カテゴリー「経済・政治・国際」の16件の記事

2012年12月17日 (月)

自民党圧勝で期待される円安・株高

P1020941 【群馬県・赤城山小沼】

 議席数に差が出るのが小選挙区制の特徴であlり、我が群馬県でも選挙区5議席すべてを自民党が独占しました。

 これは全国的に共通する追い風、向い風による現象で、今回の衆院選では自民党が圧倒的勝利を収めました。近々、招集される特別国会で安倍政権が発足する予定です。

 なぜこんなに圧勝したかについては、自民党の選挙戦が功を奏したことがあっても、同時に、有権者は民主党に対する失望感や、第3極では心配との気持ちで、消去法のように自民党を選んだ有権者も多かったのではないでしょうか。

 ところで、安倍政権に期待したいことはいろいろあっても、最優先課題として、長期にわたったデフレ是正、低迷し続けた経済の立て直し、特に国内産業が大打撃を受けてる円高の是正です。

 野田首相が解散宣言した直後から、前倒しのように円安傾向が始まり、選挙直後の為替レートは1ドル84円台を示し、本日の日経平均は前日比で150円ほど値上りし、一時的に9900円前後となりました。1万円が目前です。

 為替レートについては、一時的に米ドル84円のみならず、ユーロが110円台、豪ドルが88円台、レアルが40円台と最近にはない円安傾向を示してます。この調子で、新年は一層円安・株高に向かい、希望の持てる年であることを期待してやみません。

P1020223 【榛名山】

 しかし、自民党は圧勝しても、来夏に参院選があり、これに失敗したら何もなりません。前述の通り、いろんな情勢で結果的に圧勝したことも否めないので、「勝って兜の緒を締めよ」の状況と言えます。

 我が群馬4区では引退した福田康夫元首相の長男・達夫氏が初当選し、祖父の福田赳夫元首相から数えると福田家は3代連続して政界入りです。

 私の印象では今回当選した達夫氏が祖父の福田赳夫氏に風貌が似てるように感じます。日本で初めて祖父・父とで親子2代の総理大臣になりましたが、今回、達夫氏の当選によって、祖父・父に続いて3代目も総理大臣になる可能性はあり、内心、地元はそれを未来に期待してるでしょう。

P1020962 【マユミ】

 本題に戻って、安倍内閣の金融政策に対する期待は大きく、国内産業発展のため、来年3月~4月には1ドル90円台に、日経平均11000円くらいを望んでやみません。

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2010年9月 9日 (木)

両候補の安全保障感覚のぶれを危惧

 民主党代表選は事実上、日本の総理大臣を選ぶ選挙でも、国民には選挙権がありません。

 小沢氏は普天間飛行場移設問題で「沖縄がどうしても反対なら進まない」と新たな移設先を模索するような可能性を否定しない。こうした発言は米側の不信を招き、鳩山前首相の迷走を再現させるものであろう。

 一方、菅首相も歯切れ悪く、「普天間以外で沖縄の負担軽減を進める中で、いろいろの理解を得られないか」と語るだけでリーダーシップをとって普天間移設をやり抜く決意が感じられない。

 このような中途半端な姿勢では米国とも、沖縄とも、関係改善を図るのは難しいと考えられる。

 小沢氏の発言で深く記憶に残ることは「米国の極東での存在は米海軍第7艦隊で十分」というもので、現在も考えは変わらぬようである。

 このような「在日米軍の陸空軍と海兵隊の役割を否定するような発言」は日米同盟の根幹を揺るがしかねないことで、氏の安全保障感覚に危惧を覚える。

 首相が代わるたびに日本の安全保障が変わる可能性があり、今後の日本国民の生命と財産が非常に危うい。日本が国際社会で信用を維持するためには、国のリーダーが代わっても、安全保障政策を継承しなくてはならない。

 近年の東アジア情勢について、中国、北朝鮮、韓国、台湾、東南アジア諸国の軍事的な備えは強化の方向といわれる。

 日本のリーダーがぼんやりしていると、日本は国家としての信用や国力が落ちていく。

 ところで、明治政府が1895年に日本の領土に編入して以来、いかなる国も異議を唱えてこなかった尖閣諸島は、1951年に調印したサンフランシスコ平和条約でも、日本が放棄した領土に含まれていない。

 中国や台湾が領有権を主張し始めたのは尖閣列島近海に石油や天然ガスが埋蔵されてることが明らかになった1970年代からのことである。

 今回、尖閣諸島沖での衝突事件では、当時100隻以上の中国漁船が違法操業してたとのこと。

 この事件について私は鳩山前首相の発言が災いしてるように思えてならない。

 彼は今年5月の全国知事会で日本の領土である尖閣諸島について触れ、「帰属問題は日本と中国の当事者同士でしっかり議論して結論を見出してもらいたい。」と語ったのである。これでは尖閣諸島が日中どちらの領土であるか首相が知らないかのごとくである。

 翌日、岡田外相が「この発言を不適切なもの」として打ち消したものの、今や日本の首相の発言は世界へ同時に報道される時代。このように尖閣諸島への執着に薄い鳩山前首相の発言が中国側には印象深く耳に残ったと推測できる。

 今回の衝突事件は鳩山前首相の失言が災いしてるとも考えられる。

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2010年7月 4日 (日)

争点がかすんでる参院選・・取巻く脅威を直視せよ

 1週間後に迫った参院選は議員半数の任期満了による定期的な選挙のためか、解散による衆院選とは異なり、各党による争点がかすんでいるように思える。

 街頭演説も天下分け目の決戦とは程遠い感じで、強いて言えば菅首相が突如提起した消費税率引き上げが注目されてる。

 しかし、野党は「子ども手当のための財源」と批判したり、「大企業減税の穴埋め」と批判する程度で、政策課題に於いて足並みがそろわず、野党各党が重点的に訴えることはそれぞれ異なっている。

 2ヶ月前は普天間問題・徳之島問題で揺れに揺れ、しばらくは前首相が「最低でも県外」を言い続けたが、米国との合意により、方針が自民党と同じ辺野古へとUターンになっている。

 なぜ、このような危機的問題が今回の参院選の争点から離れ、消費税にすり替えられたのか。これは菅首相の作戦か。  ある調査で、日本は世界で3番目に平和な国との見方がされていても、子々孫々の未来における脅威はそんな甘くはない。周辺国との摩擦はますます緊迫度を増すと考えられる。

 すでに日本上空を通過したことのある北朝鮮の核ミサイル開発や中国の軍備増強はもとより、特に、突如起こりうる国際テロ脅威を一刻も忘れてはならない現実がある。

 安全保障とは日本としてどう対処するかであるから与野党の垣根を越え、危機を直視する共通認識をもち、選挙を通じてもっと活発な論議が必要と思われる。  今年5月に憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行されたのに、民主党の公約から憲法論議が回避されてるのは何ともチグハグである。安全保障を論じる際に、この問題は欠かせない論議だ。

 日米同盟を強化し、我が国が国際社会の一員として責務を着実に果たすという方向は欠くべからざることと考える。

 内政では、もっと重大に扱われるべきは現在の不況からの脱出・雇用促進、経済成長戦略は言うまでもないことだ。

 また、近年、取りざたされてきた全国ダム問題の象徴となってる群馬県・八ッ場ダムの争点がかすんでるのは地元県民として情けない。(写真は完成近い二号橋)

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2010年3月29日 (月)

驚き!・・・閣僚同士がテレビで口論

 元々、主張の異なる人たちの寄り集まりである連立内閣は、ここへ来て閣僚間によるドタバタ劇が目につきます。閣僚同士がまちまちなことを言い、足並みが揃ってません。首相のリーダーシップはどこにあるのでしょう。

 28日(日)午前のテレビによる政治討論番組には驚きました。  亀井郵政改革相と菅副総理が「言った」「言わない」と激しい水掛け論を繰り広げました。このシーンを見た多くの国民は今の内閣に唖然とし、連立政権もいよいよ崩壊寸前と感じたかもしれません。

 現行のペイオフ制度に絡んで、亀井氏がゆうちょ銀行の預入限度額を現行の1000万円から2000万円に引き上げる「最終案」について「総理は了解し、菅さんにも、小沢幹事長にも申し上げた」と述べると、菅氏は「数字は聞いていない」と否定。すかさず亀井氏は「私が数字の話をしないと思うか」と憤然と反論したのです。

 閣内で討論することは多いに結構であっても、全国民が見ているテレビで閣僚同士の口論が生放送され、「日本の指導者たちがこんな状態で日本は大丈夫か」「連立政権崩壊もカウントダウンか」と多くの人は感じたのではないでしょうか。

 民と間で預入限度額に差がつけば、特に高齢者の預金がゆうちょ銀行流れることは明白です。地方の信用金庫や信用組合は死活問題で、これらが危なくなれば預金は一層、ゆうちょ銀行に流れるでしょう。

 元々、無理があり閣内不一致は今に始まったことではなくても、国民の前で閣僚は統一してなければ、内閣としてシステムが機能してないことになります。

  それにもまして、普天間問題は「現行案のシュワブ沿岸」を求める米国と、「県外移設に固執」する社民党の大きな隔たりです。

 「シュワブ陸上案」と「ホワイトビーチ沖案」は過去に日米両政府が検討済みで、安全性や機能上から、これを断念した経緯があります。国家間の取り決めを一方的に日本側が破棄することは、しこりを残し、子々孫々のためプラスはないでしょう。

 鳩山首相の発言の中には「どこかに代替施設が完成した後も普天間飛行場を閉鎖せず、有事の際には使用する可能性」に言及した点は聞き捨てならぬことです。

 私たちが今一番恐れていることは、解決の糸口が見つからず、結局、普天間飛行場が現行のままこれからも長期間、固定化されてしまう可能性です。

 安全性と機能上から日米の現行案を推進し、市街地にある危険この上ない普天間飛行場の完全な返還を実現しなくてはなりません。そして跡地を地域振興に取り組むことこそ政府の課題です。 5月までに米国も社民党も賛成する場所が見つかるでしょうか。

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2010年1月 4日 (月)

修復すべき日米協調の乱れ

 今年は日米安保条約改定50周年という歴史的な年です。新たな年を迎えても日本を取り巻く軍事情勢は予断を許さない現実にあるといえます。

 結局、普天間飛行場の移転問題は新政権による着地点が定まらないまま年を越しました。特に、この問題における日本政府の決断のあまりの遅さに米国政府はしびれを切らしていると伝えられます。

 「いつになるのか、どこになるのか見当がつかない」と認識した米国は、現実の厳しい軍事情勢を鑑み、1月10日から普天間飛行場の滑走路の改修を決断したと報じられてます。

 一刻の猶予も許さない東アジアの軍事情勢にあって、のんびりと行う代替施設の建設を待てないのです。極東の厳しい軍事情勢を認識する米国とは異なり、わが国を取り巻く脅威について新政権の認識は甘過ぎるのかもしれません。

 沖縄県に駐留する海兵隊によると、2014年の普天間基地返還を見越して改修工事を先送りにしてきたが、代替施設の建設が予期したよりずっと遅くなったことに「これ以上、待てない」という説明らしい。改修工事実施は米国の強い反発の表れと考えられます。

 この改修工事の意味するところは、定期的な保守整備としながらも、【普天間の固定化を示唆する動き】と受け取ることもできます。

 これから行われる市長選・知事選で移転問題はますます先送りになることを米国は予知してるのでしょう。米国政府にとって市長選、知事選など、もう眼中にないのです。注視すべきは危険極まりない極東アジアの軍事的脅威なのです。

 ところで、日本を射程内とする各種の中距離ミサイルの脅威に晒されてることは、国民の目に見えなくとも、これが現実である以上、新政権は社民党を説得し、昨年末までに解決すべきであったと思う。子々孫々の平和のため、国家の安全保障には譲ってはならないものがある筈です。

 それにしても、新たな移転先を選ぶと言っても、5月までの新提案とは如何なるものでしょうか。【抑止力の観点から基地の位置は最重要】と考える米政府の反発は収まるでしょうか。 

 まずは、日米首脳同士が会えない現況を早急に元に戻すべきと思う。

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2009年12月12日 (土)

危機的な日米関係の最中、国家主席とツーショット

 民主党国会議員143人を含む総勢600人による中国訪問の映像がテレビニュースに流れてます。先の衆院選で当選した新人議員も含まれ、中でも目に映った光景は胡錦濤国家主席と握手して次々とツーショットに納まる姿です。

 帰国後、この写真をどう使うのでしょうか。もし、選挙事務所内に大きく掲げるのであれば、地元にはまるで国家主席と二人だけで会談してきたかのような印象を与えるでしょう。

 現実に、このような大勢での訪問では時間的に国家主席と口を利ける機会もまずあり得ないと考えられます。外国訪問による政党間の交流は、原則的に少人数で実務的に行わなければ形式的に終わるでしょう。

 それにしても北京空港から、黒塗りの長いリムジンに乗り込む幹事長とは対称的に、多くのバスに分乗して後を追うように天安門方面に向かう議員たちの姿に、まるで平成の遣隋使・遣唐使のような印象を持った方も多かったのではないでしょうか。

 現在、日中両国に存在する懸案は未解決のままである「冷凍ギョーザ事件」を始め、最近では東シナ海にある「白樺」ガス田は一方的な掘削開始の態勢にあると報じられてます。この他、両国には歴史認識など複雑な問題が多数存在し、中でも増強しつつあるといわれる軍事力は懸念されるものです。

 もちろん、国家間の政治家同士による交流が活発となる意義は大きく、民間外交も含め、日中友好の深化は未来永劫に続くことが強く望まれます。

 ところで、このブログのカテゴリー「上毛新聞に連載」に示す通り、拙い経験では私は以前に中国内モンゴルへ単独で行き、鳩を通じて民間交流してきたことがあります。へたな中国語も駆使し非常に有意義な旅でした。私の鳩舎から行方不明になっていた鳩が中国内モンゴル集寧(チーニン)で発見され、連絡をいただき招待を受けました。

 万里の長城の下を通過する長距離列車に11時間も乗り現地に到着、我が家で生まれた鳩「中日友好号」に再会でき感激しました。保護していただいてた張さんご一家や地元の副知事さんたちと交流でき、1羽の鳩がまさに「平和の使者」になったことがあります。写真の鳩が日本海を渡り、万里の長城を越えた「中日友好号」です。写真は現地で撮影されたもので、足輪には確かに私の住所と氏名が刻んであります。ご覧のようになかなか精悍な姿をしています。

 本題に戻り、今の時期これほど多数の民主党議員が一斉に訪中する必要性があったのでしょうか。時あたかも普天間問題が暗礁に乗り上げ、日米首脳同士が会えない状態にあると報じられてます。

 今回の600名による訪中団が米国首脳陣にはどのように映ったでしょうか。大いに危惧されます。大訪中団は民主党政権の中国寄りを内外に印象付け、対米関係に益はないでしょう。

 新政権にとって今の時期は予算編成が本格化している最中。この大切な時期に多くの民主党議員が一斉に国内にいないようでは、庶民が苦しんでる普天間飛行場の解決は程遠いと思います。

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2009年10月 8日 (木)

明るさが見え始めていた経済が失速か

 ダウ平均株価で見るアメリカ経済は1万ドルを射程内にしたかの如く上昇機運です。一方、日本経済は為替レートが88円台、6月の98円台から約10円もの円高です。最近、Topixは100ポイント近くの下落です。

 3月10日と比較して、日経平均は8月26日の10639円を最高に約3500円も上昇しました。それが現在では10000円を割り、9700~9800円台への下落です。

 明るさが見え始めていたのに、ここへ来てこれ程の下落は一体どういうことでしょう。原因はいろいろあるでしょうが、「政権交代とは無関係」と言い切れるでしょうか。

 ニュースによると、前政権が本年度の1次補正予算で設けた「地域活性化や経済危機対策」を目的とした都道府県や市町村への交付金が、新政権の「例外なき見直し」により削減される可能性がでてきたとのことです。

 例えば、本市では交付金が削減された場合、建設以来50年も経過し老朽化した文化の殿堂「群馬音楽センター」の補修や、市民に人気の高い「みさと芝桜公園」の整備などの予算執行が停止し、市民の要望に応じた各種事業が実施できずにいるのです。

 予算執行ができずにいるは全国の都道府県や市町村の自治体で起きており、現在は担当大臣の結論を待っている状態で、自治体の担当者は成り行きに気をもんでいるといわれます。

 1次補正予算はどんな予算も「例外なく見直しの対象」といわれ、各自治体は業者への発注ができずにいるのです。

 このようなことは日本経済にとって大きなマイナス要因となり、丁度10月1日に10000円を割った株価低迷はそれを裏付けてるようです。

 自治体が業者へ発注ができずにいるのでは、厳しい雇用情勢にある地域経済はますます悪化です。予算の執行停止を余儀なくされてる地方自治体は今までにない国政との「ねじれ」に困惑です。

 国内の政治情勢は長く続いた政権から、一夜にして勝利を手にした新政権です。しかし、難問は大きく二つ。子供手当など誰でも飛びつくような政策を遂行するための財源確保です。また、肝心要の外交防衛政策では国民の不安を解消できてるとはいえないでしょう。孫子の未来が危険な日本であっては絶対になりません。

 ところで、昨今は定年退職などを機に、熟年離婚が増加傾向と聞きます。長く連れ添った夫婦がある日を境にして、突如、今までとは全く別の生き方になるのです。新世界へ出発です。

 しかし、希望を持って一歩を踏み出た解放感は束の間。一人荒海に投げ出された如くで、まず経済に不安がジワジワ忍び寄り、今より年取る自分を守る人がいなくなる状況は否めないでしょう。

 「別れれば、きっと何かが変わるという漠然たる期待」は船出してみて「抱いていた希望や憧れは得てして失望に変わる」という儚さを併せ持っていることもあります。今の政情はこれに似ているように感じてなりません。

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2009年10月 3日 (土)

八ッ場ダム建設中止に翻弄される地元の苦悩

 群馬県長野原町の住民の方々は、これまで57年間の長い年月、ダム建設か否かの苦悩と犠牲を余儀なくされてきました。ダム建設を前提とし、92年、国との協定書を締結し、代替地へ移転など生活再建に踏み出したところです。

 しかし、今回の政権交代により国から建設中止が表明され、地元の方々はまたもや先の見えない昨今に疲弊しています。

 昭和28年当初は、先祖伝来の慣れ親しんだ古里を水没から守るため、地域を挙げて激しい反対闘争を繰り広げていました。

 しかし、その後、地域住民も反対派、条件付き賛成派、中立派などと考え方が分裂し、親しかった近所の人間関係の悪化など、住民たちは外部には分からないところで、長いこと深刻に悩み続けてきたのです。

 近年、県による生活再建案提示などにより、反対運動は次第に下火になり、地元の方々は祖父母から両親そして自分たちと代々にわたって悩んだ挙句、【下流住民を洪水から守るため】断腸の思いでダム建設合意の判を押し、2001年には補償基準が決定し、水没地区340世帯のうち、現在では約260世帯の住民が故郷を離れ移転を始めているのです。

 地元住民の方々は「やっとのことで落ち着けると思った矢先」、突如として国から中止表明があり、またもや翻弄される気持ちに、やりきれない思いでいるのです。

 総事業費約4600憶円のうち約7割をすでに支出し、2015年の完成を目指し、ご覧の通り、本日もダム湖を横断する巨大な橋の工事が着々と行われています。

 長野原町に住む知人も、長年、翻弄され続けた苦難の日々の上、やっと建設が決定したのに、またもや今回の政府による中止表明。地元は今や賛成反対の次元でなく、早く落ち着いた平和な故郷を取り戻したい。行き先分からない状況に身のやり場がないと嘆いています。

 ところで、終戦まもなくの昭和22年9月に関東地方を中心に死者行方不明1930人を出した「カスリーン台風」が八ッ場ダム建設計画の起こりと言われます。 「カスリーン台風」は雨台風で群馬県でも死者592人と歴史的な被害となりました。

 これは明治43年8月の大洪水以来といわれます。鏑川の近くに住んでいた私の母は子供のとき、家に洪水が押し寄せ、親に手を引かれ一目散に本家に逃げたと生前良く話してました。この大洪水と時代が一致します。

 近年の地球温暖化に潜む危険性に人類は未経験です。大洪水をもたらす超大型台風が、1世紀に2~3度、日本列島を縦断することは大いにあり得ることで、それは近未来かもしれません。

 近年、利根川水系にいくつかのダムが完成し、下流の土手も昔とは比較にならぬ力を持つとはいえ、安心は保障できません。自然の猛威は時として人間の知恵を超えるものです。大自然の脅威を未然に防ぎ、孫子の命を守るのは国による先見性のみです。

 それにしても、新内閣ができてから1カ月以上も経過してるのに、未だ所信方針演説などが聞かれません。国会が開かれるのが遅すぎるのではないでしょうか。

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2008年9月13日 (土)

リスクが伴なう便利過ぎる生活

 昔は激しい雷雨が襲うと度々停電になり、しかも長い時間でした。私の家は雑貨屋を営んでいたため町の人たちが暗い中、蝋燭(ろうそく)を買いに来たものです。

 この頃は明かりをつける程度でしたから、水力発電により需要を賄っていました。その後、経済発展に伴ない電力需要が急激に高まり、石油、石炭、液化天然ガスなどによる火力発電所が建設され、結果的に大気中へ多量の二酸化炭素を排出したといわれます。

 現在、私たちの生活は冷蔵庫から洗濯機、テレビ、携帯電話に至るまで、あらゆるところに電気が使用され、電気なしには生活が成り立たなくなってます。しかし、心しておかなくてはならないことがあります。

 【今の便利過ぎる生活は大きなリスクの上に成り立ってる】ことを忘れてはならないのです。

 人類が誕生して以来、99%以上の期間は電気のない生活をしてきたのですから、現代人の生活は著しい変貌を遂げてるのです。

 ところで、ますます賄いきれない時代に突入した電力需要は核分裂によるエネルギーで水を蒸気に変え、タービンを回す原子力発電所の建設につながりました。温暖化対策になるといわれる一方、ウランを輸入し、廃棄物処理が必要になります。

 現在、日本の原子力発電所は17ヶ所に55基の原子炉が日本の電力需要の約30パーセントを賄ってるといわれます。建設中や建設予定の発電所、また関連施設は例外なく海岸付近に位置してます。

 ここで心配になるのが活断層による巨大地震の衝撃に耐えられるかどうかです。耐震基準をより厳格にすれば果たして安全につなががるのでしょうか。

 奇しくも昨年の私の誕生日に発生した新潟県中越地震は刈羽原発を襲い、現在でも復旧されず、7基すべてが停止中といわれます。テレビ中継で原発の火災発生が映し出され、いつになっても消火する様子がなく、大丈夫なのかと思ったのは私だけではなかったでしょう。

 友人マイさん翻訳による「月刊フォーブス」に掲載されてる「原発大国に向かうアジアの国々」を拝読すると、多くの国々ではすでに原発が稼動し、建設中を含めると中国78基、インド47基、韓国28基、台湾8基、ベトナム2基、インドネシア4基、タイ4基となっており驚くほかはありません。世界はますます原発建設に向かうようです。安全性こそ求められます。

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2007年12月29日 (土)

夢膨らむ日中関係の春

 以前に我が家へ中国新華社通信の記者が取材に来ました。国際的にあまりにも有名な新聞社ですから、何事かと驚きました。

 私の家から中国内モンゴルまで飛んで行ったレース鳩「中日友好号」についての取材だったのです。「中日友好号」については中国の放送局や新聞社が扱ってくれましたので、この鳩は中国全土で紹介され、私がこの鳩に会いに行ったことも中国の多くの新聞で取り上げてくれました。その後、新華社通信の記者がわざわざ群馬高崎倉賀野まで取材に来られたのです。

 日本で無名の私は中国では「シーツァオホンフーシャン」と呼ばれ、知事クラスの方をはじめ、作家、鳩レース協会の幹部の方々の歓迎を受け、座談会の後、熱烈歓迎60度のお酒で乾杯。お酒の飲み方は鍛えて行ったのですが、この度数にはさすがの私も参りました。私は返礼に中国国歌を歌いました。

 当時、中国語がほとんど分からなくて、家の近くに住む中国の方に教わり、にわか勉強。お陰で「トイレはどこですか」など基本的な言い回しを覚え、夏休みに万里の長城の下にあるトンネルを幾度も潜り抜け、内モンゴルで私のレース鳩に再会、大平原のパオの中で鳩を通じて日中友好をしてきました。

 ところで、ニュース報道により、今回、福田首相が日中首脳会談で胡錦涛国家主席、温家宝首相と会談され、幅広い分野での共通の利益を追求する互恵関係を発展させる認識で一致されたと知りました。これにより日中両国は子々孫々に至るまでの友好が深められるよう願わずにはいられません。

 偶然にも福田首相と私は誕生日が同じ、親子2代にわたる総理でお2人とも私の選挙区です。山積する内外の諸問題解決に向け、国民の幸せに結びつくよう正しい方向へ舵を取ってほしいと切望してやみません。

 日本と中国は考えられないほど遠い昔から行き来があったのでしょう。歴史は詳しくありませんが、5世紀頃から交流が始まり、その頃、私たちが現在使用してる漢字などが入ってきたようです。7世紀の遣隋使、8世紀の遣唐使を始めとして中国から多種の文物が日本へ伝えられ、現在に至る日本文化にどれほど多くの影響がもたらされたか計り知れません。漢字で表記してる私たちの氏名が大昔の交流の賜物と言えるでしょう。

 レース鳩「中日友好号」の足輪には、私の住所氏名を漢字で刻印しておいたので、先方が私の鳩と確認してくださり遥々連絡して下さったのです。レース鳩のお陰で有意義な日中友好ができました。【謝謝】

【写真上は内モンゴルで記念撮影、小生右から4人目、下は群馬高崎倉賀野から内モンゴルまで飛んだ中日友好号、左足に私の住所氏名が付いてます】

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