カテゴリー「レース鳩の世代交代」の3件の記事

2015年8月10日 (月)

貴重なオランダ「デ・ヨング」の血を保存

P1070091 【今春生まれの種用若鳩】・・・Enlarge please!

 本日8月10日は語呂合わせで「鳩の日」です。

 先日の広島および長崎の原爆の日の式典では、市長の平和宣言直後に多くのレース鳩が放されました。また、昔、私が北京を旅行したとき、広島の原爆の日の式典が中国でもテレビ中継され、鳩が飛ぶ光景が映し出されました。

 5年後の2020年「東京オリンピック・パラリンピック開会式」でも、平和な世界をめざし、たくさんのレース鳩が飛翔する予定です。

 ところで、2015年「東日本稚内グランドナショナルレース」において、分速1485.947mを記録した総合優勝鳩はプリモロフト作・日暮義一鳩舎使翔による「シャーロット号」です。この鳩の血統を知って私が驚いたことはオランダの「デ・ヨング鳩舎」の血統が流れていることです。

 それは、当舎にも「デ・ヨング」の血統を引くBCW♀【香山鳩舎作】がいるからです。今春はこのニュースを知る前から、「デ・ヨング」の血統を種に残す予定であったことから、偶然とはいえ、世代交代用に4羽の雛を種用に作出し、良かったと思ってます。その1羽が写真上の雛です。換羽が終わると色濃くなり、下の親のようになります。

P1030064【稚内モザイク号・・・連盟5位】

 今春は当舎作翔「稚内モザイク号」♂と前述の「デ・ヨング」BCW♀を交配したところ、2番仔が2羽誕生してから稚内GN総合優勝「シャーロット号」のニュースを知りました。4羽の雛のうち3羽にモザイクが出ました。いずれの雛も出来は良く「シャーロット号」活躍のお陰で来春から種になります。

 以前にブログに記述した通り、当舎の「稚内モザイク号」の直仔が北海道「デカ橋鳩舎」で今春、種として大きな活躍をしました。贈った鳩「カッキーチェ」の直仔が「東舞鶴~北海道間のGNに参加し、翌朝7時20分に到着し連合会優勝を果たし、結果的に総合7位の栄冠に輝きました。

 私は鳩を他鳩舎へ贈ったのは初めてです。日頃、掲示板やフェイスブックでお世話になってることからお礼としてお贈りしました。その結果は予想外で、デカ橋鳩舎の管理がいかに優れているかが理解でき、このような好成績につながり私も本当に驚きました。

272【朝の舎外】

 ところで、レース鳩飼育者にとって8月の管理は、個人訓練も始まり多忙です。どの鳩舎でも、現在の羽数は年間で最大であり、羽数が多い鳩舎ほど二乗に比例するかの如く換羽の量は莫大であり、毎日の清掃は大きな作業です。

 換羽は5月~11月にかけて、どの鳩もすべての羽が生え換わる生理現象で、今の季節は、後でまとめて清掃というわけにはいきません。日々、頑張るしかないのです。

 一方、8月の深夜、鳩舎内はゴキブリの天国です。時々は暗い舎内を覗いてみると、逃げる速さとその数に驚くものです。ゴキブリは夜行性でレース鳩にとって「害はあっても益はなし」です。病原菌対策としてすぐに処置すべきで、対策として夜間の通風をよくしたり、殺虫剤を使用します。

 前述のように清掃で出るゴミの量が莫大であることは、空気中に浮遊する細かい埃対策が肝心です。飼育者はしっかりした防塵マスクの使用が絶対的に必要であり、ややもすると慣れでマスクせずに舎内に入りやすいです。しかし、飼育者の「肺の健康を第一に考え」、マスクの使用を厳守すべきです。

P1020006  連日、猛暑であり「換羽の最中」であることから8月の水浴は種、選手とも週2回は行いたいものです。写真の設備は飛び込みやすく、大変に便利です。蛇口を捻れば水が溜まり、栓を抜けば下水に流れます。

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2014年10月13日 (月)

次世代の種にする若鳩のセレクト

P1050781 【今朝の舎外・・・高度を保ち遠征する舎外をめざす】

 レース鳩飼育者にとって、今春生まれの若鳩の中からレースに使うべきか、自舎の次世代の種として昇格させるべきかは、よい鳩であればある程、選択に悩むものです。鳩舎規模が比較的小さな当舎では老鳩でも貴重な種から生まれた一番仔は種にして、二番仔・三番仔は選手にします。

 2~3日前に種鳩鳩舎を分離する大工作業してから、今春生まれで初めから種用に作出した若鳩を手に持って確認したところ、下のBCは思いのほか良い♀でした。

 換羽が終わって改めて掴んでみると腰がしっかりし、すっぽり手に収まり、いわゆる手持が良く、暴れる神経質なところがありません。顔の表情に落ち着きと余裕が漂ってます。

P1050786 【今春生まれ腰がしっかりしてるBC♀・・・稚内ブルー号孫】

 自鳩舎作の若で、このように気に入った鳩を発見できると飼育者としては嬉しいものです。このBCの母は著名な高塚久雄氏作Bだからです。(下の写真)

P1040765 【高塚久雄鳩舎作出♀11歳・・・稚内ブルー号×ミラクルクイーン号直仔】

 当舎における高塚鳩舎作の鳩は現在写真のB1羽のみで貴重です。

 交配法で一般的に考えられてることは、長距離鳩作出には父が1000K飛んでることが望ましく、母は自身が飛んでなくても1000Kの血統的裏付けがあることが大切といわれてます。

 その点、今春生まれたBC♀の血統は、父・・・稚内モザイク(当舎作翔)×母・・・高塚久雄鳩舎作であることから長距離鳩作出法に合致します。来春からBC♀に良い雛が生まれるでしょうか。

 来春に予定してるBC♀の交配♂鳩は写真下の「ランボーモザイク号」です。

P1050680【当舎作ランボーモザイク号♂】 

 父・・・Value pigeon吉田鳩舎作BC【香山鳩舎ランボー直仔×一文字鳩舎作ランボー孫】×母・・・当舎作・稚内モザイク二世号

 ところで、選手鳩は高度を保ちスピードある舎外が目標です。飼育者は餌の与え方に創意工夫が不可欠です。最近の当舎では選手に良い餌を少なめに与える傾向です。朝は満腹に近くとも、夕方の給餌は少なくしてます。飛翔時に栄養は体内に十分に蓄積されていて、しかも、空腹の状態を良しとします。

P1050796 【時々ニラを与える】

 短距離は違っていても、遠方から帰還するレース鳩は餌の力で帰還するのでなく、今まで蓄積した【自身の肉をエネルギーとして消費し】ながら長距離を飛翔すると考えられます。平素から高度ある舎外や訓練、そして的確な給餌法により軽くて飛翔エネルギーになる筋肉を作ってやることが飼育者の役目と考えてます。

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2014年9月18日 (木)

今春生まれの2羽・・・種として期待に応えられるか

P1050680 【貫禄あるランボーモザイク号♂・・・今春4月生まれ】

 当地・群馬県平野部でも今春は稀に見る大雪に見舞われ、長く寒冷であったことから交配時期は3月中旬にならざるをえず、例年より遅かったです。このため、一番仔の孵化は4月になりました。

 本来ならば立春過ぎの2月10日前後の交配で、3月上旬の孵化が理想です。しかし、地球温暖化による昨今の気候変動では柔軟に対処し、春の兆しを感じてから交配するのが良いかもしれません。

 ところで、種鳩は老いが早いことから今春生まれの雛の中から次世代を見据え、中心的な種として2羽をセレクトしました。上の写真はその一羽=14JH02926M♂で、血統は次の通りです。

 父・・・Valuepigeon吉田鳩舎作BC・・・【バルセロナランボー直仔818号(香山鳩舎作)×バルセロナランボー号孫(一文字ロフト作)】

 母・・・当舎作「稚内モザイク二世号」・・・【稚内モザイク号×ブラックサハリン号(町田鳩舎作翔)孫】です。

 実は最初から種鳩として作出しましたが、今まで鳩舎の中で目立ちませんでした。しかし、換羽が順調で殆ど仕上がり、その存在がにわかに目立ってきました。目は柿目で鋭い眼差しを持ってます。

P1050690 【次世代号♂・・・今春4月生まれ】

 血統は【父・・・当舎作翔・稚内モザイク号×母・・・高塚久雄鳩舎作・稚内ブルー号(GN総合3位)直仔B】です。

 雛のときの羽色は白に近かったですが、典型的なモザイクになりました。換羽は順調です。自己主張が明確で、2~3才になれば中心的な種鳩になれるでしょうか。

 ところで、種は7月に作出が終了し、換羽中は分離せず、10月になったら分離します。分離する構造として♂部屋と♀部屋を区切ってある壁の下方を床から3㎝開け、ゴミを掃きやすくします。また、自然の風は東西に流れることを考慮し換気口を施します。

 作出後の種鳩の餌については、脂肪分を決して与えず、余り質の良くない餌も与えず、普通の混合飼料を腹7分程度に与えると鳩の動きがよくなります。最も慎むべきことは餌の与え過ぎで、分離中の♀は太り過ぎます。鉱物飼料と塩土は新鮮なものに取り替え、時々はニラを与えてます。

 換羽中は水浴を多めにします。期間の間隔が狭くても一羽が飛び込めば真似して飛びこむものです。写真のように選手鳩鳩舎と種鳩鳩舎にそれぞれ水浴場を設置すれば、飼育者の肉体的負担が少なく、気持ちも億劫でなくなり、肝腎な腰を傷めません。レース鳩飼育者は年々腰を傷める人が多く、未然に防がなくてはなりません。

P1020006

 これから4ヶ月の種鳩の管理については、【鳩から学ぶつもり】で一羽一羽をよく観察し、正しい判断を下し、春の交配に向かって絶好調になるよう対処すべきでしょう。

 一方、いわゆる大型鳩舎が急に飼育を断念せざるを得ないことを耳にします。莫大な餌代と、鳩舎掃除で排出するゴミの量は比例することから、高齢者にとって経済的、肉体的に大きな負担です。

 生身の人間である限り、健康維持のためにも、また、近隣環境への配慮からも、楽に清掃できる羽数内でレース鳩飼育を細く長く楽しみたいものです。

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