カテゴリー「防災」の3件の記事

2008年7月19日 (土)

就寝中の火災から身を守るには

Dscf0074  火災による死者は年間1000名を超え、原因は逃げ遅れがほとんどといわれます。就寝中、発生した火災に気づいたときは、きっと、どうにもならない状況でしょう。私たち人間は熟睡してるとき、果たして、どの程度の焦げ臭さ、火や煙、熱さ、燃える音、苦しさで目が覚めるのでしょう。

 暗闇の中で、突如、このような状況になると、何が何だか分からずパニックとなり、結局、多量の煙を吸って意識を失うと思われます。

 これを防止できるのが住宅用火災警報器です。夜間、就寝中に【火災を素早く知らせる優れもの】で、近年、一般住宅に設置が義務化されました。火災警報器ほど命に直結し、絶体絶命の危機から救ってくれるものはありません。

 ところで、本日、これをテーマら選んだ理由はパンフレットや業者の説明で腑に落ちないことがあります。

 それは火災警報器の設置方法です。煙式と熱式の2種類があり、設置場所は寝室、2階建では階段の上部、廊下など煙式を設置となってます。台所には熱式がよいとのことです。

 実際を想定してみます。夜間、台所付近から火災が発生した場合です。現在の住宅は高気密でドアーもぴったり閉まり、2階で熟睡中、台所の警報器が鳴っても果たして目が覚めるかどうか疑問です。続いて階段の警報器が鳴れば気づくかもしれないが、階段の警報器が鳴ったときは黒煙の上昇のため、もう階段からは降りられません。熱く猛毒な黒煙の中、逃げ場を失います。

 つまり、多くの警報器は【火災を感知してそのままそこで鳴るだけ】です。火災発生と同時に2階の寝室の警報器は鳴らないのです。

 警報器の音はかなり大きいと説明がありますが、お酒でも飲んで2階で熟睡してるとき、あるいは耳の遠い高齢者は気づかず逃げ遅れる可能性が大です。

 この不安を解消するには、【火災発生時に住宅内すべての警報器が同時に鳴るシステム】です。費用がかさんでも命には代えられません。

Dscf0078 Dscf0079  避難路について、2階で寝てる場合、階段の他にもう一つ避難路が必要です。階段から降りられないことを想定し、アルミ製の梯子を【屋内に用意】すべきです。

 千日デパート火災では7階のキャバレーでホステス約70名を含む118名が逃げ場を失い、折り重なるように犠牲となりました。その中で唯1名のホステスが生き長らえたのです。

 さて、問題です。【彼女はどうして九死に一生を得たのでしょう。】

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2007年10月 1日 (月)

夢のような速報

Dscf1159  本日から「緊急地震速報」が始ります。P波【初期微動】とS波【主要動】の「到達速度の違い」を瞬時に利用し速報するものです。

  揺れが来る前に地震を知らせるとは夢のようなことです。

 ところで「緊急地震速報」が流れた時、人々はどのような心理状態になり、どのような行動をとるでしょうか。これは未知数なので回数を積み重ねで効率のよい避難に結び付けたいものです。

 大地震は広範囲にわたり揺れが来ます。震源地に近い地域では速報と揺れに時間差があまりなく、ほとんど同時でしょう。それでも1秒2秒を争う時は速報で助かる場合もある思います。震源地から離れた地域では、この速報がすごい威力を発揮する筈です。

Dscf1152  今までも地震速報がありますと、引き続いて津波の有無が速報されました。これも速くて不思議です。この速報を聞くたびに日本は実にすばらしい国と感心しています。

 以下は避難に対する私の考えです。 

Dscf1149  今までもよく教えらたことですが、地震が起きたら「家の中では机の下に潜りなさい」というのは「家の中にわざわざ自分を閉じ込めてしまう可能性が高く」非常に危険と考えてます。

 「緊急地震速報」は揺れの前に速報してくれるのですから、すばやく逃げるのが正しいと考えます。近年の大地震で死傷した多くの方々は家の中に閉じ込められて犠牲となりました。火災が起こったらどうにもなりません。

 ですから「部屋から出で、どこでもいいから閉じ込められない場所へ移動する」が正しいと思います。家が損壊するまで時間がかかるので一刻を争って逃げるべきです。この時、上から物が落下することがあるので、「上も向いて逃げよう」です。エレベーターでは速報と共に、すぐ外に出ることです。

 科学が発達し、「未然に人間を危機から救うこと」は本来の姿なのでしょう。すべての学問も究極には人類の幸福に寄与する存在でありたいです。

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2007年9月 1日 (土)

立場変われば発言変わる?

Dscf1022  写真はこのブログで人気記事ランキング上位になりました柴犬「ころ」です。裏庭で放し飼いのためか動きは機敏です。毎日、番犬として忠実に仕事をしてくれてます。有難いことに無駄吠えは一切しません。やまさんに会わせてあげたいほどです。

 本日は防災の日。14万人の犠牲者を出したといわれる関東大震災は大正12年の今日9月1日に起こりました。平成19年の現在からはずいぶん昔になり、この大震災を体験した方は少なくなりました。両親の話では群馬でも立っていられないくらい揺れ、夜になると東京方面の空がずっと赤かったと話してました。大正12年は84年前です。人間から見ると昔でも、地球の歴史から見ると、つい先程というのが正しいでしょう。大地震は同じ場所で70~80年を周期として起こると仮定する時、現代はいつ起きても不思議でない時期に来ていると考えられます。

 今年の10月1日からは、大地震が来る直前に気象庁が初期微動P波をキャッチし「緊急地震速報」という画期的な通報が始ると伝えられてます。ここでの10~20秒の避難は生死を分ける時間でしょう。私たちは一刻もすばやくそれに反応する心がけを持つべきです。初期微動P波と主要動S波のほんの短い時間差でも、本格的な揺れが起こる直前に私たちは行動出来るのです。

  このことは、本来「科学は人間生活に寄与するために存在する」という素晴らしいあり方を示しているように思います。

 ところで、以前に留守であった隣の家が火災になりました。その日は用事もなく、たまたまですが、私は学校から早く帰れた日でした。帰ると隣の家の方から煙が来るのです。隣の家は大工さんが来ていて改修中でした。大工さんは木のくずなどをよく燃していたので、その煙かと思いましたが、念のためよく見ると家の軒下からもくもく出てるのです。これは一大事。急いで行くと煙がいっぱいで中が見えません。大工さんはいません。すぐに家に引き返し119番通報。しかし、どうしたことか通じません。とっさに110番に掛けました。やっと繋がりましたら、番地を教えてくださいとのこと。隣の番地など知りません。結局、私の番地を教え隣の家ですと伝えました。

 消防車が来たとき中は大分焦げてました。幸いボヤ程度で済みました。後、5分遅ければ炎が吹き上がったといわれました。

Dscf1016  実は私がこの火災を発見したり、警察に通報したり、その家の方の職場まで電話連絡して知らせたり、できるだけ初期消火をしたことが後に県の監督官庁に知れました。そしたらある官僚は次のように言ったとのことです。

 「なぜ、勤務日の夕刻に、私がそこにいたのか」ということが話題になったとのことです。この話を聞いたとき、私は隣人として懸命にやるべきことを遂行したのに、唖然としました。「人間は自分の置かれた立場でのみ発言する」ということが分かりました。もっと大乗的見地で物事を見てほしかったです。近年、元官僚の先生は亡くなりました。 

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