大雪で傾いた展望台を補強・・・レース鳩鳩舎
記憶に残る歴史的大雪の影響で近隣のカーポートは軒並み崩壊し、車の屋根が凹む被害が続出しました。幸い私のカーポートは前以て下から3本の棒で支えたことから難を逃れました。
自然は時として「人間の予想を越えて多大の災害を起こすもの」と今回の降雪で悟りました。私たちは常日頃、最悪を予想し、未然に自然災害を防ぐ手立てを考えていなくてはなりません。
一晩中降り続いた雪は鳩舎の展望台に70センチも積り、水を含んでいることからその目方は推定100Kほどと想われます。下の写真は深夜に雪が降ってる途中のもので、この後も積もり、展望台が重さに耐えきれず、前に少し傾き始めました。
鳩舎は二階構造なので雪を取り払うことができません。自然に溶けるのを待ちました。やたら下から雪を取り払っても、展望台が崩落する危険があり、私自身が危ないからです。展望台は斜めの棒で支えられてるだけでした。
やがて雪が解けた段階で点検したら、少し傾いても、すぐに落ちることはなさそうなので、そのまま、今春の一番仔を馴致し全鳩馴れました。しかし、日にちと共に展望台は次第に傾きがひどくなる気配であったことから昨日、下から角材を宛がいました。
これは応急処置なので、近日中にもう少し太い柱に取り替えます。これで当面、崩落の心配はなくなりました。私は毎日、この下を何度も通るので、万が一落ちたら一緒に下まで落下し、頭でも打ったら、一人暮らしであることから発見が遅れ、数日間そのままに成り得ます。
展望台の中には馴致する雛が30羽も入ることから総量は推定50Kgほどになり、補強したことは適切だったです。展望台も水平になり一安心です。しかし、材質は木製で雨ざらしになることから事前に防水しましたが、数年したら、作り変える必要があります。
これを高い所に設置するのは一人ではできず、鳩舎を作った大工さんに来てもらい一緒に持ち上げ設置しました。これは馴致兼入舎口でもあります。馴致では下から飛び上がって外に出たり、入ったりします。レースでは入舎すると自動記録器に向かいます。
この展望台兼入舎装置は鳩友のアルカディアさんによる考案です。彼は国際派でアメリカ鳩界を視察したことがあり、広い視野から創意工夫により考案されました。
ところで、1番仔はすべて舎外ができるようになり、2番仔は6月中旬からの舎外を予定してます。特別交配を除いて今春は2番仔までで作出を終わります。私の年齢や住宅街であることを考慮し、細く長く飼育したいです。これからも、好きなレース鳩飼育を続けるために周囲の環境に配慮し、鳩にとって、より良い鳩舎構造を考えたいです。
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