【落ち葉はゴミ】の概念を捨て、肥料に使う
庭に咲くシャクナゲやつつじ、金木犀などは常緑樹であっても、昨年の葉が落葉します。梅や桜、花桃など落葉樹は今春の新芽が落葉します。公道である前の道にも葉が落ちるので毎日履いてますが、12月中旬まで箒でかき集める日々です。
以前は、余りにも多量の落ち葉であったことから袋に詰めゴミ収集に出しましたが、近年はもったいないと考えを改め、すべての落ち葉は捨てないで「腐葉土」を作る目的で、下の写真のように築山に集め、その上に水をかけ、土を塗してふんわりさせ、落ち葉を馴染ませます。毎年行うと築山が少しずつ高くなり、景観も良くなる感じです。
鳩舎の屋根から雨水がこの上に流れ込む構造にしてあります。毎年、このように集めてはある程度、溜まったら土をかけ落ち着かせてます。今秋はまだ、落葉が始まったところで今後ますます増えることから、連日、落ち葉の回収作業が続きます。
楽しみは次第に築山が立派になることですが果たしてどうでしょう。ここには「源平しだれ桃」と「羽衣花桃」が植えてあるので、落ち葉が肥料となって春の開花にプラスになることを望んでます。
【4月に咲いた源平しだれ桃の若木】 Click please!
落ち葉を集め、次第に腐葉土にする良い点は、土の中に小さな隙間がたくさんできて、空気を含み、土がふわふわします。この中には微生物が発生し、ミミズなど小さな虫の住処となり、延いては樹木の栄養になると考えます。
私の望みは、山岳における落葉の天然リサイクルです。山には多くの種類の落ち葉があり、時間経過と共に未来の生命への下地を作ってます。山が好きな私は、山岳のこの自然循環を真似て、庭に応用したいと考えてます。
これにより、ゴミを出さない循環型社会に少しでも役立つことから、一石二鳥であるこの方法を続け、次第に見て楽しめる築山に近づけたいです。
気候変動時代に生き、子々孫々に責任を持つべき現代の私たちは、【落ち葉=ゴミ】の概念を捨て、少しでもCO₂を排出しない生活にしたいものです。
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