太陽の位置は立冬では15hの位置に移動し、ここに上図の天秤座があります。天空を毎日1度弱【0.985°】ずつ東へ移動するように見える太陽は12月には地球から見て「さそり座」の位置に入ります。

 P1010869 【立冬に色づいたマユミ】

 ところで、立冬から立春までの三ヶ月間は暦の上で冬です。寒い季節こそ私たちは体調管理が基本で、温かく過ごすと共に体力増進を心がけたいものです。小春日和や温かい日には戸外に出て、多少、心拍数が上がる有酸素運動しては如何でしょう。

 厳寒を避ければ、そのチャンスはいくらでもあり、心に弾力性を持たせ、新たなことに挑戦してはいかがでしょう。健康長寿の方々の話を聞くと、生甲斐を感じる生活を追い求めるそうです。社会とのつながりを大切にし、人を喜ばせることが脳にプラスになるとのことです。

 一方、近年は気候変動によると思われる災害が多く発生してます。地震は別としても、猛暑、大雪、台風の巨大化に伴うその進路コースの変化、そして予想を超える被害が本州はもとより北海道にももたらしてます。災害に対する心構えを常に持ち、特に、冬は火の取り扱いに注意しなくてはなりません。

P1010561 【すでに春の準備をしてる日本シャクナゲ】

 イギリスの詩人シェリー「西風に寄せる歌」の1節 Oh, Wind, if winter comes ,can spring be far behind?の名訳・・・おお、風よ、「冬来たりなば春遠からじ」です。寒くても心身を縮こませず、新たな挑戦に向かって心はワクワクしたいものです。 

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2016年9月22日 (木)

秋分の日についておさらい

P1060057【秋分の日、南極点と北極点では終日、太陽は地(水)平線すれすれに動くが、動く方向は逆・・・写真は私の家から撮った日の出】

 今日は二十四節気の一つ「秋分」です。二十四節気は公転軌道上を自転しながら進む地球が半永久的に約23°26′21″傾いてることに起因するもので15°進むと次は寒露~霜降~立冬と名称が変わります。一方、地球から見た太陽は黄道十二星座の中を東へ東へと通過します。

 地軸の傾きは数千年~二万年を経過すると変化すると考えられてます。今のところ、北極星は北極点のほぼ真上ですが、地球の歳差運動により遠い未来は北極の頭上には他の恒星が来ることが考えられてます。

 ところで、地球が公転軌道上を進む速度は秒速およそ29㎞なので、秋分点を通過するのも瞬間です。今年の秋分は9月22日23時21分と計算されてます。この瞬間は多くの国でも22日であることから今年の秋分の日はほぼ世界中で9月22日です。もちろん北半球です。南半球は春分です。

 P1030115 【秋分の日に咲いてるマユミ】

 秋分の日は昼と夜の長さが同じと考えられやすいですが、群馬県高崎市では日の出時刻5時31分、日の入り時刻17時41分で、昼が12時間10分、夜が11時間50分で、昼の方が20分ほど長いようです。

 これは日の出と日の入りの定義に因ります。どちらも地平線と太陽の中心位置で考えれば昼夜の時間は等しくとも、日の出も日の入りも太陽の上の端が地平線から出たり沈んだりする瞬間と定義づけられてるからです。また、実際には大気により光が屈折し、日の出は早めに太陽光が見え、日の入りは沈んだ後まで光が少し見えることに因ります。

 また、秋分の日の太陽は世界中の地点【南半球も含め】で真東に昇り、真西に沈みます。この日、太陽は赤道上を動きます。赤道では正午ころ真上を通過します。

Earth 【The living Earthより転記】

 一方、北極点や南極点では秋分の日は一日中、水平線または地平線に太陽の半分が顔を出してる状態ですが、太陽の動く方向は逆です。見かけ上、北極点での太陽は東~南~西~北の順であり、南極点では東~北~西~南の順に回り、太陽が昇りもせず、沈みもせずの日です。

 前述の如く、極地では太陽は上の半分が顔を出してるため、それぞれ南極点、北極点より少し奥まで光が差すことになります。

Photo【おとめ座と秋分点(赤)】・・・ウィキペディアより転記

 地球から見た太陽は秋分の日に秋分点を通過します。 天空における秋分点の位置は有名な一等星スピカがある「おとめ座」にあり、太陽黄経180°です。この位置は赤経12h、赤緯±0°です。これから太陽は「スピカ」をかすめます。

 なお、今の時季、深夜午前0時に日本の上空に春分点が来ています。それはインドの形に似た「魚座」の少し南です。

Photo_2 【魚座と春分点(赤)】

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2016年8月23日 (火)

今日は「処暑」・・地球から見た太陽は「しし座」に

P1010668 【鏑川の山名にある中村堰】・・・Enlarge please!

 台風9号の影響で群馬県西部を流れる鏑川は通常より水量が増えてることが分かります。週に1~2回、この川の土手を4kウォーキングします。今朝5時30分のウォーキングでは静寂ないつもの光景と異なり、轟音が響きます。

 一人でのウォーキングは競争でなくても、体調を診るのに時間を計ります。だいたい40分前後と安定してます。散歩とウォーキングの違いはそのスピードに大差があります。4kの距離は散歩ては1時間くらいでしょう。しかし、サルコペニア対策を目的としたり、有酸素運動をめざすにはある程度のスピードが必要です。

P1010666 【東西の御鉾荷山を眺めながらウォーキング】Enlarge please!

 気温が低い時間帯で、しかも、心臓に負荷をかけ過ぎない範囲で、腕を振るウォーキングを4kは続けたいです。夏の効果的なウォーキングは涼しい時間帯が肝心です。

 ところで、日中は残暑でも朝夕は幾分か涼しくなり、夕刻には虫の音が聞こえ始め、日中に鳴く蝉はアブラ蝉やミンミン蝉から次第にツクツクボウシに移行してます。

 二週間前に立秋が過ぎ、季節が一日一日、秋に向かってることは自然の微妙な変化で分かります。しかし、なぜこのように季節が変化するかは、地軸が公転面に対して23°26′ほど傾いてることに因ります。これで地表に対する太陽光の角度が変化するからです。

 紀元前バビロニア時代に、すでに太陽が通る道、すなわち黄道に十二星座の存在が発見され、現在でも、私たちはそのままこれらの星座を見ることができます。日中は地球から太陽の背景にある星座は眩しくて見えません。しかし、私たちは、「処暑」に太陽の背景にある星座が「獅子座であることが分かります。

 それを知る方法は【半年前の雨水2/19)】の午前0時に南中する星座が「獅子座」だからです。この理由により、本日8月23日【処暑】に太陽の背景にある星座は「獅子座」ということです。

Photo 【2/19午前0時・・・国立天文台より転記】Enlarge please!

 2月19日午前0時に「獅子座」は真南にあります。半年前の「雨水」で三つの天体の順は「獅子座」・・・「地球」・・・「太陽」と並んでたので、私たちは「獅子座」を見ることができました。半年後の「処暑」では地球が公転軌道上を半周するので「獅子座」・・・「太陽」・・・「地球」の順で並らぶことから「獅子座」は眩しくて見えませんが、地球から見た太陽の背景にあることは事実です。

Photo_2【獅子座】・・・ウィキペディアより転記

 この形を見ると獅子座とはよい名前をつけたものです。獅子座は東から昇るとき「上を向き」、約6時間後、南にあるときは「西を向き」、西の空に沈む前は「下向き」になります。獅子だけに見る方向が変わりおもしろいです。これは地球の自転に因ります。

「獅子座」を構成する星では「レグラス」が一等星です。「レグラス」の位置は赤経10h08m、赤緯+11°58′です。一等星であっても、全天に21コある一等星の中で最も暗いです。

 ご覧の通り、「レグラス」は太陽が通過する黄道上にあり「処暑」の太陽は「レグラス」の近くにあります。今年も11月17日未明に「しし座流星群」が見られるかもしれません。 

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2016年2月 4日 (木)

立春の太陽は赤経21h赤緯-15°で「やぎ座」に

P1000545 【2016年・立春の「日の出」・・6時45分に我が家の窓から撮影】

 今日は二十四節気の一つである「立春」です。暦の上では今日から立夏の5月5日までが春です。

 群馬県の今日の日の出は6時43分、日の入りは17時17分で、昼間の時間は10時間34分です。一方、冬至の日の出は6時51分、日の入りは16侍32分であったので昼間の時間は9時間41分でした。このため冬至に比較し、立春の昼間の時間は53分延びてます。

211【開花したしだれ紅梅】 

 ところで、タイトルにある赤経と赤緯については天体の位置を示すため世界的に決められてる値です。赤経は春分点を0hとし東へ向かって15°移動すると1hとなり、天空の全体(東西一周)を24hで示します。つまり、1hは15°です。

 赤経の単位を赤緯のように度でなくhで表すのは、地球から見て天体は24時間で1周し、15°進むと1時間です。つまり、赤経の単位hはhourを意味します。

 一方、赤緯は天の赤道を0°とし、北側を+で表し、南は-で示します。これにより例えば、恒星の位置は赤経と赤緯により固定的に表せます。

 春分点とは「地球から見た春分の瞬間の太陽の位置」です。この春分点は半年後(秋)の深夜に「魚座」近くに確認できます。しかし、実際には天に何の印もありません。

Photo 【インドの形をした魚座近くにある春分点・・・赤点が赤径0h、赤緯±0°】・・・図はウィキペディアより

  対称的にある秋分点は乙女座にあります。秋分点は赤経12h、赤緯±0°です。

 ところで、地球から見た立春【2月4日】の太陽の位置は「やぎ座」の中にあります。実際には太陽光に遮られて見えませんが、半年後である立秋(8月7日)頃の深夜にほぼ南中します。

Photo_4【やぎ座にある本日・立春の太陽】

 立春から数える季節としては八十八夜、二百十日などがあり、一方、「春一番」とは立春から春分までに初めて吹く強い南寄りの風です。P1000546【立春の今日、倉賀野町から見える八ヶ岳】

 これからは見違えるように日の出が早まり、日の入りが遅くなります。私たちは、秒速約29㎞のスピードで公転軌道上を進む宇宙船「地球号」に乗ってることを意識し、この動きによって起こる星座の移り変わりや立春の恩恵を享受し、与えられた生命を謳歌し、野山に出て思う存分、身体を動かし、健康を促進したいものです。

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