カテゴリー「人生100年時代を生きる」の13件の記事

2020年7月 6日 (月)

運動は過去進行形でなく、現在進行形で

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 群馬県もこのところ雨が降り続いてます。ここ数カ月は家の前の道で夕食前にウォーキングしてました。しかし、昨日は梅雨の晴れ間を利用し、約4ヶ月ぶりに鏑川の土手を4Kウォーキングしました。

 ここはシベリアから飛来すると考えられる50羽ほどのコハクチョウが毎年12月~翌3月まで羽を休める鏑川の流れが緩やかなところです。前回のウォーキングは確か、シベリアへ向かってしまった直後でした。「立つ鳥、跡を濁さず」の通り、今ではきれいな大河の自然が残されてます。同時に賑やかだった光景に比べ、渡り鳥の姿が見えない一抹の寂しさはあります。

 この一帯は高崎市木部町で、今でも広大な田畑が続く地域で、実は、幼き日の母が過ごしたふるさとです。ここに、私は自転車で生前の母を乗せ、一度だけ訪れた長命稲荷があります。母は「ここでよく遊んだ」と話してました。このお宮は遠い先祖が建設したもので、今でも土手の近くにひっそり佇んでます。幼き日の母が遊んだのは明治の末です。

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 右が長命稲荷で、左は田植えが済んだ水田が広がってます。この景色は昨日ウォーキング中に土手の上から撮ったもので、この地での出来事を生前の母がもう一つ、よく私に自慢したものです。

 それは幼き日に母(私の祖母で私は会ったことがない)に連れられて「大きなほうき星」を見たと言うことです。今でいう「ハレー彗星」です。1984年の前回ははっきり見えませんでしたが、76年周期で出現するので、幼き日の母が見たのは1910年のハレー彗星です。

 それは本当に「大きな箒のようで尾を引き、光っていた」と目を丸くして話してました。子供心に珍しく深く印象に残ったのでしょう。

 次回、出現するのは2062年ころです。現在40代以下の人なら見られる可能性があります。もちろん、健康長寿でいたらと言うことです。

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 昨日は、午後4時から自然に囲まれた土手を西に向かって歩き始め、約1キロで長命稲荷があり、それを過ぎると山名町のバイパスになる仮称「新鏑橋」が橋そのものは完成しており、現在、アクセス道路を建設中です。来年にはバイパスが完成し、開通するでしょう。

 実は昨日は日曜日で工事が休みで、数人の人たちが橋の上まで上がって見学してたので私も登ってみました。それは素晴らしい橋で隣の藤岡市へ400mほどで行けます。

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 【拡大して下さい。】

 私は前から決めてました。橋が通行できるようになったらウォーキングもこの長い橋を渡り、藤岡側の土手も1Kほど歩くつもりです。そうすると1回のウォーキング総距離は5キロになり、速足なら1時間です。健康的なウォーキングは散歩の感覚から離れ、ストライドを伸ばし、腕を振りスポーツ的に前進です。

 ところで、あまり良い例ではありませんが、実は私はオリンピックで金メダルを取った方と知り合いでした。しかし、今から20年ほど前に彼の姿を拝見したら、華やかな当時の姿からは想像できないほどで、やっと歩いてる感じでした。その後、今の時代にしては若くして亡くなりました。その他、ラグビーで活躍された方も知ってますが、私より1才若いのにすでに他界されてます。

 このような現状見ると、本来、健康のために行う運動であっても、若き日に無理に無理を重ね、勝利のために肉体を痛めつけてることが起こり得るのです。

 私は運動は今になってよくしてますが、「苦しい運動ならば、それは間違ってる」と自らに言い続けてます。

 「心臓が苦しくない範囲で可能な限り速く歩き」、目的は心肺機能を高める有酸素運動です。これでも脈拍は通常の1.5倍になります。また、「疲れない範囲でダンベルを使う筋トレ」です。筋肉維持や増強をめざします。このとき、快い汗が全身から出て来ます。私は「汗びっしょりは不自然」と考えます。

 これからも、この方針で心肺機能を高める有酸素運動と、筋トレの両面を生活に取り入れていこうと思います。

 

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2020年6月 2日 (火)

尽きない会話

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  毎晩一人での夕食は味気ないので、コロナが一段落したことから昨夜は2ヶ月ぶりに馴染みの「バク」へ飲みに行きました。2時間半ほど楽しい時間が過ごせ、友人の「時計屋の近くさん」も同行され、ママが作る料理は絶品で私は日本酒を戴きました。

 尽きない楽しい会話に幸せを感じます。お酒を飲みながらの楽しい会話ほど有意義なことはありません。いつまでも、健康と若さを保ち、お酒が美味しく飲めるよう日々肉体を鍛錬し、充実した会話を求めてやみません。

 一方、お酒の席で大切なことは議論したり、人を不快にさせない配慮です。


 It is bored for me to have dinner alone every night, so I went to the familiar tavern "Baku" after two months, because Corona had settled down. I had a good time for about two and a half hours, my friend "Mr. Near the clock shop" was also accompanied, and the dishes cooked by mom were excellent, and I drank sake.

 I feel happy as a person in the endless conversation. Nothing is more meaningful than an enjoyable conversation over a drink. I will continue to train the body every day so as to maintain my health and youth, and drink alcohol deliciously, and seek a fulfilling conversation. 


 On the other hand, the important manner while drinking is not to argue and we need consideration not to make people uncomfortable.
  

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2020年5月12日 (火)

いつまでも弾きたい・・ショパンの遺作ノクターン

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 気持ちはいつも青年でも、速い曲より、しみじみしたゆっくりした曲を、恰も歌のように弾くのが楽しいです。ノクターン1番B moll、及び21番c mollはとても私の心境にピッタリでよくこんな音楽をショパンは遺しておいてくれました。

 以前にホームコンサートで1番を弾きましたが、未来のいつかは、人前で21番をしみじみ弾いてみたい。運良く音楽による表現手段を持ってるので一人暮らしでも精神的に充実してます。

 「音楽の道を強力に進めてくれた高校時代の今は亡き恩師」のお陰です。たまには墓参りに行こう。


 Even I am always young in heart, I feel happy to play a slow piano music like a song rather than fast music. Nocturne No. 1 b-moll and No. 21 c-moll were fit my feeling perfectly, and Chopin left us this kind of marvelous music.

 I had ever played No. 1 at a home concert before, but I would like to play No. 21 in public sometime in the future. Fortunately, I have the means to express myself with music, so I am mentally fulfilled even if I live alone.

 It's deeply thanks to "My late teacher of senior high school who recommended me to go to the path of music". I will visit the grave once in a while.

https://www.youtube.com/watch?v=vcUwESz8Lic

 

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2020年5月 1日 (金)

人間が本来あるべき姿

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  一昨日、娘の家で楽しく飲み過ぎたのでしょうか、昨日は一日中、ボーとし、だるかったです。通常、日本酒のアルコール濃度は16度ですが、20度の美味しい日本酒を戴いたので十分に酔ったのでしょう。

 15年間いつも黙って一人の食事ですが、ああでもない、こうでもないと人と自由に話す雰囲気が人間の基本的な楽しさと感じます。

 人生100年時代に突入したので、このまま終わりたくない。楽しい会話と、素晴らしい音楽と、いろいろの植物に囲まれて生きたいと思う。


 I might have drunk too much the day before yesterday night at my daughter's house. So yesterday, I was absentminded and tired all day long. Usually, the alcoholic concentration of Japanese sake is 16 degrees, but I drank 20 degrees delicious one, so I think I had drunk enough beyond your expectation.

 For 15 years, I've always been silent and eaten alone, I feel that the atmosphere of talking freely with other people is human's fundamental enjoyment.

 Since we Japanese society has entered the 100 years of life, I do not want to end like this circumstance. I'd like to live everyday surrounded by fun conversations, marvelous music, and various plants.

 

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2020年3月 8日 (日)

拝むより、充実した生活を続けたい

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 日中、家にいると度々、宗教の勧誘が来ます。昨日は母と娘が来ました。以前は新興宗教が団体で来たり、家族3~4人を引き連れても来ます。いずれもしつこく入会を勧めます。

 こんなとき私は「毎日やることがあり充実してます。人間の幸せは拝むことより、現実には健康と収入、認知症を未然に防ぐこと、自らの目標に向かって努力を重ね、人のために、特に子供たちのため何か役立つことが尊く、私の幸せ」といいます。

 拝むのは神社仏閣のみでいいです。庭に門は設置してなく自由に入って来ます。これは車の出入りが楽なためです。


 During the day at home, some religious member often comes. Yesterday a mother and her daughter came. Previously new religious cult came in group or taking three or four family members. They recommend me to join to their religion persistently.

 In such a case, I say, "I have something to do every day and I am fulfilled." The human happiness is actually, rather than worship, efforts to promote health, income, and prevent dementia. And then, "I work hard every day toward my purpose and it is precious to do something useful for people, specially for children.

 I worship only at shrines and temples. There is no gate in the garden so everyone can enter freely. This is for in and out of the car easily.

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【3月8日午前8時の地球の姿】・・・拡大して下さい。 

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2020年2月14日 (金)

最近は自ら焼く「焼き鳥」に嵌ってます。

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 私は自分で焼く「焼き鳥」が好きです。味は塩味です。もちろん夕食のときです。ただ焼いてるとき時間をもてあますので、表が焼き終わり、裏返したらピアノで1曲弾くと丁度焼き上がります。

 その音楽は譜面を見なくてもすぐ弾けるソナチネ1番で、ゆっくり弾いてると焼き過ぎるので、結構、速く弾きます。この曲はハ長調でピアノを習った人は弾いたと思います。これを弾き終わると、丁度よく、焼き鳥で一杯です。何と哀れな生活でしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=fRmp0pD8-F0


 I like “yakitori” which is a chicken kebab baked by myself. The taste is salty. Of course at dinner. Since I just have too much time baking the face side, then I flip it over, I play a music by the piano, then it just finishes baking.

 The music is Sonatine No. 1 which can be played immediately without looking at the sheet of music. If I play slowly, it will burn too much, so I play pretty fast. Since this music is in C major, I think that the person who learned the piano played it. After playing this, it became a delicious Kebab, of course with a cup of Japanese sake. If you look at it, it is a pathetic and miserable life.

 

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2020年2月 5日 (水)

年を重ねでも社会との関わりが基本

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 寒い今日、庭の「白梅しだれ」が一輪咲きました。紅梅が多い中、白梅もいいものです。ところで、私は気持ちは若いつもりです。しかし、これからの人生100年時代を生きる基盤は、誰でも共通して1、健康維持、2、退職後の経済の安定、3、社会活動と考えてます。

 1と2は毎日考えてます。これが整って好きな趣味と勉強ができます。社会活動として、私には地元倉賀野小児童の登下校の巡回があります。来る2月8日にはこの仲間たちと新年会があり、今から楽しみです。


 One flower of weeping white plum in the garden has bloomed in the cold today. While there are many red plums, white plum is marvelous as well. By the way, I am young in heart. However, the foundations of the 100 years of life everyone believes are 1, health maintenance, 2, economic stability after retirement, and 3, social activites.

 I think about 1 and 2 every day. This allows us to continue our favorite hobby and learning. Among these, I have social activities such as patrol for local Kuragano elementary school children. On February 8th we will have a New Year's party with these comrades. I am looking forward to it.

 

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2020年1月30日 (木)

動きたくない時ほど、筋肉の重要性を意識して動く

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【全体は群馬が誇る赤城山で、左の峰から黒桧山1828m、地蔵岳、荒山、鍋割山】

 寒い寒いと言ってる大寒の最中です。例年より白くない赤城山も寒々して見えます。しかし、昼の長さは確実に伸びており、日差しも高くなってます。

 本日の群馬県の日没17時07分から日の出6時47分を引いた昼の長さは10時間20分です。冬至の昼の長さ9時間41分に比べて約40分も長くなってます。これは現在の太陽黄経が約310°だからです。

 太陽黄経とは、公転してる私たちの地球から見て、魚座のすぐ下にある春分点0°にあった太陽の位置が、そこから左へ度数を計ると現在約310°の位置に移動してるからです。

 これを理解するには、丁度、私たちが電車に乗って、進行方向に向かって左の窓から外を見たとき、遠望の山の景色が星座になります。途中の建物が太陽のようなものです。途中の建物は遠方の景色の前を左に動いて見えます。

 つまり、地球から見ると太陽は星座の手前を刻々と左へ動いているように見えます。その動きは1日で1°弱です。それは地球が公転軌道一周360°を365.2421日かけて周遊するからです。

 つまり今日1月30日は昨年の春分の日から、公転してる地球から見ると太陽は約310°移動したように見えます。そして来る2月4日の立春には315°に達します。これは私たちを乗せた「地球が1日に公転する距離は29㎞×60×60×24=250万5600km程」ですから、私たちは今の瞬間ももの凄いスピードで宇宙旅行をしてることに因ります。

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【膨らんだ紅梅しだれの蕾】

 ところで、宇宙のダイナミックな動きに比較すると「人間の心とは極めて弱く」、寒さなど心身に少しの辛さがあるとすぐに折れやすいものです。特に私の精神は、つい楽な方へ楽な方へと傾きやすいと日々感じてます。その心は英語やピアノなど何か勉強するにも、また、身体を動かすにも現れます。

 元気が出るのは食事をしたり、夕刻一杯飲むときくらいです。特に、体験上、心知れる人と飲む時は尚更楽しくなり、そんなことが近未来にあるでしょうか。

 しかし、不思議なことに、時には頑張れることもあるので、これから人生100年時代という素晴らしい時代に生を受ける幸福を享受するには、それなりの努力を継続する気持ちが大切と考えます。

 私は身体を動かすことに比較的努めてますが、どうしても「今日はいいや」とウォーキング等サボり気味になります。確かに寒いときのウォーキングは血圧が上昇しやすいので、暖かな時間帯に行なうべきも正しいです。

 ところが、それに乗じて怠けやすいことがあるので、私は次のような心掛けをするようにしてます。

 人間、「動きたくない時ほど筋肉の重要性を意識して動く」、また「歩きたくない時ほど歩ける幸せを意識して歩く」と最初は精神的に苦痛であっても、筋肉が動きを覚えていることから、思いの外、身体は動くものです。動き始めれば、しめたもの。後はスイスイです。やはり、取っ付きに心が動き難いのです。

 ウォーキングの方法について、最近私が心掛けてることは身体に力を入れないで歩くことです。これは腕をぷらぷらにします。一方、スピードを意識します。走ることに比べれば難しくないので、すぐにできるウォーキングは健康上、効果的です。

 それは歩幅を2~3㎝広げることで、スピードが断然違ってきます。運動とはスピードこそ筋肉の動きが変わるのでとても生き生きします。前述の通り、腕は曲げず、まっすぐ下にします。ところが、不思議なことに、スピードが上がると腕の動きが大きく前後に振れます。この自然な腕の前後運動こそ血流がよくなると考えます。

 運動の最終目標は姿勢がよく、血流がよくなり、身体が快適に感じるなることです。これからも、弱い心に鞭打って動きたくない時ほど身体を動かすよう努めます。

  

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2020年1月28日 (火)

飲んでも心すべきこと

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 雪の心配があるなか、昨夜は高崎で一杯飲みました。パーティーで飲んでも、飲まなくても私が考える「やってはいけない七ヶ条」は下記の通りです。


★相手の話を聴かず自慢ばかり。★肩書など上下関係を話題にする。★容姿の変化でからかう。★結婚や子供のチェック。★飲んで議論する。★一部の人とだけで盛り上がる。★連絡先をよく知らない人と交換する。

 要点は相手に不快な思いをさせないよう気をつけます。


 Though I worried about snowfall last night, I had a drink in Takasaki-city. When I drink or not at a party, I make up my mind the "7 bans that I shouldn't do"

 ★ Just proud of himself or herself without listening to other person's talk. ★ Talk about the vertical relationship such as the title and academic background. ★ Tease his or her appearance. ★ Check marriage and children. ★ Discuss while drinking. ★ Excite only with some people. ★ Exchange contacts with strangers.

 The point is, be careful not to make the other person feel uncomfortable.

 

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2019年12月 5日 (木)

いつまでもピアノに接する日々でありたい

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https://www.youtube.com/watch?v=dgrO9cbPOws

 物資の乏しい戦後に教育を受け、ピアノとは疎遠の少年時代を過ごしました。小学生の頃から鳩を飼育したり、中学ではバスケットボールに興じた日々でした。しかし、高校では情熱的な音楽の先生に出会い、その先生に勧められ、今ままでとは縁のないピアノの初歩であるバイエルを弾き始めたことが、生涯を通じて、音楽ある生活になるとは夢にも思わなかったことです。それはピアノを始めるには遅いと考えらる17才でした。早朝に学校へ行き、音楽室で1時間半ほど練習しました。

 先生のお陰で、その後、結果的に教職の道に進めましたが、長い教員生活の期間、先生のように徹底して生徒の人生の方向を変えるような指導を行なったことは一度も有りませんでした。教師の「核心である情熱」という点で我が師には勝てませんでした。やはり教師で大切なことは、生徒の将来の生き方ため情熱を持って接し、心を込めて厳しく指導することなのでしょう。

 私は教員時代に主に吹奏楽に力を入れ、コンクールで金賞をめざすという、つまり、他の学校に負けないで、指導者としても勝つ喜びのみを目標とし、勝負師でもないのに毎年、勝った負けたのことばかりで、今振り返ると「音楽教育が有るべき本来の姿」とは別方向に向いてしまいました。生涯を通じて芸術を愛好する人に育てるという「真の音楽教育とは何か」を考える余裕はなく、合宿などを通じて勝つために頑張ることのみの日々を過ごしました。

 一つの目標に向かって進むことは良くても、コンクールは教師も生徒もどうしても利己主義に陥り、教育にとって肝心な「利他の精神」など、どこにもなかったと痛感しています。芸術と、勝敗を決するスポーツとは異なるのに、それと差のない目標を持ち続け、本来の音楽教育の目標から逸脱した教員であったように思います。

 その中にあって、ただ二つ良かったのは、定期演奏会として群馬音楽センターでたくさんのお客を前に、吹奏楽のオリジナル作品より古今の名曲の数々を披露し、引退する三年生一人ひとりの良さを振り返り、「顧問の私が感じたこと」を観客に紹介したことは教員として有るべき姿で良かったと感じます。また、授業を通じて、世界の国歌を扱ったり、一般の生徒すべてにクラシックギターを取り入れたことは私のオリジナルで良かったと振り返ります。 

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【高崎商業の11年間、定期演奏会を開いた群馬音楽センター

 ところで、現役を退いて今思うことは、これから本当の「音楽の喜び」を追求する日々でありたいことです。幸いピアノがあるので有り余る時間の一部はピアノに向けてます。例えば、ソナチネはピアノ演奏として技術的に易しいと考えられてますが、逆に、これを作曲するとなると簡単にできるものではありません。ここに古今の大作曲家の偉大さがあります。音符は簡単でも「音楽的内容が豊富である」ということです。如何にこの豊富さを享受できるかこそ芸術の真髄ではないでしょうか。

 以前に書きましたが、「本心から自分が望むことをすれば、人と比べなくなる」所以がここにあります。人と比べると生きづらくなります。如何に本当の音楽の喜びを心で捉えるかです。その点から見るとソナチネや、技術上その上のソナタとなれば、これはもう第一級の音楽美が備わってます。ですから以前にホームコンサートで弾いた「テンペスト第1楽章などは実に素晴らしいピアノ曲である」と今更ながら心底より感動を覚えます。これからも精神を錆つかせないためテンペストに挑みます。

 

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