中学校同窓会を江戸川の屋形船で実施
東京に住んでる倉賀野中学校同級生の計らいで、暫くぶりの同窓会が屋形船で行われました。参加者の心はすぐに打ち解け、皆、中学生時代に戻りました。
以前に職場の旅行で長良川の鵜飼いを見る屋形船に乗ったことがあります。私にとって、今回はそれ以来の屋形船です。
倉賀野に住む同級生9名は倉賀野駅に集合し、総武線の新小岩駅で下車しました。新小岩駅では東京在住の5名と暫くぶりの再会。ところが、年月が経つと一見して誰だかわからないです。特に女性はすごく変わるような印象を持ちました。昔の恋人も来てドキドキ。
それでも、男性9名、女性5名の同窓生は昔に戻り、話をするうちに心は倉賀野中時代の生徒に甦りました。
屋形船内は掘りごたつ様式で足をテーブルの下に出せ疲れません。お料理は海鮮や天ぷらがたくさん出て食べきれないほど。飲み物は飲み放題。私はビールを中心に楽しみました。
いよいよ出航。2時間半の遊覧の旅の始まりです。屋形船は想像してたより速度が速く、推定20~30Kほどです。水面がピチャピチャと音を立てながら、かなり速く後方へと動いています。室内の周囲は窓ガラスになっており、空調もあり快適です。景色は良く、川幅は次第に広く遠ざかります。屋上に上るとまさにパノラマ。
コースは江戸川から川幅が広くなった東京湾入り口へ。大型観覧車も目に入ります。舟の進行により、建物の景色は次第に遠ざかります。
驚いたことにディズニーランドが見えるのです。娘のMarie Persimmon Marshが好きなところで、すでに数回行ってるようです。
彼女が喜ぶと思い、早速、海上から見たディズニーランドを携帯で撮りメールを送りました。仕事中だったようですが、「羨ましいな」と返信がきました。
このように海側から見ると新たな感覚で陸地を捉えることができます。この時、私は以前に体験した「海から見る日本列島の旅」を思い出しました。夕刻に横浜を出航。翌日午前に大分港に着く船旅です。16時間ほどの船旅は太平洋側から紀伊半島、室戸岬、足摺岬を眺めたものです。
何事も角度を変えると新たなことが目に入ったり、新たな感覚、新たな見方ができたり、新たな考えが浮かぶことは知ってましたが、やはり、自分が位置を変えることで、同じことでも新発見に繋がると思ってます。
屋形船での同窓会は楽しさが満喫できました。それは平素の宴会と異なり、周囲の景色がどんどん移り変わるからです。例えば、他の屋形船とすれ違ったり、多くの水上バイクが気持ちよさそうに轟音とともに走り過ぎます。また、大きな橋の下を何度もくぐることは平素ではありえないことです。
倉賀野中学校を卒業した私たちの同学年は200名弱でしたが、それを思うと今回の参加者15名はほんの一部です。すでに10名以上が他界し、私の知る限り、先生方もご存命の方は2名となりました。
卒業以来いつの間にか年月が経過し、幹事さんの計画により、このように江戸川の屋形船で同級会が開けたことは楽しさの極みで夢のようです。今後も、ユニークな企画を考え再会を誓いました。
最近のコメント