カテゴリー「文化・芸術」の30件の記事

2020年7月27日 (月)

夏休みと言えば吹奏楽部の合宿であった

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 私が高崎商業吹奏楽部や前橋高校吹奏楽部の顧問をしてたとき、夏休みには人里離れた山岳に行って50名ほどが寝食をともにし、吹奏楽合宿したことが良い思い出になってます。場所は新潟県苗場であったり、草津本白根山麓であったり、時には北毛青年の家、小諸青年の家でも行ないました。

 目的は交流であったり、コンクールを目指したり、高崎市の群馬音楽センターでの定期演奏会や前橋市民文化会館での優曇華でした。

 今後も学校からお呼びがかかれば近未来には再びステージに立って指揮ができるよう、今でも柔軟な身体の維持に努めつつ、音楽に対する情熱は更に持ち続けています。


 When I was a conductor for wind orchestra of Takasaki high school of commerce and Maebashi high school, it was a good memory to go to remote mountains during the summer vacation and about 50 students sleep and eat together in music camp. The place was such as near Mt. Shirane, Naeba, Hokumoh Youth House and Komoro Youth House.

 The purpose was to promote interchange between students and teacher, a competition and to perform a regular concert at Gumma Music Center, or performance named Udonge at Maebashi citizen's hall.

 I still have an enthusiastic passion for music and flexible body so as to be able to stand on the stage and conduct great music in the near future, if school calls me.

 

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2020年5月18日 (月)

生前は公開されず、死後、世に出る作品・・・遺作

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【庭は新緑に覆われる季節になりました。】

 毎朝NHK朝ドラ「エール」を見て、主人公の青年期の状況が私の若き日とダブルことがあり、楽しく、また懐かしく思います。

 基本的に類似してるのは進路の関係です。それはモデルとなった古関裕而が福島商業学校から音楽の道を選んだことです。一般的には金融機関など一般の職業につくのが当り前であっても、出会った音楽の先生の強い勧めがあって、彼は最も自分らしい道を選んだことです。これから、「エール」の内容は彼の素晴らしい作曲と共にますます発展し、毎朝、目が離せません。

 ところで、このドラマの中に当時の日本楽壇で作曲界の重鎮「山田耕作」が出て来ます。何とそれを演じる役者は志村けんさんです。撮影は昨年から今年初めにかけて行われたのでしょう。しかし、彼は最近、パンデミックなコロナウィルスにより亡くなりました。これには日本中が驚きと悲しみに満ちてます。彼の天性は私たちはもちろん、日本語が分からない外国人にもよく分かる卓越したユーモア溢れる演技力です。

 以前に我が家にホームステイしてたニュージーランドの小学女児がテレビで彼の演技を見て転げ回るようにおもしろがってたことがあります。それほど万人に分かりやすく愛される演技でした。彼の突然の訃報は誠に驚きでしかありません。それほどコロナウイルスは未だに恐ろしい感染病です。

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【芍薬・・・50年前に亡父がう植えたものです。・・・これも遺作】

 「エール」に登場する山田耕筰を演ずる志村けんさんの演技は健康時に撮影されたもので、本人の生前中に放送されてないことから、最後の演技は彼の死後、公開となり、彼自身もテレビで自らの演技を見ていないことになり、遺作です。役者にも遺作があるのです。ですから、このようなテレビドラマは珍しい放送です。

 生前には公開されることなく、作者の死後、世に出る作品は一般に遺作と言われます。

 私の知る限り音楽作品の中には多くの遺作があり、それは作曲してもすぐ演奏される機会を得ず、人に聴かれず終いで、死後、後世の人によって楽譜が偶然発見され、音となり世に出るものです。

 遺作として有名な音楽作品はシューベルトの「未完成交響曲」です。シューベルトはオーストリアの音楽協会の名誉会員に推挙されたことから、その返礼としてシンフォニーを書き始めました。しかし、作曲が完成しないうちに31歳の若さで世を去り、途中まで書いた作曲原稿が協会の机の中に長年眠り続け、何と彼の死後、37年ほど経過して楽譜が発見され、作曲は途中までと分かり、未完成と名付けられました。

 楽譜に記されたサインからシューベルトの作品と分かり、その後、楽譜が音になり、演奏されたもので名作「未完成交響曲」として今では世界中で公演されてます。という私も群馬音楽センターで開かれた高崎商業高校吹奏楽部の定期演奏会でこの曲を指揮したことがあり、とても重厚味ある好きな音楽です。

 この曲の冒頭はコントラバスとチェロによる重低音でゆっくり奏され、恰も長い眠りから陽の目を見たような出だしで、この曲にとても相応しい旋律です。

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 同様に、ピアノの詩人ショパンも人生僅か39才であり、その才能に比例し、多くのピアノ作品が遺作として残っています。この遺作集の中には103曲が収められてます。私はこれからの日々、彼の遺作を弾くことになります。

 ショパンの遺作で最も有名なものは映画「戦場のピアニスト」で弾かれた嬰ハ短調です。また、現在、私が挑戦してるのがハ短調です。

https://www.youtube.com/watch?v=walwdY8ssrE

 このような遺作は芸術や文学で起こり得ることで、生前には公開されず、今後、発見され陽の目を見る作品があるかもしれません。それにしても、人間が生きてる唯一の証は作品を残すことではないでしょうか。私たちもどんな分野でも作品を創作したいものです。それが生前でも、死後でも世に出れば素晴らしい。

 改めて志村けんさんのご冥福を祈ります。合掌

  

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2020年1月16日 (木)

ソプラノサックスの練習は順調です

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【拡大してください。】

 今年になって朝のパトロールは幾度も行ないましたが、今日は今年になって初めて通学路の信号に立ち、下校する子供たちの安全を見守りました。ずっと立ってると流石に寒かったです。子供たちは皆元気で下校し、挨拶がよくできます。私も声をしっかりかけました。

 ところで、明日の午後はオカリナ会の新年会なので、午前中にソプラノサックスを練習します。「スカーレット」、「愛の喜びは」を予定してますが、内緒ですが、もしアンコールがあったら「シルクロードのテーマ」を演奏するつもりです。

https://www.youtube.com/watch?v=oU7JWTtJaL4


 I did many patrols in the morning,this year, but today, for the first time, I watched the safety at the traffic signal on the school road and watched children leaving school. It was really cold when standing. All children were high-spirited and greeted me well. I also greeted them.

 By the way, tomorrow afternoon is the New Year's party of the Ocarina Society, so I will practice soprano saxophone in the tomorrow morning. I'm planning to perform "Scarlet" and "Joy of Love", but I'm going to play "Silk Road Theme" if there is an encore. Of course, this is just between you and me and lamppost.

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2019年12月23日 (月)

野崎由美ソプラノリサイタルを高崎芸術劇場で聴く

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【プログラムより転載】

 冬至の22日に「野崎由美ソプラノリサイタル」を、このほど完成した高崎芸術劇場・音楽ホールに聴きに行きました。今回を入れて彼女の歌声を5回拝聴しました。いつも変らぬ表情豊かな舞台マナーに日頃の忙しい生活を忘れ、会場いっぱいに響きわたる透き通った崇高な声量に、年末のひと時を過ごせ、私は幸せな心境になりました。

 最初の挨拶で彼女曰く「最近は年齢が勝負になってるが、いつまでも歌のお姉さんでいたい。」の言葉を聞き、私の感想は13年ほど前に初めて高崎文化会館で聴いた彼女のリサイタルの頃と殆ど変らない若さを維持してます。それどころか、声楽家としてますます円熟味を増し、のびのびした発声法から感じる若さとともに声楽家としての生き方に、これからこそ彼女の本領が発揮されてる時代ではないでしょうか。

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【高崎駅東口からホールまで専用の高架歩道が設置されてる】

 今回、初めて高崎芸術劇場に行きました。しかし、困ったことがあります。これだけ大きな施設なのに専用駐車場がありません。

 現在では、都内の高級ホテルでさえ専用地下駐車場があります。ニュースによると、この芸術劇場の建設備品の入札に関わることで市幹部と業者による癒着が報じられ、逮捕者がてでいます。

 素晴らしいホールとは裏腹に自慢の建物が最先からダメージを受けてます。立場を利用した不法行為が行なわれる前に県内外から訪れる多くの観客のことを考え、これほど最新の音楽ホールですから駐車場設置を考えるべきでした。これは早急に取り組むべき市幹部の仕事です。

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【ガラス張りの高崎芸術劇場】

 ところで、リサイタルは4階・音楽ホールで行われ、ここはいわば小ホールで、2000名が入れる大ホールは、これとは別で1階です。音楽ホール内は四方が隙間のある木材に囲まれ、音を吸い込むような形態であり、音響に優れ、演奏を効果的に生かそうとする工夫が感じられます。このステージでの演奏は音楽家なら望むところでしょう。

 ソプラノ野崎由美さんの歌声は全身全霊をフルに使う発声法で、時に迫力、時に優しさを柔軟にコントロールされ、聴き手は声量に圧倒され、また、語りかけるような繊細な表現に安堵します。

 作曲家・木下牧子さんの作品は彼女にとって重要なりパートリーであり、同時にピアノ伴奏は彼女とは常によいコンビで「NHK弾き語りフォーユー」でお馴染みの小原孝さんです。今回、木下牧子さんの4曲が歌われ、中でもユーモラスな「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」など、彼女の表現力にうってつけの一曲です。また、ピアニスト小原孝さん作曲作品も5曲が歌われました。

 最後のプログラムは今の時季に相応しく、「クリスマスコンサート2019」と銘打って、お馴染みの曲のメドレーです。鑑賞者にとって、よく知ってる曲はコラボのバックコーラス玉村混声合唱団「coroピアチェーレ」とともに、大変楽しめました。

 中でもカッチー二のアヴェマリアやイギリス民謡アメージンググレイスは野崎さん独特の「観客の心を揺さぶる表現」と共に身体全体での表現に圧倒されたのは私だけではないでしょう。名曲とは人類にとって誠に貴重で高貴に感じる宝ものです。

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 アンコールの一曲として今回のピアニスト小原さん作曲による「逢えてよかったね」を合唱団と共に観客が歌いましたが、「観客は殆ど歌えません。」

 このとき、私は感じました。日本人は音楽が好きでも、楽譜を見て新たな歌が歌えないことです。私は唖然とし、この程度のやさしい楽譜が何故皆さんすぐに歌えないのかと残念になりました。

 実はここに日本の音楽教育のマイナス点、つまり、楽譜を読む力であるソルフェージュが殆どなされてないことです。学校現場では小学校でも英語やプログラミングが正式な教科として導入され、しかも、土曜が休日であり、弱い立場にある芸術科目の時間数がますます減らされてます。

 これからの一般国民は楽譜が読めない人の増加です。また、正式な発声法となれば訓練が不可欠ですが、その時間もなく、素晴らしい声の持ち主は減ってきます。音楽は、見かけ上「ただ楽しめばよい」ということだけになります。

 全世界共通である楽譜が読めず、正式な発声ができない国民が増え、これでは先進国とは言えません。一般の日本人にとって、そんなに英語の時間やプログラミングが必要でしょうか。英語の時間を増やしても肝心な指導体制は確立されてません。

 開発途上国に比べ、経済力だけで先進国になっても人間が本当に望むことは「精神的に満ち足りた幸福」にこそ感じられるものです。令和時代は、野晒しにされてる一般国民の芸術性に本心から取り組むべき国の姿勢が問われています。

 

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2019年12月16日 (月)

単純な美に包まれる生活空間に

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【東側の塀、画像を拡大して下さい。】

  生れて初めて土地を買い、お気に入りの塀を作った喜びは大きいです。今は亡き母の教え「地続きの土地は価値がある」との言葉が私の脳裏にあり、近年、隣の土地が売りに出たとき20坪ほど購入しました。

 お陰で、屋敷の東側が広がり、有効利用をいろいろ考えてます。基本はできるだけ空間を作り、緑色濃い庭に手入れしていきます。塀は垣根であると共に鑑賞用でもあり、単純が美しく感じます。同じ塀が屋敷の東側、南側、西側に巡らせてあります。

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【西側の塀】

 I bought a land for the first time and making my favorite fence is joyful beyond expectation. My late mother said, “The land of neighbor is worth to buy”, that reminds in my mind, so recently I bought about 20 tsubo about 60m² when the next land was on sale.

 Thanks to that, the premises has spread to the east. I am thinking about using it effectively. Basically, I will make space as much as possible and cultivate a green garden. The purpose of fence is not only preventing invaders but it should be simple and beautiful as an art.

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【南側の塀】・・・拡大して下さい。

  

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2019年5月12日 (日)

旧灌仏 毎年この日は 必ず大安

 今日は旧暦で4月8日なので旧灌仏です。この日は釈迦のゴータマシッタルダが生まれた日であり、釈迦に甘茶をかける風習が倉賀野町でもあります。仏教が日本に伝来したのは6世紀といわれ、この頃、日本へはたくさんの渡来人が来日したことから、この人たちが仏教を伝えたものと想像されます。ところで、旧灌仏は毎年必ず大安です。若き日、私は釈迦が悟りを開いたブダガヤ大聖堂へ行きました。多くのチベット人が時計回りで礼拝に来てました。


 Today is April 8th in the lunar calendar, so today is the Buddha's birthday.This day is the day when the Buddha named Gotama Siddhattha was born in Nepal, and there is a custom of putting sweet tea over the Buddha in Kuragano-town at Yakushi temple as well. Allegedly, Buddhism was introduced to Japan in the 6th century. Around this time, many people came to Japan from the continent, so I guessed that these people transmitted Buddhism. Surely, Buddha's birthday is a lucky day every year. I have been to the well-known cathedral in my adolescence where the Buddha attained spiritual enlightenment. There were lots of Tibetan who came beyond the Himalaya Mountains to worship around the Cathedral clockwise at Buddha Gaya in India.

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2019年5月 1日 (水)

令和では 庭キャンパスに してみたい   

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令和となり、牡丹が一斉に咲きだしました。これからは自然と音楽と共に心豊かに生活します。鳩舎もすべて解体が終わり、庭が広がりました。新たな庭作りを創造します。


The traditional period named Reiwa has begun today in Japan and the new peony bloomed all simultaneously. From now on, I will live a life full of heart with nature as well as the western classical music. The pigeon loft was all dismantled as you see, and the garden expanded. I'd like to create a new garden.

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2019年3月10日 (日)

乱舞する ららん藤岡 蘭饗宴

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昨日の午後「ららん藤岡」で開催されてる蘭の展覧会を見てきました。たくさんある作品の中で私が最も心惹かれた一つが写真上の蘭です。それは色彩が誠に見事だからです。如何ですか。拡大してご覧ください。
 
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Yesterday afternoon, I appreciated an orchid exhibition which is being held at "RaRan Fujioka". Among the many masterpieces, one of the most attracted orchids to me is purple petals of photograph. It is because colors are superb and marvelous as well as the shape of petals . How do you feel it? Please enlarge the each photos.

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2016年11月 4日 (金)

高崎商業高校吹奏楽部第53回定演演奏会・・・・・驚愕の暗譜力

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 創部以来58年経過し、初代の波戸場先生から顧問は8代目となり、酒井会長率いるOBOG会員は800名になり、高商吹奏楽部は良き伝統の上に、脈々と新たな歴史を刻んでることを現役の生徒さんたちの演奏を通じて確認できました。

 この度、文化の日に相応しく、第53回高商吹奏楽部定期演奏会が群馬音楽センターで開かれました。最初の頃、定期演奏会は昼の部と夜の部が同日に二回行われてました。

 私は昭和時代に第15回~第25回まで11年間この定演を指揮する立場にあったことから、高商吹奏楽部には愛着と懐かしさがあり、今回、学校で行われた直前の練習会を一回見学し、そして、生徒さんたちの本番での溌剌とした演奏に期待と胸を膨らませ、ワクワクして音楽センターへ向かいました。驚くことに観客は超満員。私はやっと席に着くことができました。

P1010961 【第3部の世界旅行をイメージしたプログラム】

 本年より赴任された安斉先生がどんな指揮をされるか、指揮法に最も関心のある私は、先生の指揮ぶりを拝見し、一見して本格的に指揮法を勉強された先生であることが分かりました。それは的確な叩きであり、音楽への追求が十分に表現され、演奏する生徒さんにとって見やい指揮法と感じます。

 私の考えでは、教師は平素の音楽指導力が根幹であっても、一たび、指揮台に上がれば、それは「本格的な指揮者でなければならなぬ」ということです。

 プログラム1部は、コンクール課題曲、プッチーニのオペラの一部、そして先輩たちが演奏に加わったアルヴァーマ序曲などでしたが、プログラム構成に関して長い伝統とは異質な感があります。それは本格的なクラシカルの名曲が少ないことです。後ほど、スラブ行進曲とペールギュント組曲が聞えましたが断片的でした。

 最も肝心なことは、流行のみを追わず、二度とない多感な青春時代に「普遍的な音楽美に触れることこそ、芸術教育の極み」です。ですから、一部に大作曲家の作品を1~2曲組み入れることで生徒さんにとって定期演奏会がより充実し、心底から音楽美を追求し終えた実感につながると考えます。

 古典音楽の中にはオーケストラに限らず、吹奏楽でも十分効果的に演奏できる優れた楽曲はいくらでもあります。つまり管楽器が活躍する楽曲を選択することです。定期演奏会では一部、二部、三部の違いを明確にすると、よりメリハリが付くと考えます。

 一方、楽器の音色をより芸術的に高めるポイントは大きく二つあると思います。一つは「静かな場所で一人で自らの音色をよく聴き、遠くにまで魅力的に響く音」です。常に他の人と一緒の演奏のみはなりません。二つは「自分より上手な人やプロの音色を聴いて真似る」ことに尽きると思います。

P1010949 【お顔が明確でないので掲載させていただきました】

 ところで、二部は流石に若者による楽しさの極みです。部員にとってこの楽しさは生涯忘れることはないでしょう。これだけ変化に富んだ動きや衣装、何より迫力。そして会場との一体感、しかも、二部、三部はすべて暗譜という徹底した記憶力に脱帽です。

 練習場所確保の困難さ、限られた練習時間内での暗譜に心より敬服です。この努力と向上心、そして達成感は必ず将来への展望へつながり、社会へ出ても自らに自信が持て、力強く生きられるでしょう。演奏を聴いて、音楽とは人間の悲しみを表現できるもの、何より、これ以上ない楽しさをも表現できることを改めて学びます。

P1010951【三部マーチング】

 10年連続、群馬県代表として西関東へ出場という高商の部活の中でも、現在、ひときわ輝いてるパーフォーマンスは自信に満ち溢れています。それは全員が一ヶ所を見続けると思われる一糸乱れぬ統一感、見えない後方や、縦横に進むさまは考えられないほど難しい幾何学的交差です。

 それに加え、楽器を持つ角度の統一性、なかんずく迫力ある音楽を伴い、ある意味で人間にとって極めて難しいことはマーチングではないかと、改めて高商ブラスの力量を感じます。人間とは自信を持つと凄い力が出るもので、観客の心はステージにくぎ付けとなり驚愕の連続です。

 充実した定期演奏会を持って今回引退する三年生は多分、思い残すことはないでしょう。自らやれることの限界以上に努力しました。事前の準備の労苦は客には分かりません。自らひたすら努力し、客には最も良い部分のみを見せる姿勢は、今後、精神のあり方にいかに役立つか計り知れません。

 一方、年間行事では、社会の高齢化に目を向け、福祉施設への訪問演奏などは特筆すべき行事です。音楽が困ってる人、日々、寂しく暮らしてる人の心に勇気と感動を与えることができるなら、これに勝る素晴らしい文化活動はありません。

 三年生の皆さん、皆さんの演奏で私は一度は指揮してみたかったです。充実した3年間の部活動を心の財産とし、生涯にわたって芸術を愛好する高商の卒業生になってください。 

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2016年6月19日 (日)

新みかぼフィルによる「ロシア音楽」に心酔

1280pxtchaikovsky_museum_klin【チャイコフスキーが晩年に作曲した家】・・ウィキペディアより転記 

 プーチン大統領の今秋、来日決定を祝すかの如く、第27回、新みかぽフィルのプログラムはチャイコフスキーとリムスキーコルサコフによる二大ロシア音楽の演奏会です。

 梅雨の晴れ間の6月18日【土】みかぽみらい館において、私は暫くぶりに優美さとダイナミックな対比、及び、今回、ロシア民族舞曲を彷彿させるタンバリンなど打楽器群の的確にして躍動的なリズムに心躍ることができました。

 「白鳥の湖」開始と同時に響くオーボエの音色は誠に透明性に秀で、観客の心奥に響きます。チャイコフスキーにより、こんな優美な旋律を奏でる機会に恵まれるオーボエ奏者は何と幸せな生き方をしてるのでしょう。

 旋律の崇高さと洗練されたオーボエの音色にすぐにチャイコフスキー世界へ引き込まれました。すぐさま奏される金管群の壮大な対比は「音楽の偉大さ」を身を持って感じることができ、これこそチャイコフスキー音楽の神髄と確信です。

 

P1010279【ステージに映し出されたイラストより】 

 チャイコフスキー音楽が日本人に自然に受け入れられる本質はどこにあるのでしょう。学説によれば、私たち日本人の遠い祖先は北方系と南方系が考えられるとのことです。私たちがロシア音楽に違和感より、なぜか親近感を感じるのは、もしかして、現在の私たちには理解できない遠い遠い祖先から引き継がれてる魂かもしれません。

 「泉のほとり」「仕事の歌」「黒い瞳」「ともしび」「山のロザリア」「母なる川ボルガ」など多くのロシア民謡は、あたかも日本の旋律ではないかと私は子供の頃に感じ「黒い瞳」などは現在でもピアノで弾くことがあります。

P1010282_2 【会場の両サイドにあるバルコニー席】

 私は観客席の比較的前に座りました。それは多くの奏者が音楽に取り組む一瞬一瞬の動きや表情が分かるからです。特に、暫くお会いしてないバイオリン担当Оさんの演奏ぶりが見やすい位置に座り、いつも変らぬ躍動的な生き方に更に豊かな人間性を見出しました。

 ところで、白鳥の湖から「オデットとジークフリート」を表す、とりわけバイオリン・ソロ、チェロ・ソロの麗しい音色に浸れることができ、二重奏には見事な対位法が楽しめました。

 次に続く、「ハンガリーダンス」「スペインの踊り」における「悲壮感溢れる美」は次第に頂点へ向かい、激しさ増す舞曲はいっそう管・弦による壮大にして明るい掛け合いとなり、的確にリズムを刻む打楽器奏者の華麗さこそ、チャイコフスキー音楽に潜む二面性となって充分に楽しさが味わえました。

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 一方、「シェへラザード」は、先ず幾分か東洋的趣きを内包する中近東的響きに圧倒されました。金管低音部を中心とした荘厳にして愛愁味を帯びた雰囲気はこれからアラビアンナイトが開幕する途轍もないメッセージです。

 すぐに始まったバイオリンソロには近年にない驚愕です。正確に決まる音程に基づき、低音域から高音域まであまり残すことなく充分に網羅し、縦横のテクニックは聴く人を不思議な中近東の闇へ誘うには充分過ぎました。誠に卓越した表現力に圧倒されました。

 それに続く、愛愁味漂うバイオリンソロとハープの二重奏は夢のような音楽であって、あたかも音楽を忘れてるような瞬間が続きました。それに続くファゴートのロシア舞曲、オーボエの反復は魅力いっぱいの抜けた音色、それに対する弦低音部とトロンボーンによる対称的旋律の掛け合いに、鑑賞者はより不気味な世界へ惹き込まれました。

 今回、みかぽフィル第27回演奏会の印象は、私には急緩、ディナーミクの幅、対位法的な掛け合い、フルート奏者、チェロ奏者などソリストの個性的音色が印象に残り、私のそばにいる小学生たちも皆よく聴いてました。

P1010037 【フィリスコーン・・・西洋シャクナゲ】

 ところで、常任指揮者のK先生が以前に、群響で演奏された運命の2楽章や4楽章におけるファンファーレの華麗さは今でも私の脳裏に焼き付いてます。この度、みかぽフィル常任指揮者を退任されると伺い、オーケストラ経験豊富な先生に感謝するのは楽員はもとより、民間の音楽芸術の高揚に尽力された見地から、多くの群馬県民ではないでしょうか。

 最後に、「サプライズ」としてエルガーの「威風堂々」メインテーマが奏され、K先生への感謝と今後を祝しましたが、私は楽団員の指揮ぶりに圧倒されたというより、有り余る感謝の気持ちでしょうか。こちらの指揮ぶりこそ誠に「サプライズ」に感じました。

 今宵、ロシアの壮大な楽曲を拝聴しつつ、日本とロシアの70年にわたる懸案事項である北方領土問題を早期に解決し、平和条約を締結し、両国国民の交流が一層密になって、私たちが緑豊かな北方四島へ渡航できる日が来るよう、プーチン氏と安倍氏の時代に歴史の「サプライズ」が生まれることを切に願いました。

 楽員の皆様、大曲の演奏を有難うございました。素晴らしい時間が持て、入場無料とは申し訳なく感じて家路につきました。  

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