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2018年1月11日 (木)

新弟子検査をパスした期待の星・・・大相撲

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 数年前の八百長問題に始まった大相撲一連の醜聞は、次から次へと後を絶たず、昨年は暴力問題に始まり、その後も、横綱・白鵬は「自分が負けた相撲に自分で物言い」をつけるという前代未聞の態度を取りました。
 
 それは負けた後、土俵下で手を上げ「立ち合い不成立」をアピールしたことです。その間、観客はざわめき、暫くして審判に促され、やっと土俵に上がり、行司が勝者である嘉風に勝ち名乗りを上げても、依然として手を上げアピールを続け、土俵から降りようとしない。このようなことは伝統を重んずる大相撲界では有り得ないことで、歴史に残る醜態を晒しました。
 
 これがどれ程の暴挙であるか本人は認識できず、更に、優勝後のインタービューではアナウンサーの最初の質問に答えず、「その前に」と前置きし、「公共放送NHKを使い、今回の日馬富士の暴力事件について、自身もその現場に居ながら阻止せず、自由に楽観的私見を述べ」、こちらも前代未聞のことが電波に流れました。
 
 公共放送で流す内容はすべて事前にチェックされ、全国はもとより、今や衛星放送を媒介に世界中に生中継されてます。おそらくNHKでは今回の放送事故を機に今後、優勝力士インタービューの方法について再考するものと想われます。
 
 大相撲での決まりで「物言い」は審判と控え力士しかつけられず、対戦した力士本人たちは一切言えない。これが守られなければ勝負に収拾がつかない。
 
Photo【国技館】
 
 ところで、私たちが若い頃の横綱と言えば「大鵬」が脳裏に焼き付いてます。戦後の日本中に勇気を与え、特に品格ある土俵上の態度に魅入ったものです。
 
 その土俵態度で記憶に残るのは、大鵬が46連勝目を上げたとき、行司は大鵬に軍配を上げたが、物言いがつき、大鵬の負けになり、記録は45連勝でストップになりました。ところが、後でビデオでは軍配通り、大鵬が勝っていたのです。これは「世紀の大誤審」といわれました。
 
 この時の大鵬の一言は「物言いがつくような相撲を取った自分が悪い」と自らを評しました。二度と同じ間違いをしない覚悟、横綱であっても、益々次への向上心から出る言葉です。
 
 しかし、今回アピールした白鵬は、立会後、相手に「張り手」をし、四つに取り組んで負けました。自分の負けを「立ち合い不成立と自分で物言いする」という横綱です。往年の横綱大鵬とは度量の深さに雲泥の差が感じられます。
 
 日頃見る白鵬の相撲で気になる醜悪は1、「張り手」、2、「かち上げ」、3、「ダメ押し」であり、このうち「ダメ押し」で特に記憶に残るのは1年ほど前、対戦相手「逸ノ城」が土俵を割り、勝負がついた後、白鵬は「逸ノ城」の顔面に一撃を見舞った」ことで、これはもう暴力として見えたものです。「これはいけない」とおそらく多くの人が叫んだことでしょう。また、勝ち名乗りを受、行司から賞金を受け取った後の派手な仕草が気になります。
 
 一方、先日行われた横綱審議委員による「総見」での相撲でも、立ち会い直後、白鵬は「張り手」をしました。しかし、横審メンバーは誰一人その場で注意を与えず、14日からの初場所でも「張り手」が出る可能性があり、その度に観客は嫌な思いをするでしょう。こんなことが度重なれば相撲人気は一気に落ちかねない。
 
 ところで、肝心の本日のテーマを書くのを忘れました。往年の大横綱「大鵬」の孫「納谷」がこの度、新弟検査に合格し、祖父譲りの大物ぶりが垣間見られることは、久々に大相撲に明るい光が差し込んでます。18才にして、すでに祖父大鵬の全盛期を上回る体格を持つ風貌から、大相撲は一連の醜聞を乗り越え、明るい未来へ盛り上げていくものと期待できます。
 

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