8月3日(土)午後2時より、行われた「コントラバス研究発表会」を聴きに行きました。とりわけ猛暑の午後ということで、気温は大丈夫かと事前に心配しましたが、会場は地下一階で涼しく、アンサンブルには理想のホールです。
実は、私も以前にギャラリーと名付けられたこのホールを利用したことがあり、懐かしく感じました。それは県立前橋高校の生徒たちを引率し、アンサンブル・コンテストに出場した時の練習会場がここだったからです。確か成績は良かったと思います。
今回、若い高校生から、コントラバスを生涯の友としてる方々、そしてプロの演奏家に至るまで、次から次へとコントラバスのみのプログラムが進み、無伴奏曲以外は、プロのピアニストが共演されました。
平素、一般の人にとって、どちらかというと馴染みの少ないコントラバスのみによる独奏や重奏の形態は、予想に反して、その響きが圧巻で、観客は男性の声域より更にオクターブ以上低い低音による音楽空間に浸り、私は暫くぶりに低弦特有の微かに響く倍音にも耳を傾けることができ、通常の音楽会とは一味違う低音の世界が楽しめました。一方、高校生による演奏を見て、併せて、人間が生涯に亘る楽器との関係についていろいろ考えました。
ところで、先ず一般的に、楽器を奏でる人は全体の人数から見てほんの一握りではないでしょうか。私はインドで小学生を教えていたときから、機会ある度に「何でもよいから生涯に亘り、一つ楽器が演奏できる人になりなさい。それにより自己表現の手段が広がります。」を口癖のように話し、同時に授業で実践してきました。その彼らも現在、還暦を迎えてる年齢です。私が担任した一人は香港の日本商工会議所会頭の重職にあります。
帰国後、特に最後に私が勤務した前橋高校では、部活動ではなく、音楽の授業内でかなり本格的に「全員に必修としてクラシックギター奏法」を3~4ヶ月、時間をかけ、20種類ほどのコードを含む数種のアルページョ奏法の学習を実践しました。
生徒たちは前の授業が終わるや否や、音楽室へ向かい私が音楽室に着いたときは全員が練習してる状況になり、楽器を演奏したい気持ちはどの生徒にもあることが実感できました。ギターは弾きながら自ら歌える特異性もあります。ギターの有名な独奏曲「禁じられた遊び」や「グリーンスリーブス」の伴奏も必修としました。
ですから、私が勤務してた7年間に前橋高校を卒業した人は全員がクラシック奏法でギターの基礎が弾ける人という私の夢が実現しました。このように一部の人でなく、全員が楽器演奏できる音楽教育こそ、彼らが生涯に亘り、音楽を愛好し、自己表現の分野を一つ広げることになるのではないでしょうか。
さて、今回のコントラバス演奏ではコントラバスならではの曲も取り上げられ、象や一億六千万年前に生息してた恐竜を思い起こさせる四重奏曲もあり、観客にとって、コントラバスが独奏楽器や重奏楽器であることも知ることになり、誠にユニークなプログラムです。
オーケストラでは縁の下の力持ちとして通奏低音や低音パートに回ることが多い一方、未完成交響曲では作曲者シューベルトの死後、約40年ぶりに楽譜が発見されたこの曲の様子を物語る有名な冒頭の部分や、運命の第三楽章の冒頭や、中間部のハ分音符によるめまぐるしい4分の3拍子の動きのように旋律を奏でることでも、大活躍のパッセージは至る所で見られます。その中にあって、コントラバスの最大の価値は豊かな倍音(overtone)を生ずることで、他の楽器との快い調和を産むのではないでしょうか。
今回、大きな楽器で運搬も並大抵ではないコントラバスに挑戦されてる半数が女性であることも驚きです。それぞれが高校や大学でのオーケストラに所属され、一方、今回のように独奏にも挑戦されてます。
また、平素は会社員として母として多忙な中、時間を作り出して練習に次ぐ練習に挑み、全楽章暗譜で演奏される姿に、真摯に音楽芸術と人生に立ち向かう姿は感動以外ありません。このように子供さんに「母の頑張る姿を見せられる方」は世の中にそうはいないでしょう。最大の教育です。
今回、コントラバス奏者が数ある楽器の中からコントラバスを選んだ理由はそれぞれです。上手な先輩の演奏に憧れて始めたり、オーケストラでコントラバスの魅力に嵌ったり、一方、長いこと演奏してることから、目や指の具合がよくなくても、心身に鞭を打ちつつ、練習に明け暮れしてることが共有でき、感動ものです。
最後に、ピアニストとして4人が出演され、コントラバスは大きく重いこともあり、共演練習は練習場所と練習時間が限られても、上手く生み出され、この日の演奏会を迎えられ、この面でも称賛ものです。
それにしても特筆すべきは、男性ピアニストです。前述の前橋高校で拙い私の授業を受けた伊藤正ピアニストが出演したことは誠に驚きです。オーストリアで研鑽を積んだ演奏は流石に一流です。懐かしい生徒の時は高校文化祭に出演しました。
また、いつも温かく接して下さる小野瀬直子ピアニストにはジムと日々フェイスブックを通じて、私は彼女の柔軟にしてアグレッシブな生き方に影響を受けてます。一方、司会を務められ、演奏もされた群馬交響楽団コントラバス奏者・若林氏の「来年はもう来ない人いますか。」というユニークな進行ぶりや、彼の全体的な指導にも温かな情熱が感じられました。
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