カテゴリー「ピアノの練習」の9件の記事

2008年4月10日 (木)

愛の逃避行により生まれた名曲

Dscf0053  春は天気が変わりやすく暖かくなったり雨が降ったりします。今日はあいにくの雨。こんな日はショパンの「雨だれ前奏曲」が似合います。

 この曲には不思議なことがあります。それは全曲を通して低音部にラが半音下がった音が規則正しく響き、雨だれを表現してます。一般的に自然界の音はラの音に近いといわれ、ショパンはそれを更に半音下げていっそう憂鬱な雨の音らしくしたのでしょう。その雨足のリズムに乗って高音部は比類なき甘く哀しい旋律を奏でます。

Dscf0061  ところで、母の国ポーランドで生まれたショパンは20才頃、父の国フランスに渡り、39年の生涯を祖国ポーランドに帰ることがなかったといわれます。それは祖国が戦争に巻き込まれていたからと考えられます。有名な練習曲「革命」はワルシャワ陥落の報に接し、絶望のあまり、祖国に対する愛国心から作曲したと伝えられています。

Dscf0046 ショパンはパリのサロンでピアノ演奏してましたが、そのとき彼の名演奏に惹かれたのがフランス女流作家ジョルル・サンドでした。二人は急激に接近し愛を誓うようになったようです。

 華やかなフランス社交界のゴシップに耐えられない二人はついに地中海に浮かぶスペイン領マジョルカ島へ愛の逃避行となり、一冬を温暖な地で幸せに過ごし、滞在中に生まれたのが24のプレリュード(前奏曲)で、その第15曲目が「雨だれ前奏曲」です。

 ある日のこと、恋人サンドが外出中に豪雨となり、ショパンはサンドの身に何か起こったのではないかと不安になり、強い雨足の中、いつまでも帰らぬ彼女を案じ、心配でたまらない気持ちを音楽で表現したのでしょう。全曲にわたって彼女を案じる気持ちがこれでもかと滲み出ています。そして、ついに帰ってきたのです。

 曲の形式はABAの三部形式。特にBの部分は激しい雨の中、暗くなってもなかなか帰らぬサンドへの心配な想い。それは危険な道を一人歩くサンドの足取りのように表現されてます。再現部のAは彼女がやっと帰ってきたショパンのこの上ない安堵のようです。

Dscf0058  偉大な芸術は愛から生まれると聞きますが、この「雨だれ前奏曲」はまさにそのように思われてなりません。

 きっと愛のない芸術などないのでしょう。

 サロンでのショパンの名演奏にサンドが胸を打たれたように、までいかなくても、、私の弾く「雨だれ前奏曲」を聴いて、心に幸を感じてくれる方が現われるでしょうか。

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2007年12月13日 (木)

嬉しい遺作ノクターン№21楽譜発見

Dscf0302  「蔵人」のマスターの素晴らしさは、客のお気に入りを頭にインプットしていて、リクウェストしなくてもその音楽が自然と流れてくるのです。しかも、スピーカーは左右合わせて約500万円という代物。奥ゆかしい音質この上もありません。

 英国紅茶をいただきながら「蔵人」で、すでに20回ほど聴いたと思われるその曲は「遺作ノクターンハ短調」。なぜか私の今の心境にぴったり融合し、ショパンは人間誰しも孤独感があっても、素晴らしい音楽にはいくらでも触れられ、湧きいずる泉のごとく明るい気持ちが生まれ出ることを啓示してるかのようです。

 音楽は、ショパンの死後出版され、心の内面を余すとこなく歌い上げる遺書のような味わい。それにしても美しすぎて、一日中聴いていても気持ちはその度に新たになる神秘性。

Dscf0300  ついに自分でも弾きたい衝動に駆られ、楽譜をあちこちの楽器店で探しても、ノクターン集には掲載されてません。ところが、最近になってやっと見つかりました。それはショパンピアノ遺作集にあったのです。音楽は幾度となく聴いているのに楽譜がないというジレンマに陥いても、執拗に捜し求め、ついに発見。目の前に世界が開けました。

 しかし、現実は厳しく、見てすぐに弾けるものではありません。音楽を知ってるのに指の動きはままならない。2ページの曲は、こつこつ練習しかないのです。しかも、ショパン独特の作風により、左手と右手の音符が数的に対応しないかけ合い。ショパンらしいフレーズとフレーズをつなげる詩的霊感の最たる部分は2人の自分がいないと弾けないと思われるほどリズムへの対処が難しい。

Dscf0303  それであっても練習回数によって自らの両腕を信じ、時間がかかっても弾けるようになるまでの練習しかない。

 現在の心境はどん底でも、偉大な作曲家による後世への遺産だから、それに応えなくてはならない気持ちで弾いてみたい。

 無理と思えた「テンペスト」1楽章や「遺作ノクターン嬰ハ短調」もいつの間にか人前で弾けるようになりました。運良く出会えたこの遺作作品に年末年始はとことん向き合ってみたい。その間だけでも孤独感は薄らぐであろう。来春には友人たちに聴いていただけることを夢見て毎日ピアノに向かおう。

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2007年10月24日 (水)

男性の弾く「乙女の祈り」も乙なもの

Dscf0010  人前で正式に行動することはいつになっても緊張するものです。結婚式や葬儀、職場など大勢の人前でのスピーチ、音楽会での楽器演奏、また大事なスポーツの試合などです。特にスピーチやピアノ演奏は一人なので、日頃の精神的な鍛錬がものをいうように思います。

 しかし、何の道でも大家となれば、あるいは緊張を楽しみ、それを与えられたラッキーな場面と捉え、逆に聴衆を手玉に取るところまで自己表現できるのでしょう。

 あと3日後に迫った私の「ピアノ発表会」。殆ど弾ける曲であっても、練習なのに弾いてる途中、あれっと思い、特に左手に迷いが生じる時があるのです。いつも弾けてるのに瞬間的に分からなくなるのです。音楽は時間と共に進むので、さあ大変。

 例えば「乙女の祈り」など乙女の経験がない私が弾くのですから、もしかして中性的な、とんでもない「乙女の祈り」になったらどうするのかと余分なことまで考えてしまいます。しかし、男の弾く「乙女の祈り」もあるいは男性から見た「理想の乙女」を表現できるチャンスでもあると考えると気が楽になり、ぜひ、女性に聴いてほしいという気持ちにもなります。

 ピアノ演奏では、まず楽譜通りに弾けることが基本でしょう。でも楽譜通りに弾ければいいというものではないと思います。本の朗読と同様、正しく読んでも棒読みでは聞き手に心が伝わりません。間をつけたり、抑揚をつけたり、登場人物がそこで話してるように朗読してこそ、聞き手がその世界へ引き込まれるのでしょう。

 今回のプログラムでは「月光の曲」など短調の曲が多いので、聴き手の目に潤いが感じられる所まで持って行けたらいいのですが、どうでしょう。あまり高望みはしません。

Dscf0012  一般論として、音楽は文学、絵画などに比較して抽象的な芸術といわれます。しかし、私は思います。悲しいことにかけては音楽は言葉以上に感傷的で具体性を持ってると感じます。

 世界では毎日5千人もの幼児が亡くなるといわれます。「悲愴ソナタ」では「愛しの我が子を病や戦争、飢餓で失った若い母親の嘆き」を思い、平和の尊さを表現できればと思います。

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2007年10月20日 (土)

Persimmon Marsh's Piano recital

Dscf0004  10月27日(土)に午後2時から拙宅で行う、ホームコンサート「秋のピアノ発表会」プログラムは下記の通りです。   

                                                        

★開幕の音楽はモーツアルトKV331のテーマ

★サラバンドと変奏             ヘンデル作曲

★月光の曲                 ベートーベン作曲

★悲愴ソナタ第2楽章           ベートーベン作曲

                 【ティータイム】    

★ノクターン「遺作」嬰ハ短調       ショパン作曲

★ノクターン第1番変ロ短調        ショパン作曲 

★乙女の祈り                バダル・ジェフスカ作曲

Dscf0003  演奏者はカッキーです。曲目の説明についてはそれぞれ演奏前に簡単に行ないます。ティータイムは別室で20分程度とります。お茶菓子があり楽しい歓談の時間です。

 音楽は何度弾いても同じ演奏にはなりません。今回の私の目標は快い音色・響きに重点をおくつもりです。また、音と音が切れないよう歌のように弾きたいと思ってます。

 すべての曲についていい演奏を心がけますが、特に「月光の曲」と「ノクターン1番」では気持ちを込めて演奏したいと思います。果たして聴く方に心が伝わるでしょうか。

 倉賀野及びお近くで来られる方はお待ちしてます。郵便局の裏で屋根に鳩が2羽止まってる家です。無料です。

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2007年9月29日 (土)

いつまでも色あせないノクターン1番

Dscf1102_2  涼しい秋になったのでピアノ練習に集中したいのですが、人間の心は脆いもの、しっかりした目標を掲げないと続きません。

 若い頃からの感激が今でも変わらず、その魅力を訴えつづけるのは標題のノクターン1番です。めずらしく4分の6拍子で作曲されてます。

 作曲家ショパンは母の国ポーランドで生誕し、戦争のため祖国を追われ、父の国フランスへ逃れる20歳の頃の作品と伝えられています。生死分ける戦雲漂う中、どうしてこのような安息、静寂、そして甘味な音楽が創造できたのでしょう。あるいは不本意な現実の世界から、あるべき理想の人間の精神を希求したのでしょうか。音楽を聴くと美しさのほかに神秘性まで漂ってます。

Dscf1147_2  曲は変ロ短調のためフラットが5個付いてます。左手はオクターブを越えた分散和音で成り立ち、弾き手を悩ます動きとなってます。しかし、これこそショパン独特の伴奏法なのでしょう。指の他に腕の動きもスムースにする必要があります。

Dscf1146_2 一方、黒鍵を多く弾くことは慣れれば楽のこともあります。これは私たちの人差し指、中指、薬指が長いためです。ご存知の通り、 「猫ふんじゃった」はすべて白鍵でも弾けますが、多くの方は黒鍵で弾きますね。このように黒鍵の方が楽なこともあります。また、黒鍵はいく分か温かみのある音色に感じます。

 「ピアノの詩人」と称されるショパンは優雅な旋律に多くの装飾音を加え、それを「イタリアオペラのアリア風に歌わせる」という、それまでにない技法を用いてまDscf1144_2す。ここにショパンの青春の感傷的な面が窺えるようで、旋律は格段と洗練され高雅で詩的なものとなってるのでしょう。

 秋のピアノコンサートではお客さんにノクターン1番の魅力を余すところなく味わっていただくため、しっかり練習しなくてはなりません。

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2007年8月10日 (金)

鉢巻きしてピアノの練習

Dscf0714  ピアノにおいても、大相撲の夏巡業のように暑い夏の期間、練習にどれだけ専念できたかが、秋に成果が出るように思います。ある程度たくさんの時間を弾くことにより、指や腕の感覚がより確実になり、本番でその効果が現れることを信じて練習したいものです。

 10月にピアノによるホームコンサートを開きます。一度弾いた曲もプログラムに入れて行います。このような曲はより音色や表現に磨きをかけなければなりません。

Dscf0940  私は大きくポンポン音を出す演奏より、歌のように「しっかり伸ばし、しみじみとした音」を追求したいのです。速い難曲を克服し弾けるようになると達成感があるので1曲はいいと思います。これは技術を見てもらうことにもなり、プログラム構成上のスパイスとして必要で、お客様には視覚からも楽しんでいただけます。

Dscf0942  しかし、私はあくまで味わい深い音色第一主義に徹したいのです。以前にも書きましたが、ピアノでは鍵盤へのタッチこそ生命と考えられるので、腕の重さを利用したり、力を抜いたり、腕の反動などはポイントと思っています。一生懸命弾くと、どうしても大きな音になりやすいので、演奏中しっかりした判断が求められます。

 秋のコンサートでは小さな音、長い音も多めに入れ、一つの楽曲でもポイントの音以外は音量を落とし、ピアノという楽器の本来の名である「ピアノファルテ」という名に恥じぬよう表現に幅をもたせたいのですが、どうなることでしょう。

 暑い夏の午後は鉢巻きして練習すると汗が顔にかからないし、何よりも気持ちが引き締まります。

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2007年7月29日 (日)

「遺作ノクターン」が訴えるもの

Dscf0893  芸術家が生前、公表のチャンスを逸した著作物や未発表のままであった作品が死後、世に出ることはしばしばあるようです。有名な未完成交響曲もシューベルトが亡くなって37年後に楽譜が発見され、初めて演奏に至ったと伝えられます。シューベルトの人生が僅かに31年であったことを考えると、ずいぶん後で発見されたことになります。

 後世に残るという点から考えると、作品を作る分野であれば、建築を始めとして著述、文学作品、絵画、彫刻、書などは残ります。レース鳩のように系統が確立できれば、目に見えないことであっても、確立者の名が後世に残り、その系統の子孫が長距離レースで活躍します。

 音楽では何と言っても作曲家でしょう。演奏家は素晴らしい音楽を奏でても音は瞬時に消えていきます。二度と同じ演奏はないです。高齢になると体力の衰えから演奏が次第に困難になってきます。

 近年、日本でも著名な作曲家が相次いで亡くなりました。きっと未発表の作品が眠っていると考えられます。本人はこの世を去っても作品が残り、後世の人々へ伝わっていくとは誠に素晴らしいこととで遺作となります。

Dscf0896  楽譜は私のテーマの一曲でもあります「遺作ノクターン」です。作曲家ショパンも39歳の若さで世を去り、作品の数は考えられぬほどたくさんです。この曲は晩年に作曲され、ついに発表のチャンスを逸してしまったようです。生前、演奏会でこの曲を聴くチャンスに恵まれず、結果的に死後、発表の形となったのでしょう。

 聴いてみても、弾いてみても誠に訴えてくるものがあります。これでもかと悲しく美しい旋律はもとより、オクターブを越えた独特のアルページョ伴奏を聴くと、このような深みのある音をどのようにして発見したのか、驚きの他はありません。

 私のような凡人は生きてた証として、いったい後世に何を残せるだろうか。

 私にできることは、「娘たちに健康で充実した人生を送る方法を拙い経験から伝えること」かもしれない。

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2007年7月24日 (火)

腕の重さを測ったことがありますか。

Dscf0615_1  17歳からピアノを始めました。それまではバスケットに夢中でした。お陰で背が伸びました。ピアノを始めてからはずっと弾いてます。ご存知のようにピアノ曲には難易度としてグレードがあります。私は細かくて速い曲は得意でないこともあり、あまり弾きません。ピアノの音色をしみじみと味わうことに主眼をおいてます。

 ホームコンサートでお客様に聴いていただいてます。多くの方に「ピアノの音色の良さ」を味わってもらいたいのです。ティータイムつきで無料です。

 きれいな音色こそをピアノ演奏の目的にしてますので、どうしたらいい音がでるのか考えるようになりました。たとえミスなく難しい曲が弾けても、音が大きすぎてうるさい感じになったり、聴いて下さる方がリラックスできないのでは目標から逸脱してしまい、美的な音色はどこかに行ってしまいます。

Dscf0854  この遠大な目標はいつになっても会得が難しいです。それは音楽が目で見えないからかもしれません。あくまで脳が感じた美的感性で判断しなくてはなりません。

 私は一般的に右手に多いメロディーを第一主義にしてます。メロディーをしっかり伝えたいのです。左手による伴奏の音量を一段、落とし、可能な限り滑らかにつなげるようにしてます。たとえ左手が個性ある主題のときであっても右手ほど強く弾かないように努めます。しっかり弾きますが、決して大き過ぎないことがいいと思ってます。音楽は「聴き手の心に染みこんでこそ」意味があり、一音一音に、りんごを磨いたとき出るような光沢を持たせたいのです。

 それにはどうしたらよいかは難問です。私は腕の重さを意識して、どのくらいの重さを鍵盤に加重するかではないかと考えるようになりました。音色はタッチが命。この腕がけっこう重たいのです。

 皆さんはご自身の片腕の重さを知ってますか。機会があったら体重計を肩の高さにセットし、力を抜けば測れます。この腕の目方の何割を鍵盤に加重するかはポイントでしょう。すべてを鍵盤にかけることはないのです。常に肘から前を少し持ち上げてコントロールする感じになります。一般的には右手は多めにかけてます。

 また、スタカート以外では鍵盤と指の間に隙間を作らないようにしてます。鍵盤から指を離しても、またすぐ鍵盤を弾くのですから、動きが余計に忙しくなったりミスしやすいです。時々大きな音もアクセントとして必要です。この時は、鍵盤の上においた指のバネで反動として弾くといいように思います。指揮者の跳ね上げのようです。

 ショパン作曲「ノクターン1番」は私のテーマ曲です。今までに機会あるごとに弾きました。中でも脳裏に焼きついてるのは、父の葬儀で演奏したことです。

 ショパンの音楽は言葉より悲しみが伝わるようです。

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2007年5月19日 (土)

「テンペスト」の魅力

 Dscf0714 日本は江戸時代であった1802年に作曲された「テンペスト」の1楽章を聴くと、音楽であるのに音楽を聴いてることを忘れさせてくれるような錯覚に陥ります。この作品は人間の悲しさや陰鬱、この世の無常を極めて具体的に感情表現しているように思えてなりません。

 聴けば聴くほど味が出るところに作品の魅力があるのでしょう。ベートーベンは健康状態について、また、愛の苦しみや悲しみが創作の源になってるのでしょうか、激しい感情の起伏と解決のない不安、ときに垣間見る陽の光、再び厳しい現実の世界へと陰鬱さはつづきます。

 それでも、どこまでも安堵と平安を求め理想を追求していくところに彼の創造性の極みがあるように感じます。「苦悩~克服~歓喜に至る」一連の楽想の流れは第九に典型されますが、この「テンペスト」を鑑賞してもそれに勝るとも劣らない感銘です。

 Dscf0712_1この曲に挑戦しようと思い立ったのは2年程前で、通勤途上、よく車の中で聴いてました。楽譜を見ると右手に三連音符の長い連続があるのです。これを弾くのは無理か、と弱音が出てしまったこともありましたが、作曲したベートーベンはこれとは比較にならぬ程の創作力であるのだと言い聞かせながら鍵盤に向かいました。

 今ではとうにか弾けるようになりましたが、まだまだ人前で納得した弾き方は出来ません。これからもこの類稀な作品に感謝しつつ練習を続けたい。

 このテーマを書込みしていましたら、横殴りの雨の中、雷を伴った雹が降って来ました。まさに「テンベスト」か!

 

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