カテゴリー「地球」の5件の記事

2013年6月27日 (木)

ドレーク海峡の不思議

Photo_2  【Earth viewより転記】Click please!

 世界地図を見て、日本の対蹠点=antipodesに近い南アメリカ大陸の最南端ホーン岬と、南極半島の最先端は同じように弓なりの地形を成し、西から何かに押され、東へ引っ張られてるように感じてましたが、最近、海底地図を見て、その成り立ちがより不思議に思えるようになりました。

 この海峡の幅は800Km程といわれます。イギリス航海士ドレーク=S. F. Drakeの名に由来し、1914年完成のパナマ運河開通まで太平洋と大西洋を結ぶ重要な航路であり、世界一幅の広い海峡といわれます。

 ここドレーク海峡は南緯60度付近であることから、南極圏=南緯66°33′39″より少し北に位置し、相当に寒冷で今は真冬であることから、海氷が辿り着くといわれます。有名なマゼラン海峡はドレーク海峡より少し北になります。

 海底地図では、ドレーク海峡の海底は太平洋から大西洋へ押し出されてるように見え、その最先端は浮き上がったように、しかも、弧を描くように散在する小島が数個存在し、これらはサウスサンドイッチ諸島と呼ばれ、その名の通り、太平洋プレートと大西洋プレートに挟まれてるように見え、島々は火山といわれます。

 何千万年、何億年、何十億年前という遠い先史時代の地殻変動によってか、あるいは長期にわたる激しい海流の流れによって、このような陸の地形や海底になったのでしょうか。

Tharpmaplarge 【World Ocean floorより転記】Click please!

 ところで、私たちは海底を見ることができませんが、現在は海底の様子がほぼ分かってるようです。世界の海底の山脈・いわゆる海嶺は、特に大西洋では南北アメリカ大陸に沿って、同時にヨーロッパやアフリカ大陸に平行するように走っており、それはインド洋から太平洋につながってる海底の不思議な山脈です。

 南太平洋で一部ずれてるところが見られます。現代の大陸の生い立ちや、比較的近いことからドレーク海峡の成り立ちに関係してるのでしょうか。

Photo_2 【京都市情報館より転記】

 近年、話題になってる「南海トラフ」の構造も海底地図で理解しやすいです。大地震と海底は大きく関係するので、日本を取り巻く海底地形を知ることは「私たちが住んでる本当の位置」を理解する一歩と言えます。南海トラフは高く長い崖のように見えます。

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2013年6月 6日 (木)

夏至の日に南極大陸はすべて夜ではない

Photo 【友人Samuel Toddさんが水沢山で撮影した今年の初日の出】

 地球が秒速29Kほどの速さで公転軌道上を、北極星側から見て、反時計回りに移動してる日本時間6月21日14時04分の瞬間が夏至と計算されており、この瞬間に太陽黄経は春分から丁度90度になります。

 夏至の日は日本では梅雨の最中にあり、昼の長さが1年で最長であることが実感しにくい面があっても、群馬県前橋市の6月21日夏至の日の入時刻である19時05分から、日の出時刻4時26分を差し引くと昼の長さは14時間39分です。これは1日の61%が昼で、39%が夜です。

 ところが、1年のうちで最も早い日の出時刻、及び最も遅い日の入り時刻は夏至の日ではなく、それぞれ夏至から4~5日ずれてます。

 夏至の日の前橋市の日の出は4時26分で、6月9日~6月17日までの日の出は4時25分と1分早いです。日の出に関しては、夏至より数日前の方が早いです。

 一方、夏至の日の入は19時05分で、6月25日~7月2日までの日の入は19時06分と夏至の日より1分遅いです。日の入りに関しては、夏至を過ぎてから更に遅くなります。

Photo_2 【Earth Viewより転記】本日の日本の日出・Click please!

 今の時季は北極海を中心に北極圏全体が1日中、昼間であり、北極圏に近い地域では白夜です。一方、この時季の南極圏以南は逆に1日中、夜です。

 しかし、南極大陸でも、尾のように飛び出てる「南極半島」はチリの最南端ホーン岬に近く、今の時季でも太陽の姿が見られると考えられます。それは南極圏=南緯66度33分39秒55(2000年時点)より北に位置するからです。

Photo_3  【6月21日北半球が夏至の日の南極大陸】 

Photo_3 【6月21日北半球が夏至の日の南極大陸】

 地球から見て太陽の高さが変化し、四季が起こるのは地軸が公転軌道面に対して1年中23°26′21″45ほど傾いていることに因り、この傾きは人類が生存してる間は変化しないでしょう。

 しかし、今後、何百万年と天文学的な年数を経ると地軸の角度が変化したり、北極と南極の位置が変化することも起こりうることで、この結果、太陽、月、星座の動きが現在と異なり、気象が大幅に異なると推測します。

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2012年5月28日 (月)

今の時季、北へ行けば行くほど昼が長くなる

Earth_2   【Earth Viewより転記】

 近頃、日の出時刻が早まり、日没時刻が遅くなって昼の時間が大分伸びてます。これについて各地の時刻を調べてみました。

 公転軌道上を毎秒29Kmほどの速度で移動していると考えられる地球は、春分の日の位置を0°とすると、太陽を中心として本日まで67°ほど移動し、夏至まであと23°の位置に差しかかっていると想われます。

 今の時季、地球上では北へ行けば行くほど昼が長くなり、北極点、及び北極点に近い地域では、すでに一日中、太陽が沈まない日が続いていると推測します。

 逆に、南へ行けば行くほど昼が短くなり、南極点、及び南極圏内の南極点に近い地域では一日中、太陽が出ない日々と想われます。

 これは地軸の傾きが、ぶれがあっても、23°26′21″45ほど維持したまま、地球は太陽から約1億5000万km離れた空間を、少々楕円軌道=elliptical orbitを描きながら、北極星側から見て反時計回りに移動していることが理由と想われます。

 ところで、本日5月28日の国内の主な地域の日の出、日の入り時刻、及び昼の長さを調べてみました。

 稚内は日出3時47分、日入19時25分【昼の長さ15時間38分】、

 東京では日出4時28分、日入18時49分【14時間21分】、

 鹿児島では日出5時15分、日入19時16分【14時間01分】、

 石垣島では日出5時56分、日入り19時26分【13時間30分】です。

 稚内と石垣島の昼の長さを比較すると、稚内の方が2時間以上長いです。

 この2つの位置を緯度で比較すると、北極と赤道のちょうど中間にある稚内は北緯45°20′であり、一方の石垣島は北回帰線=the Tropic of Cancerに近く北緯24°20′です。その差は21°あり、これは距離にして実に2500Kmを越えます。

 一方、世界の首都の中で最北端はアイスランドのReykjavicです。ここは北緯64°ほどの位置で、稚内より19°北にあり、稚内より2100kmほど北極点に近いことになります。

 北極圏=the Arctic Circleとは90°から前述の地軸の傾きである23°26′21″45を引いた北緯66°33′38″55にあり、アイスランド共和国の最北端は北極圏に接してます。首都Reykjavicは北極圏のすぐ南です。

 この位置を考えるとReykjavicは今の時季、すでに白夜に近くなってると想われます。因みに、日の出・日の入り計算ソフトによるとReykjavicの本日の日の出は3時30分で日の入りは23時21分で【昼の長さは19時間51分】です。これからは夏至を挟んで、当分の期間、白夜や、それに近い状況が続くと想われます。

Static_image 【写真はレイキャビックの太陽】

 それにしても、いつの日か北極圏に接するアイスランドに行って、天体の動きを観察したいものです。太陽の動きや角度、そして星座の動きを観察できたら、どんなにか楽しいことでしょう。

 おそらく、北極星を挟んで対極に位置する北斗七星とカシオペアが巨大な時計の針のようで頭上に輝くでしょう。一方、オリオン座やシリウスは南の空に低く輝き、特異な姿を呈する「さそり座」は地平線ギリギリか、尾の部分が見えないかもしれません。

 一方、火山国であるアイスランドは地熱発電所=geothermal plantが建設されており、水力発電とともに地球環境を守るエネルギー対策が進んでいるといわれ、原発はなく、これも大変魅力があります。 

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2011年7月11日 (月)

眺めて飽きない日本列島の姿

Satellite_view_of_japan_1999  私たちはこの宇宙空間で生まれ、未来に希望抱いたり、時には喜んだり、あるいは悲しんだり、悩んだりして人生を渡り、先祖から生命と文化のバトンを受け継ぎ、子々孫々へ生命と文化を伝えています。

 私たちが日々活動してるところは宇宙に浮いてる地球の中の、ほんの一部である日本列島の中の、またほんの一部のところです。

 思考したり、創造性のある人間も不思議ですが、地球の動きはこれまた偉容で神秘そのものです。

 今年は例年より早く梅雨が明け、星を見る機会が早まりました。私たちは宇宙船・地球号に乗船してることを、しみじみ認識したいものです。

 午後9時過ぎには夏の大三角形をはじめとして天の川が煌めいても、深夜から日の出前は秋の星座も見え始めてます。現在、太陽と反対側にある星座たちを公転軌道上から夜間に見てることになります。

 地球は推定40億年以上の大昔から、公転軌道上を反時計回りに、幾分か楕円を描きながら秒速約29kmというもの凄いスピードで進んでいます。

 この速さをご存じだったでしょうか。拙いおよその計算でも、1天文単位である約1.5億Km×2×πが公転軌道一周の距離です。これを1年である365日5時間48分46秒で割ると秒速が約29キロメートルになります。この速さは1分間で稚内から鹿児島までの距離を移動してることにほぼ等しいです。

 ところで、前述の【地球の年齢である40億年という時間を感覚的に捉えることができますか。】

 次のように考えると、理解に近づくかもしれません。

 地球一周は約4万kmです。これを㎝の単位にすると40億㎝です。

 つまり、【1年に1㎝進む速さで地球一周するのにかかる時間が 40億年です。】あるいは、およそですが、指の爪が伸びる速さで 地球1周するのに必要な時間が40億年と考えても少しは分かった気がしますね。

 それにしても日本列島は誠にバランスのとれた形を成し、このように思うのは私だけではないでしょう。誠に素晴らしい国です。いくら眺めても飽きません。

 北方四島と南西諸島が対称的な位置に並び、人間に例えても、北海道が頭部を成し、津軽海峡が首に相当し、伊勢湾と若狭湾が魅力的にくびれたウエストを成し、およそメタボとはかけ離れてます。

 能登半島と房総半島が対称的に位置し、向いてる方向が逆でとてもバランスが良いです。四国と九州がそれぞれユニークな形で南から日本列島を支え、紀伊半島が全体の安定感を示しています。伊豆七島と対称を成す佐渡が手のひらをずらしたような形でポイントをつけてます。下北半島もポーズを決めてます。

 私の印象では、日本列島はすべての形に無駄がなく、不足するものもなく、何と言っても、弓なり状のスタイルが抜群の魅力を示しています。

 ところで、衛星写真では南西諸島が一部見えませんが、皆さんの住んでる所も確認できるでしょう。ぜひ、画像をクリックしてみてください。

 このブログを発信してるPersimmon Marsh Loftは画像の真ん中です。関東平野の最も奥まった西端の群馬県高崎市です。これからもブログの発信を頑張りますので、アクセス頂けたら幸甚です。 

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2007年8月 9日 (木)

対蹠点は意外な国

Satellite  地球の反対地点【真後ろ】を対蹠点(たいせきてん)といいます。日本の対蹠点はアルゼンティン沖の大西洋上です。外国の方もそれぞれその国の対蹠点は知ってるようです。

 対蹠点=antipodesは地球の中心点を通っての反対地点のため、おもしろいことに対蹠点での元の国の形は東西南北がすべて逆になります。

 正式な対蹠点を求めるには、例えばA地点が北緯であれば南緯になり、南緯であれば北緯になり、度、分、秒はそのまま同じ数値です。ところが経度については英国グリニッチが東経0度であり、同時に西経0度でもあるので数値はそのまま使えず180度からA地点の経度を引くことになります。そして東経は西経に、西経は東経になります。

 有名なのは南太平洋に浮かぶアンティポーズ諸島です。これは対蹠点という言葉をそのまま地名にしました。イギリスの反対側です。昔の航海で重要地点であったことが窺えます。

 このように、世界の対蹠点を調べると意外な所になったりしておもしろいものです。すぐ調べる方法は右手と左手の指一本で地球儀を両端で持てるところです。実際には多くの対蹠点が海になります。

 皆さんは地球儀や地図をご覧にならないでスペインの対蹠点はどこだと思いますか。ハワイの対蹠点はどこでしょう。また、エジプトの対蹠点はどこでしょう。

Photo  答えはスペインはニュージーランドです。ハワイは南アフリカ共和国です。エジプトはポリネシアのツブァイ諸島です。

 以前にニュージーランドの小学生にこれについて質問したことがあります。彼女が即座にスペインと答えたのは驚きましたが、やはり、どの国でも自国の対蹠点については地球上で最も遠い所という意味があり興味があるようです。

 対蹠点の関係にある2つの国【あるいは地点】では互いに面白いことがあります。それは一方の国【地点】が日の出直後で太陽の半分が出たとき、もう一方の国【地点】では日の入り直前で太陽が半分沈みかけています。同時に太陽を半分づづ見ることになります。

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